日本明慧


力を合わせて国内の大学で真相を伝える

 【明慧ネット2004年5月1日】《洪吟(二)》の“正法看”文章で李先生が“漢の時代に大将韓信が天下を取りました 唐の時代に太宗皇帝は領土を広げました 岳飛六郎が中原を守りました 何故でしょう、全ては衆生が法を得る為にありました”。待ちに待った幾万年幾億年の按配はやっとここまで来ました。しかし、周りの多くの人々は未だに自分自身の執着に迷い、邪悪の害毒を受けています。大学の教師を務めている私は多くの人に接する機会がありますが、真相を伝えることは未だに徹底していません。特に授業時に側面から真相について触れますが、生徒達の心に響いたと言う反響はありませんでした。今年の3月に私は教務部からの通達を受け、新たに講座を持つことになりました。私が新しい講座の授業内容で困っているところ、上司に呼ばれました。上司から、新しい講座の授業内容は専門家や企業家を招き座談会を催す方式や、生徒達に社会調査をさせるような実践授業を行うのはどうか、という提案がありました。私はその時ハッと思いつき、これは正に真相を伝える絶好のチャンスだと思いました。私は早速賓氏、陳氏、震氏を招きました。彼らの専門分野である、経営、外国文化、コンピューター技術、などの講座を開きました。彼らは授業内容に法輪功の真相をうまく織り込み、良い効果を収めました。

 賓氏は某大学の学生たちに超能力や水の結晶実験から、ダーウィン理論の誤りを話しました。私の隣に座っていた生徒は激怒し、“なんだ、昔勉強したことは間違っていたのだ”と呟きました。賓氏は主に今の生徒達が持っている科学に対する古い固定観念を打ち破り、真相を解き、更に法を得るための基礎を築こうとしました。

 震氏は主にネット上の情報は公共の情報であり、封鎖されることは不当であることについて話しました。更に生徒達に自由の門及びボーダーレス閲覧を紹介し、動画ネットの操作をトップページで示しました。震氏は封鎖されたネットを突破すれば、台湾、民主運動、法輪功のホームページを見ることができると話した時に、生徒達はくすくすと笑いました。

 今の大学生にとって、未来についての未知の領域には好奇心が旺盛です。彼らはマルクス・レーニン主義や鄧小平の話には興味がなく、ため息をつきます。しかし、新しいことや新しい情報には耳をそばだて、興味津々です。陳氏が外国文化について話した時は、生徒達は皆真剣に聞き入っていました。陳氏のユーモアたっぷりの談話を交えると、法輪功の真相を伝えるチャンスが自然とできました。陳氏が講壇に立って授業をしている時、私は生徒達と一緒に座っていました。陳氏は途中でごく自然に話題を切り替えました:“海外の多くの国では江沢民が告訴されています。何故ならば江沢民が法輪功を弾圧して、国土を裏切ったからです。天安門焼身自殺事件はでっち上げで、芝居です。皆さん考えてみてください、病院にいる全身火傷を負った人の全身を包帯できつく巻くことは出来ますか?”生徒達は深く考えました。ある人は“出来ません”と答えました。

 “何故、出来ないのでしょうか?”陳氏は質問をしました。

 “通気を良くしなければ腐ってしまうからです。”と生徒が答えました。

 “しかし、焦点放談の番組の中で写された焼身自殺者は全身を包帯で厚くきつく巻かれていました。それはでっち上げではないでしょうか?まさしくでっちあげです。法輪功は無実の罪を着せられたのです。”

 私は彼女がこんなにも単刀直入に真相を伝えるとは思いも寄りませんでした。私は邪悪が邪魔に入らないように教室全体を覆いで被せようと思い、すぐに正念を発することにしました。生徒達の反応はまちまちでした。納得がいかない生徒や、考え込んだ生徒もいて、私の顔を窺う生徒もいました。私はただ静かに正念を発し続けました。

 講座は全部で3時限あり、3時限目は生徒達の質問に当てました。外国語の勉強法について質問する人、大学生活の過ごし方について質問する人、そして、法輪功について質問する人がいました。 “私達が高校のときに見た映画では、法輪功を学習する沢山の人が死亡しました。”という生徒からの質問に対して、陳氏は“その中の多くの人は精神病患者です。精神病患者は法輪功の学習をすることが許されません。”と正しい気風で答えました。生徒達が笑いました。陳氏の素早い反応に感心しました。陳氏は続けて“例え本当に報道された程の人数が死亡したとしても、国が公布した正常死亡統計の0.6%より遥かに低いのです。逆に法輪功は本当に健康増進に役立っている証拠なのではないでしょうか?”と話しました。質問した生徒は頷いて着席しました。生徒達は他の話題に移り、愉快な雰囲気の中でいつの間にか真相を知りました。授業終了後、私達は交流を行いました。陳氏はその後の別のクラスで更に効果的に真相を伝えることが出来ました。その一つは、古代ローマ帝国時代に皇帝ネロがクリスチャンを迫害したことを話題にしたことです。もう一つは、生徒達が彼女に疑いを持たないように、自分自身を第三者の立場において話をしたことでした。

 陳氏はまた、別のクラスで啓発方式を用いました。彼女は“法輪功を迫害した人は誰だか知っていますか?”と質問をしました。生徒達の中でひそひそと“江沢民”という囁きが聞こえました。

 “たくさんの人が江沢民であることは知っていますね。では私の知っている真相についてお話ししましょう...”これが二つ目のクラスの授業内容でした。私は三つ目のクラスは2時限しかないことを陳氏に言い忘れました。陳氏はそれを知らぬまま3時限目に真相を伝えることを予定していました。2時限目終了のチャイムが鳴りましたが、彼女はまだ真相の主題に入っていませんでした。このまま生徒達を帰してはあまりにも惜しいので、私は正念を発しながらマイクを取り、“陳先生、どうもありがとうございました。先ほど何人かの学生が六四民主運動や法輪功の事実についてまだよく理解していませんので、これについてもう少し説明を頂けませんか?”と問い掛けました。陳氏がマイクを受け取り、“少し時間を遅らせて宜しいでしょうか?”と聞くと、“はい。”と生徒全員が返事しました。教室の後ろにいた生徒は外の騒音が入ってこないようにわざわざドアを閉めました。陳氏はまず六四について簡単に説明してから法輪功の真相を伝えました。陳氏は落ち着いた口調で話しました。六四の真相を知った生徒達はざわつきました。ある生徒が立ち、静かにするように“シー”と示しました。すぐに全クラスが静まり返りました。そして、法輪功の真相を話し終えた途端に割れるような拍手が起きました。ある生徒は講壇まで上がり、陳先生のメールアドレスを求めました。一つ目のクラスでは授業終了後でもたくさんの生徒が陳先生の名刺を求めました。傍聴した二人の女性も得るものが極めて大きかったようでした。一人の女性が私に“陳先生の授業は素晴らしい!“と話しました。

 真相をクラスで話すことは正に知恵を使い、優秀な才能を発揮し、善の心を表すことです。正に“衆生が法を得る為にここに集まった”の如く、感激しました。

 今回のことを通じ、私自身の足りない部分も分かりました。自分が果たすべき歴史の使命を他の人が代わりに遂行しました。まるで私の衆生が他の学習者に連れ去られたような気がしました。しかし、最も重要なことは衆生が真相を知ったこと、救われたことです。

 私のものとか他の学習者のものとかは問題ではありません。私たち全員が李先生に救われるのですから。


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/5/1/73645.html