日本明慧


人民出版社副編集長王粤氏が洗脳班で殴られ頚椎を損傷した

 【明慧ネット2004年5月6日】(北京ニュース)人民出版社副編集長王粤氏は法輪功を修煉するため、北京市の洗脳班で殴られ、頚椎間盤突出の重症を負い、社会各界に衝撃を与えている。

 王氏(女性・40歳台)は、北京大学哲学課を卒業後、人民出版社に就職、編集の仕事に従事している。現在副編集長を勤め、中国民主同盟のメンバーであり、かつて周恩来首相と葉剣英元帥の恩恵に授かった人士でもある。

 王氏はかつて難病に罹ったことがあり、漢方や西洋医学ではどうにもならなかったが、1994年法輪功の修煉をはじめたところ、健康が回復した。そして、7年間連続で皆勤を果たし、これは職場でも珍しいことであった。また、彼女は頭脳明晰であり、円満な家庭をもち、職場でも人望があった。職務においては、高い水準をもつ作家を育てることに成功し、省あるいは国家レベルの褒賞を連続して受賞、その業績は突出していた。

 王氏は「自分の専門である哲学は、最も思想性の強い学問であるが、法輪大法は私の世界観を変えた。法輪大法が宇宙の真理であり、本当の科学だと信じている」としばしば述べていた。

 2001年2月19日、法輪功の修煉を放棄しないため、職場に雇われた手先に洗脳班へと誘拐され、3月4日には刑事拘留を言い渡され、4月4日仮釈放されたが、1年間の審判を待つことになった。

 洗脳班で殴打され、頚椎が損傷したため、首、上半身、腰足が痛く、眩暈、吐き気があり、両足に力が入らなく、手首、両腕、腰に青黒い傷跡が現れた。彼女は洗脳班で怪我の検査と休憩を求めたが、許されず、引き続き不法な拘禁、殴打を受け、睡眠を強奪され、体罰や各種の人身的侮辱を受け、身体も精神も大きなダメージを受けた。その後は、頭痛や嘔吐、視力後退、眩暈により昏倒することがたびたびあった。

 後に北京協和病院など多数の病院の診断により、椎間盤は外部打撃による損傷であった(北京漢方医院診断書がある)。頚椎C6の位置がずれ、C2-C3椎間盤は後方にずれ、C5-C6椎間盤突出し、脊髄及び硬膜嚢が圧迫を受けるなどの重傷(北京協和医院CTとMRI検査報告がある)であり、危険な状態であった。

 精神面でも大きなダメージを受け、反応が遅くなり、眠く、聴力は後退し、記憶力と理解力も落ちてしまった。しばしば朦朧として、思考を持続させることが出来ず、文章を書くことも困難になり、突発的に制御できない体の揺れが現れ、自立して生活することが難しく、仕事もできなくなった。

 王氏の実父は国外で殉職しており、そのことが周恩来首相の公認を受け、広く伝えられた。この王氏の状況は、社会各界と一部の国家指導者の関心の的となっているという。

 王氏を知っている北京の法輪功学習者は「彼女は早く出勤しては整理や準備をするなど、責任感も強く非常にまじめであり、職場での人望も高かった。読者の好評を受けている多くの健康関連の書籍の編集に参加していた…このような善い人が、強制洗脳班に連行されるとは、善い人を悪い人に転化しようとするものではなかろうか」と語った。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/5/6/74020.html