日本明慧


ある台湾の教師が法輪功を修練した物語(写真)

 文/佳育

 【明慧ネット2004年4月29日】明慧ネットで多くの大陸の先生たちが、法輪功を修練したため迫害されたり、しかたなく学校を離れたり、または労働再教育を受けたり、路頭に迷った生活をしているのを見て、沢山の感動を受けた。私も法輪功を修練する教師の一人である。しかし、私は幸に台湾で生まれて、自由に修練と洪法ができる。大法を構内に持ち込み、多くの教師と生徒たちも大法を学ぶようにしている。

法輪功社団に参加している子供達が熱心に法を学んでいる 体育時間に法輪功を学んでいる 第二式を学んでいる

 一、 法を学んで心性が上昇する

 法を得る前、私は厳しい教師で、生徒に対して強い責任感を持っていた。まじめではない生徒には厳しく、地面に紙くずが一つあっても許さないところまであり、私の指示に従わないと、生徒をののしったり、打ったりした。私はいつも宿題をしないで、体も汚れている生徒の家庭を訪問した時、彼の家が非常に貧しく、しかもちらかっていて、テーブルすらないのを知った。私がどこで宿題をするかと彼に尋ねたら、彼は目の前の小さな腰掛けを指さした。私はやっと彼が宿題をしてこない理由が分かり、彼に対してとても恥かしい思いをした。そして、自分をとがめ、ずっと他人に無関心でいたことを後悔した。しばらくして私は法を得て、《転法輪》を読みやっと自分がとても利己的だったこと、“名”に対してとても重んじていたことを知った。もともと本当の“よい先生”とは“真、善、忍”をやり遂げることだったのだ。

 法を習ってから私の性格は変わり、生徒達に好かれ親しくなった。比較的劣る生徒に対して教育する時、もし、私が心性を守りきれなければ、生徒は同様に変わらなかったが、ただ善意でよく説得した時だけは相手が変わった。性格と行いがよくない生徒が数人いて、彼らの人間関係はよくなかったが、実のところ彼らも苦しんでいた。私は彼らに“真、善、忍”の法理を伝えた。意外にもみんな聞いてくれて、行いもずいぶん変わった。ある生徒は喜んで私のところに走って来てこう伝えた:“先生、私は今日何も怒ってない!”

 二、 同僚が法を得た

 3年前に私がこの学校に行ったはじめての日、前に他の学校で一緒に勤めていた王先生と出会った。彼女と挨拶したが、彼女は完全に私を忘れていた。私は前の事を話して、彼女の記憶を呼びおこし、やっと私が誰であるかを思い出させた時、彼女は驚いて言葉もなかった。私は「みかけがこんなに若くなったし、性格も明るくなり、活力もある。私が法輪功を学んだお陰だ」と言った。

 王先生は法輪大法がそんなに素晴らしいなら、私も習いたいと言った。翌日、全校に新しく法輪功を修める先生が一人来たと知れ渡った。王先生が、法輪功は1種のとても良い功法であると、私の代わりにすばらしい宣伝をした。間もなく学校の校長、主任、先生、看護婦、工の友たちは午後の授業のない時間を利用して私と一緒に法輪功を学んだ。数人の同僚は私を訪ねて心を打ち明けて話すことが好きで、自分の仕事と家庭の楽しくない事を私に話し、感極まるところでは涙まで流した。彼女たちの恨みごとに耳を傾けて聞いた後、私は《転法輪》或いは《精進要旨》を開いて、彼女たちに経文を一段落読ませた。さらに自分が理解している法理を加えて諭すと、同僚達はすぐ心がぱっと開いて素直に先生の話は正しい、大法は素晴らしいといった。ある日の教師の朝会のことです。2人の同僚にわだかまりがあり、すでに長年の感情の行き違いから、すぐにも爆発しそうだった。私はすぐ怒った同僚に駆け寄って引き止め、《転法輪》の第4講の内容で彼女を気づかせた。彼女はすぐに落ち着き、私はさらに《転法輪》の第4講を開らいてしばらく一緒に読み上げると、彼女の気持ちは落ち着き、この法輪功は本当に素晴らしい、自分は心性をしっかり守りきれなかったと悔やんだ。それからは更に精進して法を学んだ。

 三、 学生に洪法した

 前年度私は特別クラスを教えた。生徒がたった6人だったが、多くは勉強に障害あった。その中の1人は自閉症で、彼と話し合うのはとても難しかった。しかし彼は凄い記憶力と絵画の能力を持っていた。ある日、私は彼に法輪功を紹介した。以外にも法輪図形を見て、筆を動かし描き始めた。家に帰るまでひっきりなしに描いた絵は非常に精確で、色もとてもあでやかで美しかった。もう一人、字が読めない学習障害の生徒がいたが、彼にも大法を紹介した。彼に“法輪大法は素晴らしい”と“真、善、忍”の母字を教えた。私は、恐らくはなから彼が覚えてないと思っていた。ある日、驚いたことに彼と私が、公用バスに乗って市街区に行ったとき、1台の公用バスの外側に“法輪大法は世界で最もよい功法だ”と書いてあったのを見たと言った。実はあの公用バスには“法輪功は素晴らしい”と書いてあったのだ。それからこの子は母字を読む能力が大幅にアップして、教科書は朗々とそしてすらすらと口から出るようになった。

 四、 法輪功社団を成立した

 私が通う学校は小さく、500人ぐらいの児童しかいない。しかも十数の社団があり、授業時間は毎週水曜日の一時限か2時限だった。もともと校長は社団の講義が当校で正式の課程となるために学校で法輪功社団を成立するのに消極的でした。私は大法のネット上から大きい2冊の資料を収集して、病気治療と健康保持、大法の洪法、各国からの表彰、迫害の真相など詳しく校長に真相を説明した。理解してくれた校長は多いに賛成と支持を表し、学びたいと言った。間もなく校長は保護者からどうして生徒に法輪功を教えるのかと質問された。校長は意気とうとうと答えた:法輪功のどこが悪いか?私自身だって修めている。

 法輪功社団は毎学期20人の生徒が参加し、授業の内容は法を学んで煉功し、映画を見たり、歌を聴いたり教えてもらうなどだった。子供はそのうえ読書が好きになり、心性が上昇し、人と争うことがなくなり、同級生、家族の人と和気藹々となった。煉功した後は晴れ晴れとして心地よく、体は比較的病気にかかりにくくなった。これらが子供を引きつける1つの大きな理由だった。活発で動きが多い子供が最も好きなったのは第5式の功法で、もとはじっと坐っていられないと思う子供もいたが、雑念を克服した後に、落ち着いた感じは本当によかった。親も子供が法輪功を学ぶと心身ともに健康になるからとてもよいと言った。昨年の5月の当校の創立10周年の記念日、ちょうど法輪功も伝わって10周年を迎えたので、法輪功の社団と地元の法輪功学者達は5式の功法を実演して好評を博し、次から次へとどこで学ぶことができるかを尋ねられた。ある子供は功を学んですぐ天目が開き、見たのは転法輪の本の中に書いてあるのと同じて、彼は私達が煉功しているとき先生が1対1で私達を見守ってくれているのをみた。その時彼らはただ《洪吟》だけを学んで、まだ《転法輪》を習ってなかった。子供は先生が孫悟空と同じように分身できるかと私に聞いた。子供が他の空間に邪悪が多いのを見たので、私は彼らに正念を発して、それを取り除くように教えた。ある六学年の生徒は大円満法を見てこう言った:「私はきっと最後まで修練できる!」《転法輪》を見始めてからは一日おきに私に話しかけて来た:“先生はなぜたった今私に法輪功を伝えたか?!”私が今から学んでも遅くないと言い返した。

 五、 大法の修練の内容を授業に混じ入れる

 この学期私は科目の担当先生で、小学校のクラス数は少なかったが、私は6クラスの4つの科目の授業を担任した。高学年には読書科を教えたが、授業内容としては大法ネット上の文章で、子供達はみんな好きなように読み、しかも文章が独特で奥が深かったので、子供達は善念を出すことができた。彼らの読書感想はとてもよくて、全てが前向きて、ある先生は私にこう言った:“あなたが教えた事があるクラスはやはりちがっていて、とても人に好かれ、物事をわきまえており、言うことをよく聞く。私は彼に大法ネット上の文章を読むと変わることができるという秘訣を伝授した。私も大法弟子の文章の影響力がこれほど大きいことに驚いた。

 自然科の1ユニットとして水の三つの状態変化があって、私は水結晶の実験とキャンパスの善念実験を生徒に紹介した。子供達は非常に不思議なことと思い、これからは常に善念を出して、人を叱ったり、殴ったりしてはいけないことだと言った。体育と健康の授業では、法輪功の病気治療と健康保持のすばらしい効き目について紹介し、また、座禅を組むように教えた。多くの子供は落ち着き、座禅を組んでとても心地よいと言った!ある授業で老、病気、死の問題ついて話すと、多くの子供達は依然として天性の善良な純真さを持っているので、死んでもまだ生命があり、天国に行ける、生まれ変わる、善には善の報いがある、悪人は地獄に入るなどなど、だから死ぬのが怖くないと信じた。しかし一部の子供は老と病気に恐れており、私が“修煉”はこの問題を解決できることを彼らに伝え、修練の深い意味と、どのようにいい人になれるかを説明した。

 ふだん授業中に私はいくつか小さい物語を話した。ある授業で有名な修練物語を紹介した。私は修練して仙人になりたいか子供達に尋ねた時、修練しないと思う子は一人も居なかった。子供達はすぐどう修練するか私に聞いた。私は修煉の奥深い意味を彼らに伝えて、法輪大法は最もいい修練法門であることを紹介し、真善忍をしっかり覚えていい人になるように教えた。

 私は洪法と焼身自殺事件の真相、大陸の法輪功学習者達が不法な迫害を受ける真相のポスターを教室に貼った。多数の生徒はこれを見てその場で憤慨し、助けることが正義を求めることだと言った。生徒たちは真相を分かって、家に帰ると親と家族の人に伝えた。ある生徒は私に彼のお母さんは大陸の法輪功が間違っているから鎮圧されていると思っていると話した。私は、「彼らはみんないい人で、政府に反対していない、江氏集団が間違っている」と言って、真相の資料を彼のお母さんに見せた。子供が家に帰って「先生は法輪功を修めて体が健康で、皮膚はきれいになって、眼鏡も必要なくなった」と話すと、この子供のお母さんは法輪功を修めたいといった。

 私の修練にはまだまだ足りないところが多い。この文章を書く目的は人に、大陸と台湾の法輪功を修練する先生の運命には天地の差があり、真善忍を修める先生たちが、台湾では歓迎されているが、大陸では迫害を受けていることを知らせることにあった。私は大陸当局が法輪功を修練する先生達に対する迫害をやめて、いい先生達が学校に戻ることを呼びかける。これでこそ中国の次世代は幸せである。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/4/29/73401.html