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米・コロラド州上院が満場一致で 中国政府の法輪功弾圧を批判する決議案を通過させた

 文/コロラド州大法弟子

 【明慧ネット2004年5月7日】法輪功学習者に対する迫害も含めて、中国政府の江沢民集団のあらゆる手段、方法による弾圧を批判するため、アメリカ・コロラド州上院第64議会が4月30日午前、満場一致で “中国の個人の政治的権利、信仰、人権違反に注目した”第SR04-010号決議案を通過させた。

 決議案は4月15日州議会少数党派コアチーム主席(Caucus Chair)ロン・ツパ(Ron Tupa)議員より提案された。法輪功の学習者は全ての議員に真相を説明するという気持ちで、全体的に協力しあい、4日以内に、議員主席(President)、副主席(President-Pro Tem)、少数党リーダ(Minority Leader)など20人の議員が決議案の提案者と共同提案者になった。上院議員主席が共同提案者となり支持者が半数を超えたため、上院議員主席はこの決議案を専門委員会に委ねず、全体会議で審議すると決めた。2週間でこの決議案を通過させた。この決議案を紹介するとき、ロン上院議員は出席者全員に法輪功学習者を紹介し、会場が拍手で彼らを歓迎した。決議案が満場一致で通過してから、一部の上院議員が法輪功学習者の前にきてお祝いと支持を表明した。

コロラド州議会会議場

上院議員がSR04-010号決議を紹介している

決議の中で中国の江沢民集団は各種の信仰を弾圧している他、1999年7月中国国内全域で、真善忍を信仰している法輪功学習者に迫害を加え、法輪功を壊滅しようとしたことを強調した

以下は決議案の概要である:

                 コロラド州上議院      
                 SR04-010号決議

江沢民が法輪功に対する集団虐殺罪で、アメリカで起訴されていること、江沢民の法輪功の弾圧を専門とする“610・事務局”が、数百万名の平和でいかなる政治目的も持たない修煉者を迫害しただけでなく、法輪功学習者の家族、友人、近隣、教師、雇い主にまで迫害が波及してきたこと。

 江沢民集団が法輪功迫害を合法化するため、"反X教"法を通過させ、更に他の宗教信仰団体の迫害を強めたこと。

 集団強姦や電気棒で性的襲撃や妊娠した女性を妊娠後期で堕胎させるなどを含めて、法輪功女性学習者が各種性的暴力を受けていること。

 法輪功迫害の手が海外に延ばされたこと、アメリカやその他の国で、法輪功学習者が外国駐中国外交員にストーカーや暴力で襲撃される事件が連続報道されたこと。

 中国政府の法輪功学習者への虐待は中国国民のみならず、中国を旅行する外国国籍の法輪功学習者にも及んだこと。彼らは中国政府に不法に拘束され、訊問され、監禁されたこと。

 国際公認の信仰、言論、集会の自由の基本的人権が剥奪されないよう、国際上人権侵害の事実を認識させるため、人権侵害を暴露するための努力が非常に重要なこと。これらをふまえて、

 コロラド州第64回州議会が以下の決議案を可決した:

 我々は、コロラド州上院議員として、

 法輪功学習者の慈悲や寛容を称える。彼らは中国政府の凶暴な弾圧を彼らの信仰で守った。同時に、中国政府の法輪功弾圧を批判し、中国政府の法輪功迫害の即中止及び監禁されている法輪功学習者の釈放を呼びかける。

 全世界的に認められている個人の自由と民主政府の重要性を認識し、同時に中国政府の指示で行われている劣悪な人権侵害を批判する。

 上院州議会は満場一致で、ブッシュ大統領と国会に以下を要請する:

 「中国政府は基本的人権を許可すべきであり、合法的な基本的言論と信仰の自由を行使している中国人への迫害を直ちに中止し、剥奪されるべきでない権利を行使できるようにすべきである。」と全ての適切な機会と行動で絶えず中国政府に重ねて申し入れる。

 アメリカ代表を促し、国連第60回人権委員会で決議案を可決し、中国政府による人権侵害の中止と、国際承認されている人権基準の確立を中国政府に呼びかけるよう措置する。

 積極的に国際的人権の進歩を保護し支持する。さらに、中国政府の信仰の自由や政治の自由への弾圧、及び、中国政府による政治、精神信仰や種族に対する人権侵害に、反対するように引き続き呼びかける。

 さらに、この決議の写しをアメリカ大統領ブッシュ氏、すべてのコロラド連邦上院、下院議員、国務長官パウエル氏と中国駐米大使に渡す。

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/5/7/74046.html