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歴史は江沢民の罪を免除しない

 【明慧ネット2004年5月23日】今まさに訴訟の渦中にあるシカゴ訴訟案が新たな進展を迎えようとしている。法廷弁論が5月27日に行われる予定である。過去四年間、中国で犯した"大量虐殺罪"は2002年10月以来、世界各地での江沢民起訴を通して、国際社会に広く知れ渡るようになった。それと同時に江沢民政権は今、より多くの人々から非難され、道義的責任を問われており、法廷での審判を迎えようとしている。


 *江沢民の手は無実の市民たちの血で染められている

 江沢民はすでに六カ国で"大量虐殺罪"などの罪で法廷に上告された。その中には2002年10月に江××が米国を非公式に訪問した際に、法輪功迫害の中心人物だとして米国のイリノイ州北部連邦法廷で告訴されたことも含まれる。その罪名の中には"大量虐殺罪(genocide)"、"酷刑罪"などが含まれている。この訴訟案は中国上層部を動揺させた。最近、この案件は再び人々の注目を集め、今月27日、法廷弁論がシカゴの第七巡回法廷で行われる予定である。

 法輪功迫害を起こした張本人である江××は架空の話を作り上げ、その嘘をもって法輪功に汚名を着せた。法輪功の"名誉を汚し、経済を遮断し、肉体を滅ぼす"、"殴り殺した場合は自殺と看做す"という秘密指令を出し、ゲシュタポ(秘密警察)を駆使し610オフィスおよび公安警察を組織して人権を踏み躙る非人道的な行為、そして残酷な刑罰を通して法輪功学習者たちを虐待しひいては虐殺したことに対し、江沢民は避けることのできない責任が問われている。2004年5月22日までに、少なくとも968名もの法輪功学習者たちが迫害され死亡したことが確認された。死亡のケースは全国に及び、30もの省、自治区、直轄市で迫害された無実の人々の中には老人、子供、女性(中には妊婦も含む)、障害者までもが含まれている。その中で行われている刑罰は想像を絶するような残酷なものである。特に女性に対する性的虐待は残酷の極みである。文章の長さが限定されているため、ここではその詳細については割愛する。


 *江沢民政権の手段 — 迫害、隠蔽工作などを通して報復する

 中国の官僚、温家宝首相がドイツを訪問する際に、法輪功学習者が広げた"江沢民を法によって処罰せよ"の横断幕を目にし、 "法によって処罰せよ"とは江沢民を死刑にする意味だと解釈した彼は法輪功学習者たちに即刻、横断幕を撤去するよう要求した。この心理はまさに江沢民およびその追従者たちの典型的な考え方である。中国の官僚と江沢民の残虐な行為は白日の下に曝され、裁かれる。

 米国の司法部が明らかにした米軍兵士によるイラク捕虜虐待事件についての対応は、江沢民政権の醜聞に対する対応と対象的である。江沢民政権は彼らの蛮行が明らかになったにも関わらず、一方では民衆を迫害しながら、他方では権力をもってその迫害の真相を覆い隠し、そしてその迫害を非難し暴露した人々には報復する。一切の代価を惜しまずその法律の実施を阻止し、国際社会の調査を拒絶する。ヒトラーが行ったように、外国記者を"招き"、一部の参観向けに作られた監獄を見学させ、このような芝居をもって国際社会を欺こうとした。

 江沢民政権は迫害、覆い隠し、そして報復に加えて、中国大陸の法輪功学習者たちをきわめて劣悪な環境のなかに置いている。すでに虐殺されたとことが確認された学習者たちの中には、江沢民政権の犯した罪を摘発したために不法に拉致され、刑を下されてから殴り殺された人たちが大半を占めている。例えば、2002年3月5日に吉林省長春市の学習者が迫害を摘発し、長春市の市民たちにその真相を知らせるために、地元の有線放送番組に法輪功真相の番組を流したことは江沢民を驚かせ、"必ず殺す"ことを命じ、報復をもって長春市の少なくとも5000人を不法に逮捕した。その中でたくさんの人が迫害されて死に至った。番組放送のリーダーであった劉成軍さんは拉致されて極めて残酷な刑罰を加えられ、虐殺された。


 *江××には「殺人してもその責任は問われない」という特権はない

 江××は自分の私欲と妬みのため、人々が善人になるように導く法輪功を自分の最大の敵とみなし、強大な権力をもって政府を思うままに操り、中国憲法および諸法律に違反し、国家レベルでの狂気じみた迫害を行った。法廷へ江沢民の血なまぐさい犯罪を上告し彼に法律に従って懲罰を与えることは、道理に適っているのである。江沢民が"一切の代価を支払っても訴訟案を成立させない"ように働きかけ、"元首の免責権"をもって法律による制裁から逃れるように、殺人を犯してもその罪を問われまいとし、特権を利用しようと企んだ。

 江沢民訴訟の情報は各種の経路を伝い、インターネットの封鎖を破り中国に伝わると、たくさんの民衆の支持を得た。民間団体の"全世界において江沢民を審判する大連盟"は今月14日に、全力で世界にあるすべての地区および国家が江沢民および610諸部門とその関係者に対して事実に基づき、法律に従って行われるすべての起訴および告訴を支持する議案を発案した。

 分析家が指摘した通り、江××は法輪功を迫害したことによって民心に背き、多数の政府高官の反感を買った。江沢民は無辜の民衆を迫害し、自分と家族の汚職により政治を腐敗させ、それに追従する者たちを庇護し、歴史問題、権力を濫用するなどの諸問題が暴露され、中国各階層および民衆たちから激しい非難を浴びた。中国の"江沢民を辞退させる"勢いの中、江沢民の影響力は著しく低下し、江沢民を法によって処罰するのは時間の問題にすぎない。その恥ずべき結末は文化大革命時の"四人組"をも勝ることは言うまでもない。

 江××は独裁者である。彼は人民による民主的な選挙方式で選ばれた国家元首ではない。彼はただ自分を代表することしかできない、国家および国民を代表する資格はない。彼は強大な権力で法輪功を迫害することは民意に反し、憲法および法律に違反した行為である。歴史上においても、ヒトラーは"大量虐殺罪"、"反人類"などの罪でその免責権を利用する資格はなかった。江××は無辜の民衆を迫害し虐殺したのであり、その免責を利用する権利はない。江××には殺人してもその罪を問われない、その責任を負わなくともよい、などという特権はない。歴史は江××の罪を容赦しない。


 *原則を堅持し、正義を守る

 何人でもその犯した罪の責任を負わねばならない。これは社会の秩序を保つ上での原則であり、容易に利用されたり取引されたりするようなものではない。一つの文明国家として、司法体制もその原則を守り、正義を守るべきである。江××は法輪功を迫害することによって、世界中の法輪功学習者たちから抵抗および抗議を受けている。そして同時に国内および国外の真相を知っている善良な人々の譴責をも受けている。米国政府が米軍捕虜虐待事件に対して真摯な態度で対応しているが、それはまさに米国が道義の原則および法治精神を堅持している象徴である。江××を法廷に送り出し、人間の正義によって裁くことが出来れば、中国での人権の現状を改善することができ、本当の意味での進歩、および発展の出発点となろう。中国および米国の関係は江××と米国の関係ではない。積極的に江沢民訴訟を推進することは、中米の関係を脅かすものではなく、両国および世界各国にとって有益となるのである。


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/5/23/75427.html