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北京団河教養所の警察に真相を説明

 【明慧ネット2004年5月24日】息子は休暇を利用して北京へ真相を伝えに行ったが、真相資料を配っている時、魔の手に捕まった。そして不法に1年半の労働による再教育を言い渡されて、北京の団河労動教養所に拘禁された。暫くして家の人が見舞うようにという通知と息子の手紙を受け取った。その時私は思った:前回大学へ行って真相を伝えた時は効果が比較的によかったが、労動教養所は事情が異なるので、そこで真相を説明することは恐らく出来ないかもしれと考えた。この考えが出ると、すぐに全身の力が抜けてしまい、動けない感じになり、頭の感覚も悪くなる。こうなってから私はこのような念は間違いであり、決して法を正す弟子のあるべき考えではないと意識できた。“衆生を済度する心を出して、師を助けて世の中で行う”(《洪吟》)、“全面的に真相をはっきりと説明して、正念を以って邪悪を一掃して、衆生を救い済度し、しっかりと法を守る”(《大法は堅固で粉粋されることなし》)、これこそ法を正す弟子のあるべき状態で、法を正す弟子がどうして邪悪の徒を恐れるのか?“彼等いわゆる転化を仕事にする人も騙された人であり、どうして逆に彼等に邪悪を暴露し、真相を説明しないのか?……、同時に彼等に善悪には必ず報いがあるという因果関係を教えてあげて……”(《提案》)先生は何度もおっしゃった!そうしよう、労動教養所へ真相を説明に行く。“大覚者は苦を畏れず、意志は金剛鋳造の如く。生死に対する執着なく、堂々と法を正す道を歩く。”(《正しい念正しい行い》)出発する前に私は家族(同修でもある)に対して話した:“もし私が邪悪に取り押さえられて帰って来なかったら、あなた達は次の事をしっかり覚えておきなさい:一、意志を固めて大法を修煉して行くこと;二、決して私を出してもらうためにお金を使ってはいけない。”こう言い残して、私は家族に別れを告げて出発した。

 大法を実証する十分な時間を持つために、私は決められた見舞の期日より一日早めに北京に着いた。労動教養所の表門近くまで行くと、暇つぶしに遊んでいる70歳位の老夫妻がいた。私はそばに近付いて彼等に言った:“皆さん、こんにちは。”すると彼等は:“あなたはそこへ行くの?”と私に尋ねた。私が:“私の息子はここ(労動教養所を指して)に監禁されているから、私はこれから彼を見舞いに行く。”と答えた。彼等は:“どんな罪を犯したか?”と尋ねるので、私は:“彼は何も犯していない、ただよい人になるため‘真善忍’を信仰していただけです。”と言った。すると婦人は:“この李……はどれだけの人を害したのか、よい人が毎日ここへ送られて来るが、酷く殴られて人間としての様子がなくなった人もいて、本当に苦しめられている。”と言ったので、私は慌てて言った:“あなたの今の話だが、本当は間違いなのだ。警官が人を捕まえて、留置場の悪人が人を殴ったのだ。李洪志先生は人々に善行を行い、よい人間になるように教えているが、これのどこに間違いがあると言うのか?どうして李先生のことを悪く言うことができるのか?”と。すると彼等は:“あなたの今の話を聞くと、あなたも煉功者だろう?”と言うので、私は:“私の全家族は法輪功を煉功している。”と答えた。続けて私は先生がどのように弟子達によい人間になるように教えているか。またどうして下心のある一部の人が手中の権力を利用して、文化大革命(文革と略称する)と類似した誤りの弾圧を引き起こしたか。さらに天安門焼身自殺を捏造し、法輪功を罪に陥れ、如何に世間の人々を騙したか等を全て話した。老婦人は私の話を聞いた後に言った:“あなたの話しは理にかなっている。”この時、彼女の連れ合いも話した:“これは全て明らかで、毎回起きる運動はいい人を苦しめているのではないか?たとえば私も、誠心誠意党のために仕事をしたが、文革の時には理由も無く監禁され批判された。もういい、もう言わない、怒りで持病が再発しそうだ。”そして老婦人は私に言った:“さっき私は間違って言ったが、あなたの先生に伝言して、彼と私を勘弁してください。”私は:“私達の先生は最も慈悲的で、あなた達は真相が分かったから結構だ。”

 労動教養所に来て、私は考えた。もし私が直に息子を見舞いたいと彼等に話しても、面会の時間ではないから彼等は取り次いでくれないに決まっている。そこで私は計略を練って門番に言った:“あなたにちょっと面倒をかけるが、××に私が贈り物を渡しに来たと伝えて貰いたい。”そして10数分後、中から1人の中年の人が出てきて、きょろきょろ見回しながら聞いた:“誰が私を呼んでいるのか?”私は歩み寄って言った:“私があなたを呼んだのです、あちらで話をしましょう。”そうして私たち2人は入り口から20メートル程離れた。大きな壁の下で、彼が聞いた:“あなたは誰ですか?私を呼んで何をするのか?”私は穏やかにそして丁重に言った:“私は×××の父で、教養所からの知らせを受け取って、やって来た。事前にあなたを外に呼び出したのは、あなたに貴重な贈り物を渡したいからだ。誰でも幸せな現在と美しい未来を持ちたいでしょう。このすべてを得られる人もいれば、得られない人もいる。しかし私は得られた。私は私のすべての友達がそれを得ることが出来るように望んでいる。私は心からあなたもそれを得られるよう望んでいる。”人類は“真、善、忍”を必要とし、多くの大法弟子は天象に応じて生まれ、天意に拠って大法を広めている。そして大法を実証し、人類の道徳を回復させ、心を浄化させている。大法はもともと宇宙の中で最も正しくよい事なのに、今は残酷な迫害を被っている。多くのよい人間が監禁されて、不具にされ、死に至った者もいる。これは天地を激怒させ、人神を憤らせている。“法輪功への迫害を追及する国際組織”はすでに出来上がり、全世界が江××を公開の法廷で審判する日は間近になっている。今、多くの賢明な公安部門の幹部と警官は真相が分かり、自分達のために退却路を残すことを行っている。彼等は今までの態度を変えた。あなたも是非を考え、善悪を判別して、悪人を助けるような悪事を働かないよう望んでいる…… 。

 私は彼に2時間あまり話したが、彼は黙ってずっと静かに聞いてくれた。私が話しを止めてから彼が言った:“こんな所で敢えて私のような職業の人に、これらの問題を話す勇気があるあなたに本当に感心している。”私は言った:“これはあなたに贈る私のプレゼントだ。あなたのためだから、私は何も恐れることはない。”すると彼は“あなたの素直さと誠意をありがとうございます。あなた達が‘真善忍’を以って身を処することについて、私はとても賞賛します。しかしどうして政府と張り合って至る所にスローガンを貼って、宣伝ビラをまき散らすのか?”と言った。私は彼に教えた:“私達は政府に反対はしていない。私達はいかなる人をも敵にしない。法輪功の学習者は完全に李先生の教えに従って‘真善忍’を基準として心身を浄化し、全人類の道徳の回復を促している。これは国と人民、全人類にとって全く害はなく利益があることだ。しかし、腹黒い国権を盗み取る小人に自殺や殺人者になることで、誣告して大法弟子を罪に陥れた。これらの誣告され罪に陥れられた大法の弟子は‘私は人を殺していない、私は無実の罪を着せられたのだ。’と言ってもいいのか。隊長、あなたはどう思う?”彼は“もし本当に人を殺していないならば、もちろん言うことが出来る。言うことができるばかりか、更に濡れ衣を着させた者を告訴するべきだ。”と言った。そこで私は“そうでしょう、しかし大法の弟子がどこまで言いにいって、どこまで訴えにいくのか?私達は政府を信じて、政府機関に情況を説明しに行ったが、逆に彼等は私達を捕まえて労働による再教育の判決を下し、私達に話をさせない。このような情況の下で、私達は自分の汗水たらして稼いだ金で1枚の紙を買っている。そしてその紙にいくつかの字を書き、それを人々の手に送り届けたり、道の両側や壁に貼っている。そうして世間の人々に私達が冤罪を被っていることを教えている。私達は人を殺していない。あれは悪人が私達に罪を着せているのだ。法輪大法は正法であり、李先生は潔白だ。これでも政府に反対していると言えるのか?……”と言った。ここまで聞くと彼はちょっと笑いながら言った:“あなたの言った事はとても理にかなっている。私は分かった。”それから私はまた焼身自殺の真相を話して聞いてもらった。私達は全部で3時間話した。最後に彼は言った:“日暮れになったので、私達は明日又会いましょう。”

 翌日の午前八時に見舞いが始まって、規定に従えば30分しか面会できないが、私は息子と2時間も話す事が出来た。息子との会話の内容は、すべて大法の事だったが、隊長は私達の後ろに立ってみな聞いていて時々私達に微笑んでいた。その場を離れる時、彼は私を扉の外まで送って言った:“また来られることを歓迎する。”私も微笑んで彼に対して:“あなたにすばらしい未来があることを望みます。”と言った。


 (中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/5/24/75503p.html