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トロント在住の母親、精神病の薬物を注射され危篤に(写真)

 【明慧ネット2004年6月1日】黄新さんは、軍隊を退職した臨床検査技師である。法輪功の修煉を放棄しないことで、遼寧省女子刑務所の病院に監禁され、毎日、精神病の薬物を強制的に注射され、現在すでに大部分の記憶を喪失し、思考力が鈍くなっている。 

黄新さん最近の写真


 黄新さんの息子である曾曉南さん(トロント在住)によると、彼の母親は刑務所病院の伝染病区の肝炎ブロックに拘禁され、毎日、一日の服用量の2倍のクロルプロマジン(精神病の薬物、商品名 ソラジンhttp;//www.sntp.net/drugs/thorazine.htm 参照)の強制的服用が、4ヶ月も続けられている。薬の摂取過多のため、今ではぼんやりとし、話さえできなくなる場合もあり、しかも下肢を動かすことが極めて困難となっている。曾曉南さんの父親が面会に行った時、黄新さんは思考がきわめて緩慢で、動作が鈍く、話をする時、言葉を1つずつしか話せない様子であった。家族には次のように何度も繰り返し話している。「注射された時に、少しでも抵抗すると、すぐ殴打され、電気棒で電気ショックを加えられるのよ。その後は、抵抗する力が完全になくなるまで、ずっと長時間にわたって縄で縛られるの」と。

 曾曉南さんはまた以下のようにも述べている。母親は今年で50歳で、退職する以前は、遼寧省瀋陽市の瀋北鉄道病院の臨床検査技師であったという。長期にわたり低血圧、胃酸減少症、低血糖、そして貧血などになり、体がたいそう虚弱で、40歳にならないうちに、病気のため、やむを得ず退職したのだ。95年法輪功の修煉を始めてからは、奇跡的に健康を取り戻し、性格も明るくなったという。 

 * 四たびも拘禁、殴打される

 黄新さんは99年に2回北京へ陳情に行ったが、各回とも北京現地の警察に拘留され、瀋陽に送還されている。2000年から、黄新さん一家は何度も当地の派出所に生活をかき乱されているのだ。その中には次のようなことも含まれている。すなわち、黄新さんに法輪功を修煉しない旨を保証する書類に署名させ、知っている全学習者の氏名と連絡方法を提供するよう強要したり、瀋陽から出ていない(つまり北京へ陳情に行っていない)ことを証明するため、毎週、派出所へ出頭するよう求めたり、退職した会社、派出所に1万元近くの保証金(今だに返還していない)を納めさせられた、などである。黄新さんが転化(つまり法輪功の修煉を放棄するよう心を転じさせること)を拒否するに従って、迫害は次第にひどくなった。たとえば、家の電話が盗聴され、幾たびも家屋を捜査され、一家で外出する時はいつも私服警察に追跡され、また定年退職を迎えた真相を知らぬ隣近所の数名に対し、黄新さん一家の日常行動を監視するよう、派出所が密かに命じた、などである。黄新さんの会社のリーダーは、彼女が“転化しない”ことを理由に、2001年から彼女の給料の交付を一切停止している。2001年から2003年まで、黄新さん一家は生活をかき乱されぬよう、やむを得ず4度も引っ越しをしたのである。家族は未だ、郊外を避け、静かな片田舎にいる。 

 2002年、黄新さんは法輪功の資料を手渡し真相を伝えたことで、逮捕された。留置場で何日間か断食による抗議をしたのち、瀋陽大北刑務所の病院に移され、危篤状態に陥ったが、刑務所は責任を負いたくないため、家族に身柄を引き取りに来させたのである。この時、黄新さんは体重が30キロ以下となり、身体の広い面積に電気ショックを受け、そこが鬱血し、息も絶え絶えで、すでに知覚を失っていた。身体が回復してからも、現地の裁判所はいかなる裁判もおこなうことなく、不法に2年の強制労働を言い渡している。その後、親友が色々とお金を払うなどの世話をしたお陰で‘重病のため、服役中の一時出所’となったのである。 

 2003年3月、黄新さんは再び(編集部注:無実であるにもかかわらず不法に)逮捕されたが、瀋陽市和平区裁判所は家族に知らせることもなく、また判決文もなく、いかなる手続もない情況下で、こっそりと8年の刑罰を下し、遼寧省女子刑務所九大隊の六小隊に監禁させた。4ヶ月ほど前、彼女は刑務所の警官によって、遼寧省女子刑務所の病院へと移送されている。警察は各種の残虐な体刑では、法輪功に対する信念を放棄させることができないため、毎日、一日の服用量の2倍のクロルプロマジン(精神病の薬物)を強制的に服用させたのである。 

 海外から遼寧省女子刑務所に事実確認の電話がかかってきた時、刑務所側は「黄新さんは精神病なのでクロルプロマジンを強制的に服用させた」と公言したが、黄新さんに精神病の診断をおこなったかどうかと問い詰めると、答えられず、返答に窮した。現在、刑務所は絶えず海外からの電話を受けているが、刑務所は大いに恐れをなしている。 

 明慧ネットの報道によると、37歳の遼寧省鞍山市の法輪功学習者、孫玉華さんは、2003年3月、遼寧省女子刑務所に拘禁され、2003年4月11日、1ヶ月もたたないうちに王秀紅、陳雪娜などの警官の指図を受けた犯罪者により、無残にも打ち殺されている。真相を覆い隠すため、遼寧省女子刑務所は厳重に情報を封鎖し、孫玉華さんは断食で死亡したと(編集部注:偽って)公言しているのだ。

 * 遼寧省で90人以上が獄中で死亡。薄煕来、多くの国で起訴 

 国際人権組織《法輪功迫害追跡国際組織》のウェブサイトに公表された調査によると、1,000名以上の法輪功学習者が(編集部注:健常者であるにもかかわらず無理やり)精神病院に送られ、薬物を強引に飲まされ、注射させられている。中国の110箇所の精神病院が、法輪功学習者への迫害に参与することに利用されているのである。世界精神病協会は4月4日、中国へ‘精神病施設を乱用する’ことへの非難告発調査に行く予定であったが、中国側の協力を得れなかったことで、やむを得ず予定を取りやめている。 

 法輪功迫害追跡国際組織はすでに中国の商務部長の薄煕来と、遼寧省の政治・法律委員会の書記である丁世法に対し、追跡の通告を発している。薄煕来本人は4月と5月に米国とイギリスでそれぞれ集団虐殺罪、反人類罪、拷問濫用罪で起訴されているのだ。薄煕来は、大連市長と遼寧省長を務めた際に、遼寧省で10億元を投資して省内で刑務所の改造をおこない、瀋陽市于洪区の馬三家(地名)で5億元以上の資金を使って2003年に中国随一の刑務所を作り上げている。その刑務所は土地面積が2,000 ムー(約4億坪以上)あり、大北刑務所と大北女子刑務所などがそこに引っ越して来ている。中国当局支配下にあるメディアの報道によると、それは法輪功学習者を拘禁し、迫害するためのものだという。遼寧省では過去5年のうちに、100名以上の法輪功学習者が迫害により死亡、その中には馬三家労働教養所で女性学習者18人が服を脱がされ男性牢獄に投げ込まれ、輪姦された悪質事件が含まれるが、こうした事件は国際社会をも驚愕させているのである。 

遼寧省女子刑務所の住所、郵便番号:

住所:遼寧省瀋陽市皇姑区天山路207号 郵便番号:110035 

九大隊の隊長:王隊長、事務室の電話:024-89296893 

教育科:李課長、事務室の電話:024-89296896 

瀋陽市610事務室の電話:024-22864653 

この事件の責任者:劉?春 電話:024-13998138989 

黄新さんの会社の書記:王淑英 自宅:024-62049158 事務室:024-62025837 62025377


 (中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/6/1/76124.html