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薄煕来がアルゼンチン訪問中、法輪功学習者は外務省で真相を伝えた(写真)

 文/アルゼンチンの法輪功学習者 

 【明慧ネット2004年6月8日】2004年5月31日、中国の薄煕来貿易部長がアルゼンチンに到着しました。6月1日アルゼンチン外務省が開催する中国貿易懇談会の出席が訪問の主な目的です。薄が到着する前に、アルゼンチンの法輪功学習者は、薄が大連市長と遼寧省長に在任中に行った法輪功学習者に対する迫害の資料をすでに準備し、外務省と各メディアに送り届けていました。

 懇談会の当日、学習者は明け方に外務省に到着し、入口に面する場所に「薄煕来Genocida(民族を絶滅させた)」と「薄煕来を法律に従って処罰せよ」と中国語とスペイン語で書かれた横断幕を掲げました。この時、すでに多くの人が入口で並んで、入場手続きを待っていました。学習者たちはすぐに、薄が法輪功を迫害している真相資料をひとりひとり並んでいる人に渡しました。みんなはすべて並んだ状態で私達の資料を真剣に見ていました。中国大使館員と薄たち中国から来た団体の車が到着した時には、ほとんどの人がすでに真相資料を持って入場していました。大使館員は直ちに人を呼んで来て、真相資料を配っている学習者を入口から道路の向こう側まで追い出し、道路を渡ることを禁止しました。秩序を維持する警察はただ黙って見ているだけでした。そして警察はそっとこう言いました。「アルゼンチンでは、ただ警察の服を着ている人だけが、交通のために通行人を管理する権力があります。」それでは彼らは私達を追い出す権力はないのではないですかと警官に尋ねましたら、あなたは私が言った言葉の意味をわかってくれたと笑って答えました。そして学習者たちは、アルゼンチンの法律には道路上で平和的なビラ配りを禁止する法律がないことを大使館の人に言いました。その後薄の車列が行ってから、また大使館員に真相を伝えました。この時、彼は黙っていました。

 薄の車と一緒に来たアルゼンチンの私服警官は大使館員が外に立っていたためおおっぴらに資料を受け取ることができませんでした。しかしその後大使館の人がいなくなると、私達は再び彼らに資料を渡しました。私服警官全員が先を争って資料を取りにきました。このようにして、私服警官はこの数日間彼らが「保護」する中国の官吏はどのような者か、そして法輪功に対する迫害の真相を知ることができました。

 私達はずっと入口で正々堂々とビラを配りました。ある女の人が出て来て入口内に立っていました。彼女は手元に真相資料を持っている人が来るたびに、その資料を没収していました。私達は門を隔てた場所で、「ここは中国ではなく、アルゼンチンです。このような事をしてはいけません。」と彼女に言いました。私達はまた彼女に「私達は最後に出て来る人まで真相資料を渡しますよ。」と言いました。入口にいる警官は中国のこのような行為を見てずっと頭を横に振っていました。そして、学習者はこのような邪悪な行為を制圧することにしました。学習者は外から来るアルゼンチン人に「私達があなた方に差し上げた重要かつ貴重な資料を差し出さないでください。扉の向こうに立っている女性にはアルゼンチン国民の手中のものを要求するいかなる権力もありません。」と言いました。それを聞いた人々はだんだん抵抗し始めました。何人かの人が彼女に聞きました。「あなたは誰ですか?どうしてあなたは私のものを没収するのですか?」数人からこのように聞かれて、彼女は仕方なくこのような行為を止めせざる得ませんでした。

 あるアルゼンチン安全局の人が出てきて自ら私達に話しかけました。「私たちすべては、法輪大法が素晴らしく、平和で、正しいものであることを知っています。」と彼は言いました。彼らが他の国から得た資料でも、その全てが法輪大法は良いと言っていました。私達はそれを聞いてとてもうれしく思いました。江沢民のうそによる損害を食い止める国家、民衆がますます増えてきました。私達は法輪大法の雑誌1冊を彼にあげました。彼はスーツを着て、手にメガホンを持っているため、雑誌をしまう場所がありませんでした。しかし彼は少し考えて「やはり私にください。私はとても見たいです。」と言いました。警官も度々やってきて真相を聞き、私達に情報を伝えてくれました。

 入場した学習者が懇談会が始まる前に資料を配っている時、大使館員が干渉し、安全局の人に学習者を追いだすよう言いました。学習者たちは自らも会議に参加する権利がありますと言いました。アルゼンチン安全局の人は中国大使館の理不尽な要求を気にせずに、学習者たちにしばらくの間会場内で宣伝ビラを配らないよう言いました。しかし懇談会には参加することができました。薄が発言する前には、会場内で坐っていたすべての人が薄による法輪功学習者への迫害の資料を読んでいました。またたくさんの人が、薄の発言中に再び私達から貰った薄による法輪功への迫害の真実を記した資料を読んでいました。結局懇談会では、いかなる人にも質問する機会を与えませんでした。

 外務省のある官吏が出てきて私達に話かけてきました。私達から紙とペンを借りた後、多くの政府の官吏と重要な人物の名前や、電話番号を私達に教えてくれ、彼らに真相を伝えるよう言いました。

 その夜、薄は招待されていた音楽パーティへの参加を取り消しました。他に別の活動もありませんでした。薄が泊まっていたシェラトン(Sheraton)ホテルも、彼がすでに宿泊をキャンセルして別の所に移ったことを記者に知らせました。

 翌日、学習者たちはまた大使館に行って、大使館に用事がある中国人とアルゼンチン人に真相を伝える資料を配りました。しかも呼び鈴を押して大使館に入って資料を手渡しました。その中には102人の悪人の名簿がありました。さらにカナダで中国の領事を告訴した件の結果報告を付け加えて、海外に駐在する中国の外交官吏に、法輪功に対するすべての言行に注意するように忠告しました。


 (中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/6/8/76596.html