日本明慧

時々刻々修煉者の状態を保てば師父は常に貴方の身辺に居る

 【明慧ネット2004年6月13日】先日一人の同修と一緒に交流したとき、彼は私に2001年に経験した三つのことを話してくれた。

 1、 当初、彼は未だ部隊にいた。部隊は首魁が自ら主管し、コントロールする最も邪悪なところである。彼が修煉を堅持したため、部隊の指導者は彼に二人の兵士を付けて見張り、あちこちにつれまわした。聞こえのよい名目は:環境を変え、思想を変えることだった。一日中邪悪のマスコミが報道する内容を見せ、体験を書かせた。彼はそれらを見ず、体験も書かなかった。こうして五ヶ月を過ぎると、彼は法の勉強ができなくなり、煉功も禁止され、また真相伝えることや、法の証明も出来なくなって、精神的に崩壊しそうになった。彼は、これでどうして修煉と呼び、大法弟子と見なされるか?!と思った。最初、彼は環境が良くないと文句を言ったが、後で良く考えると自分が間違っていたことに気づいた。修煉は内に向けて探し自分を修めるべきだ。自分の情況を良く見ると、修煉状態が正しくなかった。こう考えた途端、師父の経文《道法》が目前に現われた。師父は教えた:“人為的に魔を養ったため、魔が法の隙に乗じたのである。……修煉者は何と言っても常人ではないのだ、ならば本性の一面からどうして法を正さないのだろうか?”と。自分が法に基づいてないと、頭の中にあるいわゆる規律や、服従など全て旧勢力の按配で、徹底的に否定すべきだと本当に認識できた。正念が現われると翌日部隊に戻ることが許可された。三日間かかって部隊から復員する手続きを完了した。彼は手続きをしてくれた殆どの人に、「自分には罪がなく、迫害された。」と真相をはっきり伝えた。真相がはっきり分かった人は:“長くないうちに、きっと名誉を回復するだろう。其のときになったら私達は貴方を迎えて、貴方に大きな紅い花(模範人物などによく着ける)を着けてあげる。”と言った。

 2、 復員は彼の目的ではなく、目的は修煉環境を求めることだった。彼はすぐ部隊を離れた。しかも彼の手元には大法の書籍と真相資料があって、悪人に発見されてはいけなかった。彼はその夜すぐ箱ずめをして、夜明けとともに、バスに乗りB市の同修に渡そうとした。しかしバスがB市集金場所を通過して間もなく、三名の警察が強引にバスを止めさせ検査を行い始めた。検査は国境警備所が出入国人員を検査するより更に厳格だった。検査の目的は主に法輪功宣伝品を持っているかいないかだった。また彼らは法輪功宣伝品は危険品より危険だと公に言いふらした。すぐに、彼はどうしてよいか分からなくなった。追い詰められて途方に暮れ、危険な部隊を離れたのに、なぜまたこんな危険にあうのだろうか、これはどういうことだろう?と思った。しかしこの念が浮かぶと彼はすぐこれは常人の観念だと意識した。私は大法弟子だ。神の状態を備えるべきだ。こう考えるとすぐ落ち着いた。洋服を整え、箱を持ち上げた。正念を発して、邪悪を取り除き、師父に助けを求め、加持してくれるよう願った。前を行く旅客からはいたるところで不満の声があがり、彼らは仕方なくみな荷物を開けられ、ひっくり返えさせられた。彼の番になると、ひとりの警察が腰を伸ばし、拳で背中を叩きながら、「疲れて死ぬほどだ。」と言った。その警察はたばこを取り出し、一本くわえ、もう一本をもう一人の警察に渡し、火をつけて深く吸い込んだ。吐き出した煙霧にのこりの警察はむせて、彼は体を捻り、咳をするばかりだった。三人は相次いで手で通るよう指示した。彼は鷹揚[おうよう]に歩いていった。彼が再び乗車して、後ろをふりかえると依然として検査は厳しく、一人の例外もなかった。彼は、仏法は無辺で、師恩は広々と深く感じた。

 3、 彼は同修の助けのもとで、同級生の推薦をもらい、B市の私営企業の招へいに応じて情報開発の仕事をやり始めた。ここは良く知らないところで、接触するのはほとんど知らないひとだった。ここに招へいに応じて来る人の殆どは経済が立ち遅れた地区の若い大学生で、彼らは大都市に根を下ろそうと思い、目前の利益をとても重く見ていた。その他の事について物事の成り行にまかせ、決して気にかけなかった。二十日間ほどの観察を通して、彼らに真相を伝えるべきで、このまま愚かにさせてはいけないと思った。そして、天安門焼身自殺の真相CD-ROMを数人のカバンに入れておいた。三日後彼に向け微笑む人、うなずく人、また声を掛ける人もいた。

 彼は自分の修煉状態が悪くないと感じ、仕事の展開もとても順調で、二つの業務が出来、マネージャーはとても満足していた。彼にあるの部門の仕事をまかせた。大法弟子はどこでも修煉が出来、良い人になるべきだ。彼がちょうど真相CD-ROMをマネージャーに送り、彼と話す機会をさがしていると、マネージャーが先に彼を呼んだ。マネージャー室に入ると、彼は厳しい顔をしていて、また誰が彼に渡したかわからない真相CD−ROMが目にはいった。明らかにマネージャーはわざと目立つところに置いて、彼に見せつけていた。彼は直ちに正念を発した。表面上では落ちつきををはらい、しかも雅やかで礼儀正しく「、何か用事があるのですか?」とたずねた。マネージャーは半日沈黙の後、彼に一つの任務を命じた。つまり二年も遅滞した借金を請求することだった。しかし、会社は既に死帳として扱っていて、賞金も人がうらやましく思うほど手厚かった。彼は心の中で、これは彼を追い出す企みだと分かってきた。然し平然として、自分は賞金に対して決して気にしないといい、ただマネージャーがそのCD-ROMを見てみることだけを望んだ。だが、その結果、その死帳を請求してきた。これは虚構の筋ではなく、かえって真実な修煉の物語だった。借金はどのように請求してきたのか?まず借金人に真相を伝え、それから人のこの一層の受け入れられる法理を語る。最後に、債権者と借金人はすべて法輪功の迫害真相が分かり、法輪功は良い功法だと知った。債権者は大いに賛嘆した:この功法はこんなに非常に不思議で、ゆがんでいることをすべて正す。あなたは安心して私の会社で働きなさい。借金人は言った:私は一層の道理が分かった。一生の変化はここから始まるかもしれない。

 これらの三つの事件を通じて、彼はこう体得した:旧勢力の按配を全面的に否定し、時々刻々修煉者の状態を保って真相を伝え、正念正行すると、師父はきっと貴方の身辺にいる、と。

 (同修への注意:修煉には手本がないので、見習わなく、自分の状態に基づいて行なうべきである。)

 (中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/6/13/77003.html