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RFA:学習者製作の映画が映画賞受賞

 【明慧ネット2004年6月29日】カナダの法輪功学習者が製作した映画が国際映画祭で2部門の大賞を獲得し、映画の脚本家兼監督が自由アジアラジオ放送局でこの映画の受賞理由を紹介した。以下は自由アジアラジオ放送局の特派員の錫紅さんが6月28日カナダから送信してきた報道の録音を整理したものである。

 映画《砂嵐》は米国オクラホマ州で開催された国際映画祭で最優秀作品賞を獲得した。この映画は今年4月にモスクワで開催された「法律と社会」の国際映画祭でも、特別賞を受賞した。

 映画の脚本および監督はカナダの有名な俳優マイケル-マハネン(Michael Mahonen)氏である。またその他のスタッフと大部分の役者はほとんどトロントの法輪功学習者である。

 マハネン氏の紹介によると、映画《砂嵐》は初めて中国政府の法輪功への迫害を題材にした映画だと言う。映画のストーリーは、迫害に参与して残虐な体刑で法輪功学習者を苦しめた経歴をもつある警官が、突然襲ってきた砂嵐のため、家の中に閉じ込められるというもの。彼の妻は薬品不足のためゆっくりと死んでいく。彼の娘も砂嵐の中で行方不明になる。孤独な絶体絶命の中で、彼は留置場で自分が法輪功学習者に行った迫害を思い出し始める。意識が朦朧とした中で、娘の魂が彼を導き、法輪功の真相を理解するようになる。

 マハネン氏の話によると、彼は中国政府が法輪功への弾圧を始めた後に法輪功に対し正しい理解をして修錬することになったという。この映画の目的は、映画という形式を通じて、更に多くの人に法輪功の真相を理解してもらうためである。彼は“私はこの映画の脚本および監督を一人で担当することを通じて、人々に中国で本当に起こっている事を伝えたい。”と述べた。

 マハネン氏の紹介によると、《砂嵐》は150もの作品の中から選ばれて受賞したのだと言う。審査委員会は、《砂嵐》はたいへん人々を震撼させる映画で、最もすばらしいところは映画がもつ特殊な現実性に意義があると授賞式でコメントした。

 マハネン氏は、この映画はすべての中国人が鑑賞することに値すると表明した。彼は“私達が撮影を始めた時、資金がほとんどなく、あるのは真心だけだった。我々は人々に、特に中国人に迫害の真相を伝えるため、一生懸命努力しているのである。”と言った。

 マハネン氏は、この映画は法輪功学習者の自らの意志による寄付とボランティアによって完成したと言う。しかも役者のほとんどは演技をしたことのない法輪功学習者である。彼はこの映画がこのような評価を得たことをうれしく思うと述べた。彼は、審査員たちは中国で起こっている現実を見て驚きを禁じえなかったという。この映画を見るまで彼らの一部の人はこのことについてほとんど何も知らなかったのである。その上、この映画のクォリティーもとても高いと言う。また彼は、映画《砂嵐》はドイツ語、フランス語、英語、ロシア語など10数カ国の言葉に翻訳され全世界で上映されることを明らかにした。

 以上は自由アジアラジオ放送局特派員の錫紅さんのカナダからのレポートである。


 (中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/6/29/78248.html