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息子を返して!息子よ!── 劉成軍さんの父親が各級の法律執行機関へ手紙を送った

 【明慧ネット2004年6月15日】私は劉成軍の父です。劉成軍は法輪功の修煉を放棄しないため、迫害を受け死亡しました。彼は無実であり、この事件の経緯と背景を皆様に広く知っていただきたく、筆をとりました。そして公明正大な処理をお願いしたいと思っております。劉成軍は吉林省長春市食糧中等専門学校経理科を卒業し、吉林省農安県濱河穀物倉庫の従業員でした。1996年に法輪功の修煉を始め、彼の心身に大きな変化が起こりました。酒を飲まなくなり、たばこも吸わなくなり、多くの良くない習慣がなくなりました。体が健康になるだけでなく、心も善良になり、いつも自分より他人のことを考えるようになりました。法輪功が彼を本当の良い人間に変えたのです。 

 その後弾圧が始まっても彼は法輪功の修煉を放棄しなかったため、長春市奮進労働教養所に拘禁され一年の労働教養を受けました。そこで彼は非人道的な虐待を受けました。

 2002年3月24日夜中の1時頃、劉成軍は前郭県深井子郷七株樹村にある柳長発おじさん(劉成軍の母の姉妹の夫)の家で再度捕まえられました。その日、パトカーが20台以上出動し、、吉林省公安庁、長春市公安局、松原市公安局、前郭県公安局から派遣された約5、60人の警察がいました。午前12時頃、警察はまずおばさんの家の一つの500束ぐらいの大きなトウモロコシの茎を積んだ山を燃やしました。(彼らはその中に劉成軍を隠していると思っていた)火の勢いが強く、隣近所の家の木々もたくさん燃えてしまいました。警察はトウモロコシ茎の山を燃やし尽くし、更に他の木の枝で積んだ山を燃やしました。息子はひどいやけどを負って、火に包まれながらやむを得ず出てきました。警察は何も言わずに彼を殴り始め、茶碗の太さの棍棒で激しく殴りました。また、足に銃で2発も発砲し、手錠をはめて、パトカーのトランクに投げ込みました。息子はひどく殴られましたが全然抵抗しませんでした。法輪功修煉者は殴られても殴り返さず、罵られても言い返しません。警察はこのような良い人を虐待しています。これが人民警察の仕事なのでしょうか?息子を迫害し、更に彼が焼身自殺をしようとしたとデマを流し、まったく彼らは卑劣な悪人です!その時の事は数百人もの人々が目撃しています。彼らの犯罪はすべての人の目から隠すことはできません。彼らは全く民衆の生命と安全を気にかけていません。彼らの行為が許されていいのでしょうか?

 松原から長春市まで行く途中で交通事故が起きました。他の車と衝突し、劉成軍を銃撃した李氏警察は肋骨を七本も折る重傷を負いましたが、彼らは息子が警察を襲い、車をひっくり返させたというデマを飛ばしました。彼らはここまで邪悪な心を持っているのです。権利を振りかざして無実の人に罪を着せ、事実を捏造し、人の命を虫けらと同じように扱っています。私は40年以上の党歴がある古い党員ですが、これが私達共産党の実態なのでしょうか? 

 長春に連行された後劉成軍は行方不明となり、どこを探しても見つかりませんでした。ずっと後の面会の時、息子が教えてくれましたが、その時、彼は拷問され52日間も“老虎椅”という刑具をかけられ、また手錠で“死人ベッド”という刑具に固定されていたそうです。本当に残酷です。殺人犯、放火犯、暴力団・マフィアの世界の犯罪者、その他凶悪な犯罪を犯した者に対しても、そんな残酷な扱いはしないでしょう。彼らには少しでもの人間の心があるのでしょうか?誰にでも家族、両親や兄弟、身内や友達などがいるでしょう。なぜこんなにも残忍なことができるのでしょうか。人間として最低限の良心というものがまだあるのでしょうか?彼らはなぜその良心をなくしてしまったのでしょうか! 

 劉成軍は2002年3月末に連行されましたが、9月18日にようやく裁判を行う旨の知らせが届きました。私は傍聴席に参加していました。傍聴席には300数人ぐらい居り、皆一様に今回の裁判は失敗であると感じました。息子たち逮捕された15人はずっと「法輪大法は素晴らしい」 、「法輪大法は本当に素晴らしい!」と叫び続けました。最初は二人の警察が一人を見張っていましたが、その後、もう一人増やして三人の警察が一人を見張るようになりました。二人が両腕を一つづつ押さえ、、もう一人の警察が叫ばないように首を締めつけます。急に気絶した警察がいたので、10分ずつ交代していた警察が3分、5分ずつになり、法廷は混乱した状態になりました。劉成軍は弁護士を頼んでおらず、自分で自分を弁護することになっていましたが、しかし彼が話をすると、後の警察が彼の首を締めつけました。彼は大きな声で叫びました。「あなた達は私に話をさせないではないのか、話をすると、彼(後ろの警察)は首を締め付ける”法廷側は再び劉成軍に自分のための弁護をさせることはありませんでした。 

 息子は松原でケーブルテレビに法輪功の真相を暴露するドキュメンタリー番組を流したため、不法に19年の懲役を言い渡され、吉林市第二刑務所に監禁されました。面会に行くと、彼の足はきずだらけでした。一本の足は銃で撃たれたための傷で、もう一本の足はぶつけられて怪我をしたと私に伝えました。彼の足は障害を持つようになりました。 2003年10月14日私達家族が面会に行った時はまだ状態は比較的よかったのですが、20日頃になり、(まだ一週間しか経っていない)息子の病気がひどくなり、既に吉林市中心病院に送られたことを知りました。見舞いに行くと、息子はすでに気息奄々となっており、非常に危険な状態でした。緊急措置が必要であると言われましたが治療の費用を支払うことができず、病院は毎日普通の薬で対処しているだけでした。病院から危篤と知らされ、家族は病気治療のための仮釈放を求めましたが刑務所側はそれを拒否し、家族の見舞いを恐れ、息子を長春市労働教養病院に移しました。私達家族は何度も見舞いに行きましたが面会を許されず、その後、息子は外部と連絡をとることを一切禁じられてしまいました。一ヶ月ぐらいたった頃、長春市労働教養病院からの危篤通知が出された状況の下、刑務所は最終的に治療のための仮放免の手続きをしました。しかし息子の戸籍の所在地農安県徳彪派出所は手続きを拒否し、農安県の法輪功取締り本部と農安県公安局も同じくそれを拒否しました。彼らは人の生死を全く気にかけていません。彼らには人間の心があるのでしょうか?! 

 息子が吉林市中心病院にいた頃、刑務所で彼は毎日ひどく殴られ、最後に骨と皮だけになるほど痩せこけ、心臓、腎臓が極度に衰弱し、喉部が極度に感染してるという酷い状態でしたが、虐待と迫害は毎日行われていたと教えてくれました。2003年12月26日、私の健康で活発だった息子は33歳の若さで無残にも迫害により亡くなりました。私の息子は真、善、忍を信仰していただけであり、死刑犯でもないのに、なぜ迫害で殺されなければならないのか?息子はたくましくて、精神力もあり、楽観的、向上的で、バスケットボールの主将を務めていたのです。彼がなぜ足に障害を負わされ、深刻な小腸ヘルニアに苦しまされ、拷問により殺されなければならないのでしょうか。息子を返して下さい!法輪功学習者が一体何をしたというのでしょうか?彼らに対してどうして迫害を加えねばならないのでしょうか!善悪には報いがあり、蛮行を重ねれば必ず悪の報いに遭います!きっと彼らには災難がやってくるでしょう!これは天意です。 

 2003年12月25日夜10時過ぎ、吉林市刑務所の警察が来ると、「劉成軍は今危篤に陥り、現在長春医学大学第一付属病院に入院しているので、すぐ病院に行くように」と言い、私と家内を連れて行きました。しかし結局、息子は中日聯誼病院にいたのです。他の子供たちは長春医学大学第一付属病院にいると思って急いで駆けつけ、一晩中探しましたがもちろん見つかりませんでした。どうしてうそをつくのでしょうか?なぜ人目をはばかるのでしょうか?きっと卑劣でな事をしたので、彼らは怖気づき、びくびくしているのでしょう。息子の惨死を見て、私と家内はその場で崩れました。家内は泣き出し、何回か気を失いました。私の喉の所には卵黄の大きさの血のできものができ、喉を全部塞いでしまい、呼吸困難になってしまいました。家に帰った後私と家内は20日間以上点滴を打ち続け、やっと少し好転しましたが、息子を失った心の傷が癒えることはありません。毎日が苦痛なのです。 

 彼らは、私達に息子と一言も口を聞くことを許しませんでした。たくさんの悪行を暴露されるのを恐れていたのでしょう。彼らに一言、言いたい。あなたたちには家庭がないのでしょうか?両親、息子や娘がいないのでしょうか?人間としてこのような行為が許されていいのでしょうか?! 

 私は必ずこの事実を明らかにし、公明正大な処分を追及します。それが私の残りの人生の道です!私が納得できないのは、、良い人になろうとする人、一心に善に向かう人たちをどうしてこのように残酷に虐殺するのでしょうか。世界に誇る一つの大国として、法律と道義はどこにあるのでしょうか?世の中の正義はどこにあるのでしょうか?彼らがどんな悪辣な手段で息子を殺したのか、想像つかないのですが、息子が死ぬ間際に鼻孔、耳、太ももなどの所から血が流れていたそうですが、これは一体どうしてですか? 誰か納得のいく説明をしてくれますか?劉成軍はただ信仰を堅持しただけであり、なぜ警察が彼を打ち殺さねばならないのですか?私はこの事実を受け入れることができない。劉成軍は悪い事をしたことがなく、ただ心を修め善に向かい、徳を重視し良い人になろうとしただけです。なぜ警察はこのような人を思うままに殺すことができるのでしょうか?本当に彼らは理性を失い、悪事の限りを尽くしています!私は憲法第二章《公民の基本権利と義務》第41条および関連している法律の条文に基づき、告訴をし、劉成軍に対する迫害に参与したすべての凶悪犯を処罰し、そして精神上及び経済上におけるすべての損失を弁償するよう求めます。 

 善悪に報いがあることは天理です。人を殺したら命で償わなければならず、借金をすれば返さなければならず、これは昔から誰もが逃れられない理なのです。悪人と凶悪犯は決して法律の制裁を逃れることができない。息子の冤罪は必ず晴らします。私達は最後まで訴え続けます!天も見ているのです。悪人と凶悪犯は必ず法に下に照らし制裁され、受けるべき報いを受けるでしょう。私の息子を返して下さい! 

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 [劉成軍さんは、男性、33歳、吉林省農安県出身、吉林省長春市の法輪功学習者である。2002年3月5日、他の学習者と長春市、松原市でケーブルテレビに大法の真相ドキュメンタリー番組を流したため、3月24日に警察に連行され、不法に19年の懲役を言い渡され、吉林刑務所で様々な拷問を受け、2003年12月26日早朝4時30分、長春市の吉林大学中日聯誼病院にて亡くなった。死ぬ時、目を閉じることができなかった。悪人たちは自らの罪を覆い隠すために、遺族の反対を押し切ってその日の午前10時40分に遺体を火葬した。


 (中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/6/30/78319.html