日本明慧

 

南アフリカの銃撃事件を抗議するために
オーストラリア南部の法輪功学習者は“人権行進”活動を行いました(写真)

 文/オーストラリア法輪功学習者

 【明慧ネット2004年7月28日】2004年7月15日、シドニー、メルボルン、ゴールドコースト、バース、アデレードから集まってきた百名近くの法輪功学習者は、オーストラリア公民が南アフリカで銃撃された事件に関して、アデレード市のヴィクトリア広場(victoria square)で集会と行進活動を行いました。この活動の一環として、法輪功学習者はオーストラリア外務大臣ドーネル(Alexander Downer)氏の執務室に人権保護を呼びかける手紙を提出しました。

 オーストラリア上院議員のナテャサ・デスポジャ(Nathasa Despoja)女史は、この人権活動に強く関心を持っていることを書簡で述べました。

人権保護を呼びかける手紙を提出するために「人権行進」の列が外務省に向かう様子

           新聞発表会 ドーネル外務大臣の選挙事務所の前で平和請願する法輪功学習者

 15日朝の8時頃、法輪功学習者はヴィクトリア広場で集団煉功を行い、平静、平和な雰囲気に満ちた集団煉功の場面は通りかかりの人々の目を引き付けました。アデレード大学ラジオ放送(Radio Adelaide)、新唐人テレビなどのメデイア記者の取材に対し、この集会の招集者の一人Raoul Macalisterさんは、活動の目的について次のように説明しました:“今回の「人権行進」活動の目的は、オーストラリア公民の梁大衛さんが南アフリカで銃撃された事件に対して社会に関心を持ってもらうためです。”

 集会の後、法輪功学習者は整列して、“オーストラリア公民は南アフリカで銃撃された”、“殺し屋を雇って殺人するテロ行為を制止しよう”、“法輪功への迫害を止めさせよう“などのプラカードを掲げて外務省まで行進し、外務大臣に人権保護を呼びかける手紙を提出した後、更に中国町などを経由してドーネル外務大臣の選挙事務所にも、同様の呼びかける手紙を提出しました。それからヴィクトリア広場に戻って新聞発表会を行った後、無事に今回の活動を終了しました。

 当日、ヴィクトリア広場で法輪功学習者は中国当局が法輪功学習者を虐待する時に使っている体罰方法を実演しました。これを見た人々は、その残酷さに驚かされて、涙を流した人も居ました。

 上院議員のナテャサ・デスポジャ(Nathasa Despoja)女史は、法輪功学習者への書簡の中で次のように述べました:先ず、今回の法輪功学習者の抗議活動の成功をお祈りします。この活動は先月オーストラリア公民の梁大衛(David Liang)さんが南アフリカで銃撃された事件への関心を社会に呼びかけるためのものだと承知しています。私が知っている情報によれば、梁さんは中国の高官が犯した集団虐殺罪を告訴するために南アフリカを訪れた時に襲撃されたのです。事件の背後に謎が満ちているようです。始めにこの事件についての報道を聞いた時、私は驚きました。あなた達と同様に法輪功学習者が受けた暴力の虐待に対して、我々はより多くの関心を持つべきだと思っています。オーストラリア民主党員の一員として、私はずっと中国及び世界各地の法輪功学習者が受けている虐待事件に対してより多くの関心を持つように呼びかけています。我々は参議院の質疑時間にこの問題を提出したこともあります。また、我々はオーストラリア政府に中国で拘束されているオーストラリア人の親族を救援するように要請したことがあります。これらの親族たちは法輪功を修煉することだけで、中国で迫害を受けています。オーストラリア民主党は宗教と信仰の自由を強く主張しています。我々は自由信仰を持つことや、ある宗教の中で修行していることを理由に、政府から迫害を加えることを固く反対しています。我々はオーストラリアにある中国大使館の前で平和的に請願活動を行っている法輪功学習者を阻止、干渉する事件に深く関心を持っています。オーストラリア民主党外交事務報道者として、私は数人の法輪功学習者と接触したことがあります。彼らの情熱と固い意志が私に深い印象を残しています。オーストラリア民主党はこれからも人々に法輪功学習者が直面している問題をより多く理解していただくために、法輪功学習者と一緒に努力していきたいと思っています。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/7/28/80462.html