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「最高検」が「人権侵害事件に対して厳重に処罰する」と決定した後の不法逮捕事件

 文/錦州法輪功学習者

 【明慧ネット2004年7月12日】最高検は今年5月1日から来年の6月まで、期間は一年間とする「人権侵害事件を厳重に処罰する」という専門活動を決定した。この決定では、「人権を侵害する」5類の犯罪行為を厳重に処罰すると示した。すなわち、不法拘禁、不法捜査、拷問による自白の強要、暴力による証拠の収集、囚人への虐待、期限超過拘留などの犯罪行為である。しかし、この公告が発表された後も、法輪功学習者に対する連行、拉致行為は依然として増えつつある。

 次の案件をご覧ください。

 2004年5月28日、錦州市古塔区敬業派出所管内の法輪功学習者の曹玉環さんは真相を伝える際に不法に逮捕され、現在馬三家強制労働収容所に送られたことが確認された。

 5月21日、錦州市古塔区石油町(あるいは敬業町)の劉広富さんは鐘屯派出所及び太和国家安全局に無実に逮捕され、錦州強制労働収容所に送られた。

 5月21日の夜9時ごろ、錦州市古塔区鐘屯郷王屯村の関淑春さんは鐘屯派出所に無実で連行されると、洗脳クラスに送られて、人身の自由を奪われ、法輪功をけがす映像を見るように強いられた。

 錦州市太和興隆町小興村の法輪功学習者張樹彬さん、張宝国さん、趙桂榮さん、張玉芹さん(義県学習者で、街頭を放浪している。)は現地の警官に理由も無く逮捕された。

 2004年5月12日、遼寧省北寧市台郷法輪功学習者の李岩は窟隆臺派出所所長の李清湖らに在宅中に連行され、不法に留置場に拘束されている。

 遼寧省北寧市広寧郷の董暁峰、常輝青の二名法輪功学習者は広寧郷国家保安大隊に騙されておびき出され、不法に拘留されている。

 錦州市古塔区北街派出所管内の張立峰さんは、北街派出所警官の孫峰、北街町内事務所書記の陳慶合らに自宅から連行され、洗脳クラスに送られると、強制的に洗脳されている。

 次の文は張立峰が洗脳クラスで自由を奪われ、精神的な迫害を受けた体験である:

 「2004年6月3日午前10時ごろ、古塔区北街派出所警官の孫峰、北街町内事務所書記の陳慶合ら5、6人が突然、家に乱入してきた。孫峰に「張立峰、最近、何をしているのか?」と聞かれた。「バイトをやっています」と答えた。「今日来たのは、あなたをクラスに送って、ちょっと勉強させるためだ」と言われた。「何のクラスですか?行きません。」と答えた。

 続いて彼らはあちこちから口を出して、騒がしく叫んで、行かなければだめだと言い、私の四冊の大法の本を押収した。そして、押されたりこづかれたりして車に押し込まれ、市610事務室の洗脳クラスに送られた。

 彼らに一つの部屋に連れてこられると、「あなたはこの部屋にいろ」と言われた。(私一人だけ)その他に町内から派遣されてきた人がいて、彼に厳しく監視され、食事にしても、休みにしても、かたときも離れず、きままに話すことも許さなかった。まるで重要な囚人のように扱われた。

 昼は洗脳授業で、大法を攻撃する邪悪なデマを見るように強いられていた。ここに拉致されたり騙されておびきよせられてきた人たちは5、6人いて、だれも話すことが許されず、一人ずつ町内事務所の人にみはられ、息詰るような雰囲気だった。「あなたたちは法律を無視しているではないのか?良心を忘れてしまったではないのか?」と訴えたら、直ちに話を止めさせられた。

 数日後、心臓病的症状が現れ、心臓が激しく痛み、手がしびれ、食欲も体力もなく、頭をあげる気力も失った。このような衰弱の情況で、依然として洗脳を強いられていた。両脇を支えられてクラス行くと、机にうつ伏せになったまま、まったく頭を上げられなかった。大法を誹謗する内容の映像を見るように強制させられた。映像をすべて流し終わってから、やっと部屋に戻された。歩けないので、人に支えられて戻った。

 上述の案件は最高検が「人権侵害事件に対し厳重に処罰する」と公告した後に発生したことである。法輪功学習者としては、健康になろうとする権利があり、そのために適切な気功法を選ぶ自由がある。数年来、法輪功学習者はずっと迫害を受け、どこの裁判所も彼らが提起した訴訟を受理しなかった。「市民へ重大影響のある侵権事件は厳重に処罰する」というのは<スローガンといたずらに叫び>、人に見せるだけではないだろうか?通り一遍では人権を擁護するといい、実情は人権をずっと侵害している。今年6月、錦州市610事務室洗脳クラスは不法に学習者を拉致した。学習者は在宅中に理由もなく連行され、4月から6月まで、数十人の学習者が強制労働収容所に送られた。これは人権侵害ではないだろうか?まさか気功を学習することが違法だろうか?健康になりたいことも罪だろうか?

 報道によると、宗教、信仰問題は中央テレビ局が放送した最高検の専門活動の中に含まれていないようである。信仰は基本的人権ではないだろうか?他人の信仰を破壊するのは人権侵害ではないだろうか?法輪功は宗教ではなく、ただ自発的に生まれた大衆性煉功活動である。数年来、法輪功学習者は酷く弾圧され、さらに迫害されたので、妻や子がばらばらになって、一家が分散し肉親を失うケースも数多くある。今までに、錦州地区ではすでに6人が迫害でなくなり、数人が精神異常となり、たくさんの人が拷問で身体障害者となった。このような無実な学習者への迫害がもたらした重大な結果こそ、「人権を侵害する特大の典型的案件」ではないだろうか?厳重に処罰する必要がないだろうか?法律は市民に対して作っただけではなく、「憲法」はただの紙ではなく、権力は法律を超えてはいけない。

 法輪功学習者は、悪態をつかず、人を殴らず、煙草を吸わず酒ものまず、賭博もしない。このことは警官が知っていて、政府も知っている。派出所では、いわゆる「人民警察」は良心に背いて、市民を迫害している。学習者は「電気ショック」、「縄で縛り」、殴打などを受け、「転向保証書」を書かないと強制労働収容所に送られる。錦州強制労働収容所で、法輪功学習者は警官の「酷刑による強制的転化」を受けさせ、数日も休みを許させず、電気ショック、長時間にわたり同じ姿勢でしゃがむ、立つことなどをさせられている。

 実は「真・善・忍」を守ることはどの国や民族にも有益なことである。現在、人々はみんな社会の気風が悪く、人類社会の道徳が急激に落ち、汚職や賄賂、各種の刑事犯罪が多発している状況を知っている。法輪功は良い人になり、道徳の素養を重視するように教え、国民の良識を高めることや社会気風を好転させることができる。学習者の体質が改善し、更に社会に貢献できるようになる。同時に国は多額の医療費を節約できて、経済の成長にとっても有益なことである。中国は5000年の文明歴史を擁している。現在、人々の道徳が落ちていますが、内心にある根本的なものが変わっていない。私たちの民族は「文明」を要求し、「発展」を必要とし、この大きな災難に面して、何を選ぶべきだろうか?

 数年来、この迫害をやめさせるため、学習者はたくさん努力してきた。弾圧に対し、国営メディアのデマ的な攻撃に対し、理性と強靭な意志を保ち、平和的に真相を伝え続けている。迫害はどんなに酷くても、暴力的、過激な行動をしたことがない。これで「法輪功は健康を目指す活動であり、政治結社ではない」ことを証明できる。

 しかし警察、司法機関の迫害は酷くなる一方で、これは良心に背いて、悪人を助けて悪事を働く事ではないだろうか?どの運動も長く続かない。迫害するための運動は被害者に{罪を羅列する}。2001年の天安門で起こった「焼身自殺事件」は、すでに国際教育発展機関の調査で{政府が計画された恨みを作るための陰謀}であることが明らかになった。

 近い将来に、悪人はすべて審判されることになる。歴史の教訓は人を冷静にさせる。悪いことを行っている者は自分の現在と将来を考えて、余地を残すべきだろう。

 佟新民:盤錦市双台区公安局政保科課長(自宅電話:0427-3835348)

 同氏妻の呉鳳霞の電話番号:0427−3835348

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/7/12/79214.html