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法輪功学習者は招請に応じ、“人権と信仰の自由の国際会議”に参加(写真)

 文/ベルギー学習者 

 【明慧ネット2004年8月10日】2004年8月5日から7日まで3日間、ベルギーの首都ブリュッセルで“人権と信仰の自由に関する国際会議”が開かれた。北米、アジア、ヨーロッパおよびアフリカ諸国の代表といくつかの非政府組織の代表が会議に参加した。法輪功学習者でハーバード大学の張而平氏は、招請に応じ会議で報告を行い、他の専門家と共に特別テーマの討論を主宰した。

 会議に出席した100数名の代表たちは真剣に張而平氏の発言に耳を傾けた。張而平氏の紹介によると、法輪功は中国の伝統的な修煉方式として、1992年から李洪志先生によって伝えられ、中国政府の調査によると、人々の健康増進に極めて大きい効果があり、国家にも利益をもたらした。中国政府の統計では、7千万から1億人の社会のあらゆる階層の人々が法輪功を修煉していると報じた。法輪功の修煉の基本理念である「真・善・忍」は、中国の伝統文化に深く根付いており、人類の信仰の基礎でもある。

 しかし中国の元国家主席である江××はその独裁政権を維持するため、及び中国の伝統文化の価値観が共産党の理念と一致しないため、1999年7月から、残酷で非常に暴力的かつ系統的に法輪功の弾圧を始めたのである。

 人権組織の報道によると、法輪功に対する信仰を放棄しないとの理由で、10万人以上の学習者が強制労働収容所に送られ、数万人が実刑判決を下され、千人以上が拷問により死亡した。迫害の手口は残虐極まりなく、例を挙げると“竹串を爪に挿し込む、”、“地下牢”とか、“神経を破壊する薬物を注射する”……等拷問の種類はあげきれないほど多い。特に女性に対する虐待は人間性がまるでなく、 例えば妊娠8ヶ月にもかかわらず中絶を強制し、また各種の性的暴力などが日常的に行われている。

 しかし、法輪功学習者たちは終始自分の信仰を固め、非暴力的かつ平和的な方法でこの迫害に立ち向かい、信仰の自由と人類の尊厳を守ってきた。現在世界中の多くの国々で法輪功学習者達は、“拷問、大量虐殺の罪、および非人道的犯罪”などでこの迫害の元凶--江沢民への訴えを起こしている。

 続いて張而平氏は、国際社会は江氏グループの吹聴するいわゆる「改善された人権記録」に愚弄されてはならないと指摘した。また中国社会の表面だけの静けさと繁栄のもとで、幾千幾万にも達する多くの人々と子供たちの命が私達の目の前で破壊されている。常に信仰を放棄しない為、不当解雇される人がおり、また子供たちが学校を続けるために法輪功を誹謗中傷することを強いられ、この迫害はほとんどすべての人に波及していると指摘している。

 最後に、張而平氏は過去5年間の国際社会からの支持への感謝の意を述べ、会議の参加者が私達と共に中国が迫害を停止するよう、私たちへの更なる支援を希望すると述べた。それがどんなに困難なことであっても、誰かが正義のために立ち上がった時、結果はともあれ、彼の行為は人々に勇気と希望を与えるだろう。それは悪と暗黒に打ち勝つ最高の武器であるに違いない。

 大会の討論期間中、イタリア上院および人権委員会の議長は特別に発言し、法輪功学習者が信仰の自由を獲得するために一貫してきた姿勢を支持すると強調した。

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/8/10/81443p.html