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賈慶林は訪問先スペインで告訴された(写真)

 【明慧ネット2004年9月6日】2004年9月2日午後、法輪功学習者はスペインのマドリード国家裁判所に訴状を提出し、集団虐殺罪および拷問罪で賈慶林を告訴した。

カルロス・イグレシアス弁護士が
スペインのマドリード国家裁判所の前で
カルロス・イグレシアス弁護士が法輪功学習者と一緒に

 賈は9月3日からスペインを公式訪問する予定である。今回告訴を起こした15名の法輪功学習者は賈の北京市党書記の任期中に直接又は間接に迫害を受けた者である。

 賈は「法輪功迫害追跡調査国際組織」に追跡調査された11名の中国共産党高官の一人である。当該組織の調査によると、賈は江沢民が引き起こした法輪功への根絶政策を積極的に推進する者である。1999年7.20後、江沢民が法輪功に対して全面的な迫害を開始した直後、彼は直ちに支持する意を表し、しかも、北京市各級党の組織とすべての党員に法輪功との戦いに全身全霊でおこなうようにと指示を出した。

 その後、多くの会議において、彼は、北京市党書記および政策委員会の名義で法輪功と法輪功学習者に対して中傷的な言論を発表し、さらに、積極的に法輪功への迫害に参与した団体と個人に対して表彰を行なった。

 賈は両会(政治協商会議と人民代表大会)の間に、法輪功への弾圧の重要性を繰り返し強調し、しかもあらゆる機会を利用して法輪功を誹謗した。彼は“反法輪功巡回報告団”のメンバーと接見し、法輪功との戦いを最後まで固持するようと励ました。そのほか、彼は北京政治法律工作会議、宗教攻策会議、北京市党の代表大会などの会議においても、法輪功を中傷したり、誹謗したりした。また、北京市の第16回党の代表大会を迎えるために行われた総動員大会において、法輪功への迫害を、北京市の最優先に行われる五つのことの一つとするべきであると言い放った。

 1999年から2002年まで、彼は北京市の党書記として就任しており、任期中は積極的に法輪功への迫害政策を推進した。この間は、北京市が法輪功への迫害を最も残酷に行なった時期でもある。今までの統計資料によると、この間に、数多くの法輪功学習者が虐殺され、しかも8ヶ月の赤ちゃんも学習者である母親と共にこの時期に虐殺された。そして、北京工商大学の青年教師である趙昕を含め、数多くの法輪功学習者が虐殺されたのである。さらに、悪名の高い「天安門焼身自殺」事件はこの間に発生した。

 北京は中央政府の陳情・請願扱い事務室の所在地であるため、そこに陳情・請願に行く数多くの法輪功学習者は理由なしに捕えられ、しかも北京各地の労働矯正所に強制的に閉じ込められていた。以上のことから、明らかに賈は集団虐殺罪および拷問罪を犯したと思われる。しかも彼は治外法権を享受することはできない。なぜならば集団虐殺罪を犯した罪人は治外法権を享受することはできないからである。

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2004/9/6/83521.html