日本明慧


マンハッタンで真相を伝える際の経過とその間の思考(二)

 文/アメリカ東部大法弟子

 【明慧ネット2004年9月5日】(前文に続く)

 三、いかに繁華街での困難と直面すべきか

 繁華街は人口が密集していて、商業・交通も発達しているため、人の流が多い。そのため、私たちが真相を伝えるときにたくさんの人と接触することができる。しかし同時に、繁華街には別の意味で困難がある。例えば周囲の商家との関係である。たくさんの学習者がすでにこの問題と直面していた。 ある街頭で反残虐刑展示をしている学習者はこのように語った:「私たちの展示スポットの向こう側には露店があった。私たちがいるために、通行人の注意をひきつけてしまい、暫くの間、商売ができなくなった。しかし、学習者が真相を伝えていくにつれて、彼ら自身の目で学習者の活動の様子をみることで、非常に理解していることがわかった。彼らは私たちに対して何の不満も言わず、却って私たちが資料を配るのを手伝ってくれた。私たちが最後にそこを離れるときに、その中の一人が学習者全員と握手して、そして私たちに「あなたたちは世人を喚起しています。この世の中の人はあまりにも無関心です。あなたたちは良くやっています。この世の中には喚起させるための人を必要としています」と言った。私たちが彼に、「本当に申し訳ありません、ここ数日、あなたの商売の邪魔をしました」と謝ると、彼は「大丈夫、あなたたちの事は、わかっています。」と応えた。

 「四日目の午後(週末)になると、各地からたくさんの学習者がきた。しかし、それと一緒に警察もやってきて、「ここは私有地だから、持ち主が文句を言っている。」と伝えた。最初に警察が6、7名やってくると、バイクに乗ったままで私たちを取り囲み、突然大敵に臨んだ様子になった。そこで、一部の学習者は前に出て来て真相を伝え、残りの学習者は正念を発していた。すぐに警察は落ち着くようになった。彼らは「わかりました。あなたたちは非常に平和的な人ばかりです。あなたたちはここに終わりまでいてもいいです。私たちもここに残ります。」といって、二人だけ警察が残ると、その他の警察は立ち去った。

 ある展示スポットの学習者は師父の教えをしっかり覚えていた。どこかに問題が生じたらそこに真相を伝えなければならない。その結果、誰が私たちを探しに来ても私たちは平然と彼(彼女)の思想の障碍を取り除き、そして真相を伝えることができた。その後、ある店主と私たちが面倒を起こしているときに、真相を知った警察が学習者の代わりに伝えた。また保安人員(黒人)が妨害に固執されたため、学習者が普通にチラシを配るのを絶えず妨害していた。学習者は辛抱強く彼に真相を伝えたが、彼は却って「上司に強いられた。」だの、「警察を呼ぶぞ。」などと威嚇してきた。そこで観衆の中の通行人(白人)が我慢できなくなって、学習者を擁護して証人になると言い出した。さらに、警察にとどまらず、メディア、そして他の学習者(黒人、華人)なども一緒に真相を伝えるようにと言い出した。保安員は自分の言い分が通らないのを見て、うやむやのうちに終わらせた。

 確かに、私たちは反残虐刑展示をする許可を取っているが、一人、二人三人が街頭でチラシを配るのに許可は必要がなかった。(交通の妨害とならず、そして通行人に危険をもたらさない限り)しかし、一部の豪華な建築および一流商店は、やはり“私有地”を理由として学習者を外そうとしていた。この種の情況の下で、私たちは正念を持って妨害を取り除くと同時に、できるだけ早く店主、保安、そして警察に真相を伝える必要があった。それに常人の一面としても私たちがそこにいる権利があるから、理性を持って自分の合法の権利を保護しなければならなかった。それと同時に、私たちはまた本質から問題を見るように——私たちにも確かに良くできていないところがある。人間の観念に触れたため。常人は却って利用されて私たちを妨害しょうとしていた。このときに私たちは心が穏やかで気持ちが落ち着いている情況の中で真相を伝え、妨害を取り除くと同時に、自分たちの作法をも改善し、自ら展示の質量を向上させなければならなかった。私たちの展示をよりよくするために、個人のチラシ配りでも、みな周囲の環境とできるだけ違和感がないようにさせようとした。たくさんの人が私たちを見つめている。私たちがたとえ一時の改善に限界があるにしても、周囲の人たちも私たちのこの誠意および努力を忘れないでしょう。真相を伝えることは万能の鍵である。大法弟子は絶えず大法の真善忍を持って自分を向上させること自体は、大法を実証することである。私たちの言動をもって大法を実証する過程は、たくさんの世人にとっても、非常にストレートな真相の一つとなった。

 私たちの反残虐刑展示および紹介の方法は、基本的にはみんながここ数年来に各都市活動および比較的一般的な博覧会に参加する中で積み重ねた経験である。もし、このような展覧を高級ホテルでやれば、みんなも設計および配置の質量を高める必要があると分っている。また、大法弟子は人々に真相を伝える中で、朝早くからよる遅くまで、非常に苦労していた。疲れても休む場所がないので地面に座り、おなかがすくと携帯用食品を取り出してそのまま食べていた。またお金を節約するために飲水や食べ物を持参していた。老人と子供の必用品も、通行人や店から見えるところに置かれていた。今では確かにみんながすでにやめてはいるものの、山のように多い荷物を覆い隠していたが、それでもマンハッタンの一流店と一緒に置かれると、やはり一部の常人には一定の排斥感を抱かせていた。常人の人の服装をみて距離感を保つような観念のためなのかもしれません。

 これらの情況を見て、真相を伝える以外に、私たちはこれらの条件を解決できる同修に解決法を求めていた。例えばきれいな畳めることのできるダンボールを提供し、同修の荷物を置くために使われていた。また引越し会社から自動車をレンタルして、みんなの移動用荷物として置かれていた。私たちは平素家にいるときは、自分の身の回りの親族、友人に真相を伝えることを軽視することがしばしばある。外出の折には、私たちの周りにいる通販商人、保安係、警察さらには商人に真相を伝えるのを忘れてはいけない。彼らは通行人のように通っては行かないが、私たちと触れることのできる時間も最も短いのかもしれない。私たちの展示が終わってから、彼らもまた同様に私たちと面と向かって真相を聞ける機会がなくなるからだ。

 同修が関連のある二つの話をした。ニューヨークの地元の住民が町で一枚の法輪功真相宣伝ビラをもらった。読んでから非常に感動した。家に帰ってから二時間をかけてネットで検索をした。その後で、彼女は地元の義務連絡係の法輪功学習者に「私はあなたたちの町の中でのパレード、会議があるのを知っています。でも、私はネット上ではその具体的な情報を見つけることができませんでした。私は、自分も法輪功のためになにができるのかを知りたい。どんな事でもいいから」と言った。もうその時期がきたのかもしれません。署名する以外に、私たちはまたこのような人々のために彼らの願いをかなえさせるために何かを提供するべきでしょう?

 もう一つの物語とはワシントンDC学習者がマンハッタンの某繁華街で行われた反残虐刑展示と関係している。ニューヨークに在住している同僚が、これを見てから非常に感動し、法輪功への迫害があまりにも残酷すぎると感じた。展示パネル、実演など。大法弟子は本当に良くやった。たくさんの人がそれをみた。しかし、この同僚の同僚は却って法輪功について何も知らないゆえに、この展覧は自分の通行の妨害となったとさえ考えていた。そこでこの同僚は法輪功とは何なのか、どのような迫害にあったのか、そして中国のことなどを説明した。結局この同僚の同僚も展示へのマイナス思考を持たなくなった。

 四、反残虐刑展示の震撼およびより多くの人の変化の物語

 数日前に、あるイェール大学の学生と彼の友人がニューヨークを訪問したときのことである。彼らはニューヨークのいたるところに法輪功があるのを知った。法輪功の反残虐刑展示は「こても、効果的であった。」と語った。残虐刑を実演する学習者は長い間、ぴくりともしないのをみて、彼らは非常に驚いた。このイェール大学の学生は一枚の真相新聞を受け取って、最初から最後まで読んでいた。

 あるコロンビア大学法学院の西洋女性の計画は将来中国を焦点とする人権弁護士だった。彼女は顔見知りの学習者に自分はタイムスクェアで法輪功学習者の行った反残虐刑展示を見たと話した。

 ある若いニューヨーク人が、街頭で資料を配る学習者から手渡されたチラシを断わりながら、「ありがとう!もう、持っていますよ。二箇所の反残虐刑展示のところで署名しましたよ。本当に良くできていますね」といってくれた。

 ある年寄りの白人女性はマンションから出くると、ちょうどチラシを配っている法輪功学習者が門前でDoormanさんと会話しているのを見た。学習者は「こんにちは、チラシをおとりになりましたか?」と尋ねると、老婦人微笑んで応えた。「法輪功ですね、ありがとう、もういいですよ。もう取りましたわ。チラシだけでなく、新聞ももらいました。あなたたちの話も読みましたよ」と言った。学習者は「本当に良かった。それを、たくさんの人に伝えてください。あなたの幸運を祈る!」と言った。老人も笑って「ありがとう、あなたたちも幸運もね!」と言った。

 共和党大会の期間中は、街頭で交通を渋滞させないようにされていた。ある若い女性が十字路で信号が青になったときに、学習者とあった。彼女は手渡されたチラシを拒否すると「もう結構です。ありがとう、どの政党にも興味ありませんわ」と応えていった。学習者が手の中にある法輪功を紹介するバッジをこの若いレディーに向けて、「見てください、これは選挙のためのものではありません。これは法輪功です、太極のような・・・、人身ともに有益です。」と言いながら学習者は迫害を紹介するパネルを彼女に向けた。「・・・しかし1999年に中国の指導者層のある人が却って法輪功に対して迫害を行った。五年来に少なくとも1000名の学習者が迫害されて死亡した。」若い女性はしっかりと残虐刑を紹介するパネルをみて、「パンフレットを持っていますか?」と尋ねたので、「チラシしかもっていません」と答えると、女性は手をさし出し、一枚受けとった。学習者は「ありがとうございます。これらの法輪功の情報があなたに幸運をもたらすように」と言った。横断歩道の青い信号にかわると、若い女性は何かを考えているかのようにチラシを持って去って行った。

 マンハッタンで数名の消防員が、消防センターの入り口前に立って街の風景を眺めていた。学習者が通るときに一枚の新聞を手渡した。そして、残虐刑展示を紹介するパネルも彼らに見せた。「見てください。私たちが迫害を制止させることを助けてください」新聞を取った消防員の顔にはいぶかしげな表情が浮かび上がった。学習者は法輪功とは何か、そしてこの迫害を簡単に紹介しながら話す間に、消防員の顔はいぶかしげな表情から同情へと変った。より多くの人が法輪功の情報を分かち合うことで迫害を制止することができると聞くとき、彼は「わかりました。安心してください」と言った。

 二人の学習者がスーツを着て、ある繁華な地域で反残虐刑の展示前でチラシを配っていた。たくさんの通行人がそこを通って、中には会社の高層管理者もいた。90パーセントの商業関係者が彼らの手からチラシを受け取っていた。その中の30〜40パーセントの人が立ち止まってこの二人の学習者と話をしていた。彼らはできるだけすべての通行人が済度されることを願っていた。反残虐刑および面と向かっての会話が実に良い方法だと実感していた。たくさんの人が「なぜ、もっと前にこの事を知らせなかったのでしょうか?なぜメディアがこれらを報道しないのでしょうか?」と言っていた。

 毎日が新しい日であり、すべては大法弟子が続けて学習し、責任を履行し、心性および技能を向上させる一日だった。

 私たちに法をより多く学ぶようにしましょう。「済度をゆるがせにしないで早く伝えよう」①。またより多くの海外の大法弟子が西洋人の真相を知った後の「真相および人心」の物語を書き出して、西洋社会により多くの真相を知らせましょう。

 ①師父の『洪吟(二)』「早く伝えよう」より。2002年8月21日。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/9/5/83392.html