日本明慧


韓国に滞在し、家に帰られない中国大法弟子が第7期世界人権組織大会に手紙を送った

 【明慧ネット2004年9月19日】4日間の第7期世界国家人権組織大会が2004年9月14日、韓国ソウルで開幕した。この機会に、長期にわたり韓国に滞在して家に帰られない中国の人々が、今期の人権組織大会で呼びかけた!

                   私は家に帰りたい
                  ——第7期世界人権組織大会へ

 尊敬する大会の主席、人権代表各位へ、こんにちは!

 私達は韓国に滞在している中国国民ですが、郷里、家族と別れて既に数年になり、家に帰りたい、家族と共に常にいたいと切望している。しかし、私達のほんの僅かな最も基本的なこの要求は実現しない。ただ私達が法輪功学習者であるため、ただ私達が“真・善・忍”の信仰を放棄したくないためである。

 何年か前中国において、法輪功を修煉していたため、私たちは不法に捕えられたり、警官に殴られたり、家財を没収され何度も家をかき乱されたりしたことがあった。基本的な生存権のすべてが保障されない情況下で、私達は胸が張り裂けそうな辛い思いの中で、警官の虐待から逃れるため、仕方なく郷里に別れを告げ、家族に別れを告げた。私達はみな家族と別れを告げたあの寂しい一場面を忘れることはできない。苦痛と救われることのない涙に濡れたあの眼差しを・・・。

 今日、人権代表の方々は法輪功に対して多少は知っておられるかも知れないが、しかし、法輪功学習者が現在まで中国で受けてきた迫害の残酷さを、果たして何人の方が本当に理解されておられるだろうか?

 法輪大法(また“法輪功”とも言うは)、李洪志先生が編みだされた真の性命双修の佛家修煉法で、この功法は功を得るのも早く、伸びるのも早く、健康の回復はきわめて効果的であるという特徴があるため、気功愛好者から好感をもって深く広く受け入れられた。1992年から1999年7月まで、中国で伝えられている間に、中国大陸一国だけで、法輪功の修煉者は既に7000数百万人(中国政府の統計による)に達しており、中国共産党の党員数を上回ったのである。

 そのため、当時の中国国家主席・江沢民は強い嫉妬心から、言い表せない程の恐怖で、手中の権力を利用し、1999年7月20日、全面的に法輪功の信仰者に対する残酷な迫害を開始した。2004年9月12日まで、公に報道した迫害による死亡者数は少なくとも1047人に至っており、数十万人の修煉者を労働による再教育、拷問などで苦しめている。

 江沢民集団の法輪功に対する残虐な弾圧は5年余り続いているが、法輪功を消滅させることができないばかりか、かえって法輪功は世界60数ヶ国に伝えられ、もっと多くの地方の人々が続々と法輪功を修煉し始めている。2004年2月中旬までで、法輪大法の主要な書籍『転法輪』は既に25種類の言語に翻訳され、世界各地で発行されている。『法輪功』も既に30種類の言語で発行され、これらはもっと多くの言語にまだ翻訳中にある。

 2004年2月中旬まで、世界各国の政府機構、議員、団体など次から次へと法輪大法と創始者に対して授与された表彰と奨励は、既に1223項に達している。(米国1051、カナダ135、オーストラリア12、台湾9、中国は1999年以前に6、ヨーロッパ6、ニュージーランド、日本、インドネシア、ペルー各1)。 

 2000年から、李洪志先生は連続4年ノーベル平和賞にノミネートされた。

 尊敬する大会の主席と人権代表の方々、法輪功は世界の人々から広範囲に認められ引き続き表彰、奨励されているが、心を痛めているのは、中国は今も尚法輪功に対して残虐な弾圧をまだ継続しており、不法に拘禁され亡くなっていく人数は尚増加しつつある。

 私達とこれらの異国で意気消沈している中国大陸の法輪功学習者は、郷里を懐かしみ、家族を懐かしんでいる。両親は既に年をとり、電話する度毎に、彼らはいつも言う「私達はあなたの帰ってくる日を待っているよ。でも、話では情況はあまりにも厳しく、今はくれぐれも帰ってこないで。外で一日でもボーとしていられるようになれば、例えただの一日でも帰ってきて……」。夫は独りで家族の欠けた家を支えている。子供はか細い声で電話で話す「お父さん(お母さん)早く帰ってきてよ、 帰ってきてよ、明日帰ってきてね……」「お父さん(お母さん)、私はまた夢を見たよ、お父さん(お母さん)が帰ってきた夢を見て、すごく嬉しかった……」。

 電話の中で、家族達はいつも彼らの夢を語り、家族全員が揃うことを夢に見て、最も幸せな時間を回想している。しかし、今日の中国では、私達これらの法輪功学習者にとって、家族揃っての団欒の幸福はいつも夢の中でしか実現できないのである。

 法輪功の修煉は信仰の自由に対する権利であるが、中国では、法輪功の修煉者はこの最も基本的な権利も無く、甚だしい場合は生存の権利もすべて剥奪されている。中国江沢民集団の法輪功学習者に対する残虐な弾圧は、法律を軽視し、まったく法的根拠は無く、結局は深刻に中国憲法に違反しているのである。

 私達の家族は電話の中で何度も警告している「電話の中でくれぐれも法輪功の事を言わないでください」。電話が盗聴されているため、中国大陸数千万の法輪功学習者にとって、身辺はまだこれだけに留まらず、家庭が監視され、抑制され、行動も監視されており、甚だしきに至ってはいつでも何処でも、捕えられ、殴られ、迫害される可能性があり、多くの家族もこれらから免れることはできない。

 世界平和と人民の安寧を維持するため、“反テロ”は既に現在の国際社会が関心を持つ焦点になっており、中国の江沢民集団の法輪功学習者に対する国家のテロリズムは、継続した時間の長さ、迫害の範囲の広さ、残虐な拷問手段の痛ましさ、死亡者、身体障害者になった人数の多さなどから、十分に全世界の人々の関心と激しい非難を引き起こし、現在全世界が最も早急に解決を要する反テロのテーマは、最も重大であることを明示している。

 “節句になれば親しい人への思いが募る”、中国の伝統の祝日、“中秋節”は間もなくやって来る。私達は尊敬する大会の主席と代表各位のご家族のご幸福と、ご健康を心より祈念している。しかし、帰国することのできない法輪功学習者や家族は、仕方なくあの空中の満月を眺めるだけで、もとの家族が集まって、一家団欒を共に享受することはできない。

 尊敬する大会の主席、及び代表各位、私達の心からの声に耳を傾けて欲しい。あなた方が私達の境遇に関心を持ち、中国で発生しているこの人権の大災害の制止への、できるだけ早い支援と、あなた方が一人の本当の人権の代表として、その権利を行使されることを望んでいる。

 私達はどんな過分な要求もしておらず、私達はただ法輪功を修煉する、“真・善・忍”を信仰する権利だけを求めているのである。年を取っている両親を配慮し、できるだけ早く家族の団欒を取り戻すため、私達の心からのたった一つの願い——“私は家に帰りたい”。

韓国で失意の中国大陸の法輪功学習者全員
2004年9月12日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/9/19/84549.html