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中国で人権状況調査を開始---国連「不法拘禁調査チーム」

 【明慧ネット2004年9月26日】《法輪功人権》の報道によると、国連人権委員会の不法拘禁調査チーム(The United Nations Working Group on Arbitrary Detention)の一行は、2004年9月19日に中国に到着して、中国の人権状況に対して12日間の実地調査を実施、特に中国で起きた不法逮捕、任意拘禁、および拘禁時間の任意延長などの人権侵害問題に対して実地調査を行う。

 不法拘禁とは 《世界人権宣言》の中に定められた基本的な人権に背いて拘禁することは、すべて不法拘禁である。法輪功の学習者に対して行われた拘禁はすべて不法拘禁に属する。  合法の拘禁は必ず合法の手順を通らなければならない。法律の手順を通らずに拘禁することは任意拘禁に属する。すべての秘密審判とすべての労働教養の判決は、任意拘禁に属しているから、すべて違法のことである。 

 合法の拘禁は必ず期限を定めている。期限を超過した拘禁は、任意拘禁に属する。 

 調査方法 

 主席のLe?la Zerrougui(女性)、副主席Tamas Banを中心とする調査チームは主に北京、四川及びチベットに対して調査を行う。調査チームは中国の外交部、司法部、公安部などの部門の官吏、及び中国人民最高裁判所の司法官、中国人民最高検察院の代表、中国弁護士協会、全国と地区性の民間団体及び非政府組織の代表と面談する予定をしている。

 この国連調査チームは、また刑務所、労動教養所、留置場、拘留所、精神病院、警官局などを訪れて、それらのところに監禁されている犯人と単独で面会して関連情報を収集すると同時に被害者の家族に面会することなどを予定している。

 しかし今までのこのような調査は、何時も妨害を受けて真実の情況を把握することができなかった。調査チームが到着する前に、現場の管理者は本当の被害者を隠して、一般の犯人に読書や娯楽の運動をさせて、偽りの場面を作り上げていた。

 調査結果の公表

 調査チームは調査結果をまとめて、来年3月の国連委員会の第61回大会に報告を提出する。 この報告は国連の公式文書として、各国政府及び人権団体に配布され、中国の“不法拘禁”などの人権状況の参考資料として利用されることになる。




(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/9/26/85058.html