日本明慧


真実の前で課長の考えが変わった

 文/重慶の大法弟子

 【明慧ネット2004年11月1日】2001年末に、私は外出先から家に帰って来て間もなく、同僚から工場の駱課長が検査により肝臓癌の末期であると医者から言い渡され、今は家でただ死を待っているのみだと聞いた。それを聞いて私の心は痛んだが、駱課長は工場で中級幹部であり工場の模範であるので、急に彼の考えを転換することは難しいと思った。難しいけれど私は師父の慈悲、済度こそ更に難しいことであると思い、まず駱課長の奥さんに真相説明をすることを決めた。

 ある日、私は駱課長の奥さんと会った時に挨拶をした後、大法について真相を説明してから、ついでに大法の真相カードを彼女にあげて、私の代わりに駱課長に、彼が心から法輪大法は良い、真・善・忍は良いことだということを覚えて下さいということを伝えて欲しいとお願いした。駱課長の奥さんは納得できない様子でカードは受け取って行った。

 2002年4月のある日、私は駱課長の家を尋ねた。部屋に入って見ると彼は痩せて骨と皮しか残っていない様子で丸太のようにソファーに横たわっており、息苦しい様子だった。

 挨拶が終わって腰を下ろしてから、私は課長の奥さんに渡した大法の真相カードを受け取ったかどうかを課長に尋ねた。課長は法輪功カードのことを聞いて、顔色を変えた。彼は「私は法輪功(迫害する)の管理を担当している、数日前工場で、五月一日の祭日が近づいてきたので法輪功学習者に対して監督管理を強化する内容の会議を開いた。」と言った。私は彼に「私達は良い事をしようと一生懸命なのだから、悪事なんか考えたこともない!課長、あなたは法輪功について全く知らない。私たちは「真善忍」に従って好い人間になるために頑張っている。今のような道徳的に堕落した時代に、私達は打たれても打ち返さず、罵られても罵り返さないし、至る所で他人のためを考えているのに、何故悪人だと思っているのか。」と言うとそれに対して、駱課長は「私は上のことしか信じない。テレビ局のことを聞いている。あなたが私に煉功させようとしても無理だ。」と言った。私は根気よく彼に「私は課長に煉功をさせるつもりではない。ただ法輪大法は素晴らしい、「真善忍」は好いと覚えて欲しいだけです。そうすれば、課長と課長の家族に本当の良い未来が与えられる。」と言った。

 駱課長は無神論の害毒を30年余り受けていたし、加えて私の真相説明が足りなかったので、彼の心を動かすことは出来なかった。けれど彼は私が大法の真相を説明したことを告発することはなかったので、このことから、彼はまだ救われる可能性があると私は思う。

 5月末に、駱課長は病院に行って再検査を受け、突然肝臓部の影が消えていたので、医者も不思議に思っていたけれど、前の診断は誤診であると伝えられた。ある日、私は野菜市場で駱課長の奥さんと会って、彼女に「駱課長の診断は本当に誤診だったのですか」と聞いた。駱課長の奥さんは医者からそう聞いたと言った。私は「前回医者は駱課長を末期肝臓癌であると診断を下し、駱課長は骨と皮しかないぐらいまで痩せて、死に近づいた感じを受けたのに誤診だなんて、もし本当に誤診ならば、彼の身体があのように悪化するなんて信じられない。それは、私達の師父が彼にもう一度チャンスをくれたのです」と言った。

 間もなくして、私は駱課長の家を尋ねて彼らに真相を説明した。しかし、彼らは信じるどころか、私が余りにも愚かで無知であると嘲笑した。

 ある日、私は野菜市場で駱の奥さんに再会し、課長の身体の状況を聞いた時、彼女はがっかりした表情で、駱課長の身体は又駄目になってしまい、脾臓も大きくなり、痛みが激しくなって鎮痛薬を飲んでも治らず、ますますひどくなる一方だと言った。そこで私は課長の奥さんに「課長はあまりにも頑固です。彼が法輪大法は素晴らしい、“真・善・忍”は良いとしっかり覚えているだけでも良いのに、自分の官職たけを重んじ、命さえ捨てようとしています。彼に大法を心の中に覚えて置くように伝えて下さい。顔に書いて置きなさいとまでは言わないし、他人が頭の中を覗くわけでもないでしょう。もし命がなくなれば、何もかもなくなるのではないですか。本当に惜しい」と言うと、今度は気が軽くなったようだが、半信半疑で去っていた。

 7月に私は再度課長の家を尋ねて真相を説明した。その時の駱課長の病気はかなり重くなっていて、酷い咳をしていたし、すでに血を吐き始めた。私は2人に「心から繰り返しで“法輪大法は素晴らしい”、“真善忍は素晴らしい”を黙読し、苦しくなって耐え切れないときは李洪志先生に助けを求めなさい」と言って帰った。

 数日後、私は駱課長の奥さんに会って、課長が大法の本を読んでいるかを聞いたところ、奥さんは、今は課長の考えは大きく転換されて大法の本が気に入って読んでいると言った。そこで私は『転法輪』を届けに行って、又彼に真相を説明した。

 今、駱課長の身体は回復して元気になったので、私は彼らの夫婦に大法により受益したことを心から忘れずに、もっと多くの縁のある人に受益させるため、大法の真相と自らの体験を友人達に伝えてほしいと話した。現在、彼らも喜んで世の間の人々に真相を伝えており、多くの人々を救っている。

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/11/1/88096.html