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通行妨害誣告案の一部分の罪名は取り消され
香港学習者は引き続き上訴する(写真)

 【明慧ネット2004年11月11日】香港の上訴法廷は2年前、法輪功学習者が通行妨害および警官を襲撃する疑い罪で判決を下した。水曜日の午前10時(現地時間11月10日)、通行妨害を含む2項の罪名は取り消された。しかし依然としてもとの5項の判決を維持している。被告の代表弁護士は、通行妨害という罪名が成立できない以上、警察側の逮捕する行動は不合理で、不法に逮捕される人は温和な反抗を行っても、法律の上で罪を言い渡されるべきではないと言った。香港の法輪功学習者は、引き続き事実を明らかにさせ、法廷がすべての罪名を取り消すまで努力すると表明した。

 判決文は指摘するが、その時法輪功学習者は中聯弁の外で座り込んで請願して、非常に平和的で、その時の路面もとても大きい空間があって、集会過程は静かで、展示された横額は、いかなる合理的な観点を持つ人にとって、皆学習者が「通行妨害」だと認定することができない。その上、第1審の司法官はただ市民の道を通行権力だけを考慮して、権力を示すことを考慮していなかった。考えはあまりにも狭かった。判決文は基本法が市民に平和なデモ権利を与えていることを指して、その上中聯弁は1つの敏感な地方で、象徴的意義があって、法輪功学習者はそこまで請願する特別な理由があるので、それで全ての16人通行妨害罪を取り消した。 

 香港の人権監察総幹事長羅沃啓氏が、上訴法廷は「通行妨害」に関する罪名を取り消したことを知った後に、判決は香港のデモ自由を確保することに対して、例えばデモの場所、デモの方式の選択、デモの対象に見られる等において、重要な意義があると表明した。彼は法輪功学習者の作り出した努力に感謝した。

11月10日8時、約50名の法輪功学習者が遮打花園で集まった後、香港高等裁判所までデモ行進して、裁判所ビルの外で平和な請願を行って、江氏ごろつき一派が香港政府に迫って、法輪功学習者を迫害することを抗議した

 この誣告事件は2002年3月に発生した。その時江沢民は長春テレビ番組が法輪功の真相番組に切替えられたことに大いに怒って、大陸の真相を伝える法輪功学習者に対して、「容赦なく射殺せよ」という命令を下した。16名の法輪功学習者、4名のスイス学習者を含んで、3月14日朝、香港西区中央の中国政府駐香港連絡弁公室外の歩道で静かに請願して、江氏の殺戮命令を制止させることを求めた。請願は始まって約4時間後、香港の警察側は数十人が出動して、彼らを皆強制にパトロール・カーに乗せて、警察署まで連れて行った。これらの法輪功学習者は後で、通行妨害、警察の公務執行妨害執務、警察を襲う等、七項の罪で起訴された。その年の8月、香港西区の裁判所は16名の被告の全ての罪は成立だと裁定して、各自の罰金は1300〜3800香港ドルだと判定した。誣いられた学習者は判決に不服で、上訴を提出した。香港高等裁判所の上訴法廷は去年9月に開廷して、3日間ずっと事情を聞いた。14ヶ月あけて、上訴法廷はようやく今週水曜日に判決を下した。

 自由なアジアラジオ放送局2004年11月10日の報道によると、上訴法廷は特に、《基本法》は定めているが、市民は集会とデモの権利があって、もとの法庭の司法官が当日に裁決した時、存分にこの点を考慮に入れていなかったと指摘した。でも、その中の9人は、警察の公務執行妨害執務、警察を襲うという罪ついて、上訴法廷は、証拠が確実、明らかで、前回と同様の判決を下すことを決定した。被告は引き続き上訴すると表した。被告の弁護士代表、香港民主党立法会の議員何俊仁氏は、16名の学習者は通行妨害の罪は成立できない以上、警察側が当日に彼らを逮捕した行動は不合理で、学習者の行った適当な抵抗も自然だと言った。彼は、彼らが逮捕されるのは不合理だ、その時不法に逮捕された人は温和な反抗を作り出して、法律の上で、罪を言い渡されるべきではないと言った。

 オーストラリアラジオ放送局も同日この事件の最新発展に対して報道を行った。報道の中では、法輪功側は、中国で4年前に法輪功が弾圧されて以来、少なくとも1千6百名の修煉者は虐待されて死に至ったと公言した。

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/11/11/88928.html