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国際人権日の前夜 注目を浴びる中国政府の人権侵害問題

 【明慧ネット2004年12月9日】(明慧ネット総合報道)12月7日、ドイツ国際人権協会は間もなく到来する国際人権日を向かえるにあたって、記者会見を行い、中国の各生産領域で発生している非人道的なやり方を非難しました。当協会主席マーティン氏は、「中国で製造された多くの廉価製品は中国の労働教養所で生産されている。極めて安い中国製品の背後には往々にして人権侵害の行為が隠されている。」とこのように指摘しました。

 ドイツ国際人権協会主席マーティン氏は記者会見でこのように述べました「人権人士は決して中国と貿易活動をしたくないと希望することではない。」さらに、マーティン氏は価格が極めて低い中国製品の背後には往々に人権侵害の行為が隠されていると考えていました。この点について、顧客達はきちんと、はっきり認識すべきであり、人々はどうして中国の経済について大いに、幅広く話し合いながら、中国労働教養所で生産された製品については無視しているのだろうか?彼はまたドイツ総理シュルェド氏が中国訪問時、人権侵害問題に触れてないことも批判しています。

 マーティン氏は、このような数多い中国製造の廉価製品、喩えば、おもちゃや、織物、花火から部分的なハイテク製品まで中国の労働教養所で生産されたと述べました。現在、世界中の35%の携帯電話と55%のコンピュータのディスプレイは中国で製造されたものです。

 記者会見には法輪功学習者の熊偉さんも招かれました。彼女は中国で法輪功資料を配ったため、労働教養所に二年間拘禁されていました。「私は当時、毎日6000膳の箸を包装させられました。あとになって、北京女子労働教養所で、また手袋とセーターを織るように強要されました。私達は必ず固い腰掛に座り、頭を下げてセーターを織らなければなりませんでした。もし頭を上げて、一息でも吸うと看守に『何をしているのか?』と聞かれます。私達が生産したすべての製品は輸出品でした。当時箸を包装する仕事はまったく報酬がありませんでした。労働教養所でセーターを織ると毎月ただ2、3元もらえる程度でした。」と彼女は語っています。

 記者会見に出席した法輪功学習者鄭志紅女史はRFAの取材を受けたとき、「この活動はドイツ国際人権組織主催の記者会見です。主題は“中国製造とは強制労働を意味する”です。先日、シュルェド氏が中国を訪問したとき、当然彼らの主な目的は中国と経済合作を行うことでした。」とこのように語りました。記者会見を通して、ドイツ国際人権組織はドイツ政府に経済合作の過程で、同時に中国に人権問題を提出するよう呼びかけました。

 鄭女史はさらに、「熊偉さんは記者会見で主に彼女自身が労働教養所で体験した強制労働の一部を話しました。喩えば、労働教養所では毎日必ず朝6時から夜9時まで、ひどいときは夜12時まで働かせます。もし彼らが配布された仕事を終わらせないと、徹夜の可能性も生じます。彼らの強制労働には箸の包装、及び輸出製品のセーターを編むことなどがありました。」と話しています。

 記者会見で、法輪功学習者はドイツ報道界に労働教養所での酷刑を実演しました。ちょうどドイツ総理シュルェド氏が中国を訪問する期間でしたので、ベルリンの殆どすべてのテレビ局と新聞社がこの記者会見に参加しました。これは近年、珍しい出来事です。


(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/12/9/91015.html