日本明慧


母が述べたニューヨークでの物語(二)

 文/笑梅

 【明慧ネット2004年12月20日】五、しっかりとした心

 ある朝、一人のおばさんは突然下痢になり、しばしば便所に行き、4回までも続けて行った。私は彼女に「よいのか?今日は行ってはいけないだろう?」と聞いた。すると彼女は少しも躊躇しないで「行く!きっと行く!私はみんなと離れることができない。」と答えた。結局現地に着いたら、不思議なことに平気になりました。その後、ほかの学習者から聞いた話によると、このおばさんはずっとシカゴの中国大使館の前に陳情しに行っていた。ある時足がとても腫れていたけれど、彼女はやはり堅持して、中国大使館へ行った。しかしその翌日、足が完治したという経験があります。彼女は「たとえ私は這ってでも行く、私は行く!”」と言った。私は彼女の正念に感動させられました。

 一人の七十二歳のおばさんがいて、彼女は毎日ニコニコして、行動が早く、まるで風のように歩いていて、何をするのも先にやるタイプの人です。誰も信じてくれないかもしれませんが、彼女は法輪功を修煉する前大きい手術を受けたことがある病人でした。それで、法輪功はとても不思議で、自分が修煉しなければ知ることができず、修煉すれば知ることができると言っていました。

六、あなたは地図を見ることができるの?

 母が荷物を片付ける時に、一枚ニューヨークの地図を持って、「地図が二、三枚も破れた。地図がなければならないの」と言いました。私はびっくりして、「母さん、地図を見ることができるの?」と聞きました。

 「ええ、私はマスターしました。(ほかの人が助けてくれるのを)待つことも、望むこともしないで、道に迷ったら自分で道を探しても戻ってくださいとほかの学習者が言ったのよ」と母はこう言いました。

 私はびっくりしました。私自身さえ地図を見るのは下手で、複雑な線路図を見たらくらくらします。まして母は小学校三年生の文化程度しか持たないのに、こんなに複雑な地図がわかるはずがないでしょう?しかも全部英文の地図です。

 母は言いながら、地図を指して、「この地下鉄は上り電車と下り電車があって、トータル三つ階層です。気をつけてなければ道に迷ってしまう。帰り道はユーピー(UP)で、ほかにはドウタン(Downtown)もあります。F線は快車で、後でR線とV線を乗り換えて、住まいのW駅まで来た。駅名の頭文字だけを覚えて、行き先の一つ前の駅から降りる意識を持ちます。たまにほかの人を寝かせて、自分がホームを見て、着く前にその人を起します。現在私自身はマンハッタンに行くことができて、自分で家に帰ることができます。これを知って、ほかの学習者たち皆が喜びます。」私は「貴方はよくやったね、私より上手です。」と言いました。すると母は「とんでもない。心を込めてやれば何でも出来る。」と答えました。

 「(地図を見て)行き先が分からなければ私は警察官に聞きます。英語は喋れないので、ジェスチャーで表します。まずは挨拶して、Hello!後は自分を指して、それから行き先を地図の上で指しますが、警察官は分かってくれます。そして、警察官はどの電車を乗ればいいのかを教えてくれます。警察官達はよく我々婆さん達と会っていますから、多分顔を覚えたのです。彼らも中国語を少し習いました。警察官に中国語で挨拶されたこともあります。彼らは本当にいい警察官ですね!中国の警察官と比べたら、全く違いますね。」

 最後に母は「今回の収穫はとても多かったが、一部は忘れてしまった。ほかのよくやった学習者達を見ていると、彼らは一分一秒も無駄なく、時間をとても大切にしていた。我々との格差はとても大きかったわ、我らは頑張らなきゃ」と言いました。

追記:母が法輪功を修煉し始めた経緯

 母は小さいころからずっと仏を信じていて、家族は何代もの人が仏を信じていた。母は小さいころからしょっちゅう道場へ行っていたので、道場に関することなら何でも聞きたいです。徹夜して聞いても構いません。私が法輪功と出会った時、母は法輪功の本を読んだらいいと言いましたが、そもそも道場のものが捨てられなかったので、修煉は始めませんでした。1999年6月に母はやっと修煉しようと決意して、座禅して、法を勉強して、修煉をし始めた。しかし一ヶ月しか経たないうちに、中国で法輪功に対する弾圧が始まった。法を深く理解してなかったし、その上中国政府が作った嘘がいっぱいあって、母は法輪功の修煉を途中にやめてしまった。三年前、母はこちら私の方へ親族訪問しに来たが、最初は私たちに法輪功をやめるように説得しようとしていた。ところが真実を知ったら私たちよりもっとよく法輪功を信じて修煉していた。母は法を読むのは遅いけれど、とても心を込めて、静かに読んでいます。すぐに座禅も一時間できて、毎日でも座禅をやっています。もちろん捨てることが出来ないものもあります。例えば私の二人の弟が中国大陸にいて失業していた事などです。今回母は法輪功の真相を伝えるためにニューヨークへ行く時には、そんなことを考えていなくて、真相を伝えて世間の人々を救うのがもっと重要だと言った。結局母が帰ってくる前の一週間で、2人の弟は皆悪くない仕事を探し当てて、末の弟はまたある大手会社の副マネージャーになります。母は自分が執着する心を捨てた後、師父がすべてをうまく手配して下さったことを強く感じました。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/12/20/91805.html