日本明慧


オーストラリア法輪功学習者のタンザニアの旅(一)

 文/オーストラリア法輪功学習者エミ

 【明慧ネット2004年12月15日】南アフリカの銃撃事件後、米国の“7.20”活動と南アフリカの真相洪法活動が行われましたが、わたしは後者を選択、参加することに決め、一ヶ月ほど滞在しました。南アフリカから戻ってくると、ニューヨークのマンハッタンにおいて、真相を伝える活動を支援する学習者を増やす必要があるということを知ったため、次いでニューヨークにも行こうと考えました。そして、準備を終え、チケットの予約も済んだ時、東アフリカのタンザニアにおける江沢民への告訴という活動が、間近に迫ってきました。

 この地域には法輪功学習者が一人もいないため、所々からやってきた学習者を頼るしかありません。本当のところは、米国へ行くことを希望していました。また、アフリカでの生活がきついということも、想像されましたし、法輪功を広めることも難しいのではないかと、いろいろ考え迷ってしまいました。さんざん悩んだ末、結局はアフリカに行くことにしました。早速、チケットを変更して旅に出ました。現地で出会った多くの優しい黒人の人々が、苦しい環境にいながらも、法輪大法の恵みを待ち望んでいるということを感じ、生命は皆新生による恵みを求めているのであると悟り、「幸いにして自分はここに来た」という認識により、自らの内心の世界に響くものがありました。

* 障害を乗り越える

 向かっている途中、落ち着かない気分でしたが、何の機縁によるものであるのかと問い質す内に、アフリカとの固い?がりを感じるようになりました。師に従い衆生済度に集中し、決して自分の執着に妨げられることのないようにすることです。

 わたしがダンザニアに着く前に、既にカナダの学習者が到着しており、政府に真相を伝えると同時に、煉功場もつくりました。しかし、当地の政府は中国政府からの経済援助を受けているせいか、中国政府に不利な声であるならば、避けられるような状況にありました。そのために、学習者が真相を伝える難易度が増し、政府関係者との面談の予約もなかなか取れませんでした。この困難な局面に対応するため、まずマスコミを対象とするように変更しました。

 当初、国営のマスコミには断られました。諦めず引き続き、民営のマスコミに頼もうとしました。取材を求めた際、自分の中では、ただ真相を伝えるという一念だけを持ちました。それが人の心を照らす万能の鍵だからなのです。その通り、ある記者は真相を聞いた後、わたしたちへの理解を示すようになりました。この記者の段取りのより、初回の記者会見を開くことができました。当日は、大勢の記者が集まりましたが、全てこちらを取材するという訳ではありませんでした。しかし、この記者会見というきっかけにより、縁のある彼らに、大法の真相を伝えるという使命感が湧いてきました。それによって、なるべく多くの記者との面談ができるよう努めました。

 そのような折り、師父の慈悲もこの大地に現れ、煉功場で一つの奇跡が起きました。あるインド人の女性は、20年も病気に苦しみ続けられていましたが、煉功を始めて2週間のうちに、全ての病気が治りました。この女性は、「今は歩く時は、まるで飛べるように軽々しいものです!大法はわたしに新しい命をくださいました!」と話しました。また、ひどい睡眠障害のあった人も法輪功によって治りました。これらの真実を記者に向かって、話してくれるように頼み、絶好のタイミングで公開しました。

 この数々の奇跡に直面した記者たちは驚き、その中から一人の記者は直ちに功法の坐禅を学びました。その後、坐禅を学んだ記者は、わたしに向かってこう言いました。「煉功をしてから、よく眠るようになりました。今までこんなに安眠できることは一度もなかったのです」。こうして、次々に邪悪の障害を除きつつあるのです。早速、第二回の記者会見を開き、今度は主に修煉者の体験談について取材してもらいました。この記者会見をした後、公営のマスコミも予想以上に、法輪功のことを報道するようになっており、ようやくマスコミという媒体が伝えてくれるようになりました。この勢いで、多くの新聞社が法輪功のことを次々と掲載するようになりました。

* 目覚めつつある人々

 しかし、中国大使館側は、人気を得た法輪功を損なうようにするため、地方の新聞社に大法を貶す嘘偽りの報道をさせました。邪悪がその手口を悪用する時は、いつも大法が盛んになった時です。純朴なアフリカ人はすぐにも影響されましたが、大法に対する関心がありますので、逆に多くの人が煉功場に真実を究明しに駆けつけて来ました。

(続く)

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/12/15/91482.html