日本明慧


マンハッタンで、真相を“早く伝えよう”(訳注1)

 文/日本大法弟子

 【明慧ネット2005年1月24日】正月休みの間、私は再びマンハッタンに行って真相を伝えました。泊った所からマンハッタンまでは、地下鉄で1時間ぐらいの距離でしたが、その間も、有効に真相を伝えました。2004年12月31日朝、地下鉄の駅は、いつもより、人通りが少ないようでした。そこで、私たちは一人の黒人青年に会いました。彼は真相を知っているばかりでなく、『転法輪』も全部読んだと私たちに言いました。さらに、自分の祖父は中国人であるため、自分も中国の姓があると教えてくれました。もっと私たちをびっくりさせたことは、彼が“真・善・忍”の3文字を自分の胸部に刺青していたことです。彼は、自慢げに自分の胸部に刺青した“真・善・忍”の3文字を私たちに見せました。彼は、この3文字を心深く覚えるつもりなのでしょう。

 地下鉄の電車の中で、人々は、渡した真相新聞を真剣に読んでくれました。私が隣に座っている黒人の女性に真相資料を渡すと、彼女は読み終わった後、バックからお金を出して真相資料の料金を払おうとしました。そこで、私は彼女に、「私たちは、お金はいただきません。」と説明するとともに、彼女の好意に感謝しました。

 日本学習者が反酷刑展を行う地点は、マンハッタン中心部のある大きな駅前だったので、一日中、そこを通る人々は数え切れないぐらいでした。そこでの反酷刑展は、非常に目立ちました。学習者が化粧をして、反酷刑展を始めると、すぐ大勢の通行人が歩くスピードを緩めました。さらに、訳を聴こうとする人々や、真相資料を受け取ろうとする人々、反迫害を支持して署名してくれようとする人々、話を聞こうとする人々などでいっぱいでした。その中には、真相資料を読んだと言う人も少なくなかったですが、一日中、やはり大量の真相資料が渡されました。特に、質問する人々は、学習者の説明によって、真相を知ることができました。

 二日目に、私の隣の同修はサイン名簿を持ち、積極的に通行人にサインをお願いしました。多数の人々が、すぐにサインをしてくれました。“なぜサインを行うの”と質問をする人もいましたが、そのような時は、私が英語で説明をしました。同修と私は、互いに手伝い合い、良い効果を得ました。同修が積極的に人々に真相を伝えることを見て、私も自分の不足点を発見することができ、さらに頑張って真相を伝えることがでました。

 前の2日間は、より多くの真相資料を配ろうとする気持ちがありましたが、3日目からは、人々を救おうとする慈悲心から、真相を伝えようと言う気持ちが出て来ました。そこで、両手に英文真相資料の他にも、中国語、日本語、スペイン語の小冊子、真相CDなどの真相資料署名用紙などを持って、人々に真相を伝えました。また、立ち止まって反酷刑展場面を見る人々には、積極的に声を掛けると同時に、真相資料を渡しました。人々はよく真相資料を受け取ってくれましたが、ほとんどの人が、中国で行われている迫害について、全く知りませんでした。被害者を演じる学習者の化粧が本物のように見えたので、彼らは学習者が本当に怪我をしたと思っていました。この場合、その人のところに行って真相を伝えることが非常に重要でした。

 人々の質問は主に次の二つでした。「何が起こったの?」「なぜ、江沢民集団は法輪功を迫害するの?」この質問に対して、簡単に説明すると、人々はすぐ理解し、どうやったら私たちを手伝うことができるかと尋ねました。私は、反迫害を支持する名簿にサインをお願いするとともに、できれば李祥春(訳注2)を救援するハガキをブッシュ大統領に郵送してくれるようにお願いしました。このことによって、人々は真相資料を受け取って、真相が理解できると同時に、自分達の支持を行動で表せるのです。のは、人権侵害や当局の追及を恐れているように思えるので、はっきりと明示したほうがいいのではないかと思います。特に、常人が見た場合、省略されると何のことかわからなくなるのではないかと思います。

 午前11から夕方6時までの間、私たちは昼ごはんとしてパンを数口食べたほかに、ずっと現場で真相を伝えました。同じ言葉を何回言ったことか、自分も数えられないぐらいでした。私の印象では、サインした人々の中には、大勢の地元の人々のほかにも、ワシントンDCや米国各地からのアメリカ人、イギリス人、フランス人、イタリア人、ローマニア人などの世界各地から来た人々がいました。自分の感覚としては、絶えずに真相を伝えることによって、大勢の人々が真相を知り、また大勢の真相を知らない人々が列に並んで真相を知ろうとしたことでした。このように、私たちは真相を知らない人々に向かって真相を伝え、彼らが真相を知るようにしました。このとき、私は師父の経文“早く伝えよう”の意義を更に、深く悟ることができました。 

                    大法の徒は真相を伝え
                    口から鋭い剣を一斉に放し
                    くさった鬼の虚言を暴き
                    時間を大切に救い済度し、早く真相を伝えましょう
                    (『早く伝えよう』 2002年8月21日)

 マンハッタンで真相を伝えた数日間、真相資料を受け取ってくれる中国人は、みんな非常に友好的でした。しかし、その人数は比較的少なかったのです。私は、会社に行く中国人達が彼らの歩くスピードを遅くし、反酷刑展に注目するよう心から願いました。また、憎々しげに真相資料を引き裂く中国青年たちに悲哀を感じました。 

(訳注1)“早く伝えよう” :(『洪吟二』)
(訳注2)李祥春:アメリカ国籍で、医学博士、製薬会社を経営。2003年1月22日、サンフランシスコから広州空港に着いた直後、中国公安部に拉致され、今だに、不法拘留されている。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/1/24/94132.html