日本明慧


“真・善・忍”が生徒の心の中に根を下ろす(写真)

文/叶育カン(台湾)

 【明慧ネット2005年3月8日】今日、私は生徒のある善行に感動しました…

 私の担当する生徒は、今年5年生になります。前学期に新しいクラスの担任となってからは、まずは“真・善・忍”の法理を教え、そして法輪大法を以て、すべてのことは内に向かって探す方法を指導し、日々の行動を修正するよう導いています。また「感知のある水」の短信を見せ、そして『命の答えを水は知っている』という本を読み、クラス全員でご飯を炊く実験を通じて、善念のもたらす作用を理解してもらうことができました。次第に、“真・善・忍”は、生徒たちの心の中に、根を下ろすようになりました。

 生徒たちの毎日の連絡簿に、短編の日記を書くように指導しています。この日記には、二つの重要な方向性を定めています。それは以下の通りです:
1、 もし、今日何らかの間違いを犯したならば、“真・善・忍”の基準を以て、自分の内に向かって自分の不足を探し出し、自分の間違いと直面することで、その不足を埋め合わせること。
2、 間違いを犯していなければ、注意深く周囲の“善”人の善行を観察し、それを記録すること(関係の親疎を問わないこと)。
明慧日記と一週間の行動確認表
これまでの各回のクラス刊行物


 毎日の日記をチェックし評価を加え、人を感動させるような内容を選び出しては、生徒にパソコンで編集させ、特別欄を設け、クラスの刊行物—『週刊明慧クラス』を発行しています。また、教壇上では、佳作を生徒が朗読し、みんなの意見を交わすことで、すべての生徒の生得な善念を喚起させています。

 しばらくして、父兄から:「なぜ、私の子供はこんなにも大きく進歩したのでしょうか?」、「子供が私たちの話を聞くようになりました」、「本当に大人しくなりました」と言った、驚きに満ちたフィードバックが、多数寄せられました。

 「あなたの担当するクラスは全学年の中でも、私が一番安心することのできるクラスです」、「あなたの授業には好感が持てます」と同僚も絶えず賞賛してくれました。さらに朝会のときには、校長も「学校全体の中でも、あなたのクラスの生徒は、一心に話を聞き、脇見をすることもなく、こちらに集中しています。やはり違いますね」と言ってくれました。

 このような声がありましたが、私は生徒たちが本当に内在から昇華したものであるのか、それとも単に表面だけが、大人しくなったものなのか、ということを見つめてきました。

 しかし、今日にしてやっと、“真・善・忍”の法理が、子供たちの心に植え付けられたことで、初めてこのような善行ができるものだと、確信するに至りました。このように考えるようになったのは、ある出来事がきっかけとなりました。

 日曜日に、鈴宣ちゃんが虹秀ちゃんと一緒に、台南の保安宮の書道大会に行き、撮影した数枚の写真を取り出して見ては、私と喜びを分かち合いました。その中の一枚は、書道の大家である張炳煌さんが、その場で揮毫する場面であり、写真の中央には“真・善・忍”の三つの文字が書かれていたのです。  
書道の大家・張炳煌さんが揮毫する

 この写真を見て、鈴宣ちゃんに状況を尋ねると、「書道の大家から、一枚の書を贈りますので、書いて欲しい文字は何ですかと聞かれました。そこで迷わず“真・善・忍”の三文字を書いてほしいと伝えました。そして、これは私の先生が、私たちに要求した、良い人となるための日々の目標ですから、この掛け軸を教室に掛けて、他の生徒とみんなで一緒に勉強するつもりです、と答えました」、と彼女は言いました。

 そこで、これは李洪志先生の教えであることも伝えましょう、と彼女に教えました。

 私は本当に感動しました。生徒がその時に“真・善・忍”の三文字を思い出すことは、決して偶然ではないでしょう。それは“真・善・忍”が、すでに彼女の心の中に、深く根を下ろしてことを意味しています。そして、その場にいた観客の人たちも縁のある人ですから、これこそ法の威力であると思います。

 最後に、生徒の日記に「よくできました!あなたたちは、本当に幸運な人たちです」と書きました。

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2005/3/8/96838.html