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オーストラリアの法輪功学習者は、反酷刑展及び江沢民提訴支持の記者会見を開く(写真)

 【明慧ネット2005年3月2日】(明慧記者欣宇) オーストラリアに住む法輪功学習者で、華僑画家の章翠英氏は、2004年9月15日に、江沢民及び610事務局(法輪功取締事務室)が、法輪功を弾圧した“拷問・集団殺害と人道に反する罪”について、オーストラリアNSW州の高等裁判所に提訴しました。2004年12月10日の第1回の公判に、被告はいずれも欠席しました。章さんは2005年2月28日に、2回目の提訴をし、高裁は被告に召喚状を出しましたが、欠席のままでした。

 オーストラリアの法輪功学習者は、高裁の前で反酷刑展を開き、大規模な集団煉功と江沢民訴訟を支持する記者会見を開きました。今回は被告が欠席でしたが、章翠英氏の代理人の弁護士は、その後高裁の職員と、被告の応訴等の法律問題について更に検討し、そして次の開廷日を決めなければなりませんでした。法輪功学習者の大規模な活動は、多くの裁判所の職員や弁護士や通りかかる人々に注目されています。大勢の職員や弁護士も、法輪功学習者が製作した法輪功に関する迫害の実態と江沢民訴訟の資料を読みながら事務所に向かい、更にオフィスの中でそのことについて話し合いをしています。

 午前11時の記者会見は、政府の議員とマスコミの注目を集めました。NSW州の議員Ian-Cohen氏はその会場で支持を表明し、迫害の責任を追及する内容の講演を行い、平和的な呼びかけと正義を求めて努力するように、法輪功学習者を励ましました。章翠英氏は会見で、中国では“真・善・忍”を信奉することにより、不法に8ヶ月間も拘束されるという非人道的な迫害を受けた事を説明し、そのことが江沢民を提訴する原因でもあると話しました。彼女は、NSW州の高裁がその訴訟を受け付けたことに対して感謝するとともに、人々が力を合わせてこの迫害を停止させようと、呼びかけました。

 他にも、中国で迫害を受けた曽争氏・李迎氏等の法輪功学習者達も、自ら迫害を受けたことを記者会見で発表し、世界中の人々に、江氏集団が法輪功を迫害する罪を暴露し、このような犯罪がオーストラリアの人々にも及ぼうとしている事を訴えています。

 オーストラリアの各新聞記者は、記者会見に参加し、弁護士達にインタビューをした後すぐに報道しました。一部の弁護士達は特別に28日の開廷に出席しました。更に記者会見で支持を表明し、もっと多くの江氏訴訟案に関する法律的な根拠を理解したいと言いました。

 2005年2月22日から28日までの開廷前の間に、オーストラリアの法輪功学習者らは、NSW州の高裁前とシドニーの繁華街のMartin Placeと他の中心街で反酷刑展を開き、“堅忍不屈な精神”芸術展と、章翠英氏の芸術画展の総合的な活動で、江氏訴訟と迫害反対の大規模な真象を伝える活動を展開して、更に多くの人々に江氏集団の犯した様々な罪悪を知らせ、章氏の江沢民訴訟が順調に進むよう支持を求めました。

 訴訟が進んでいく中で、多くの感動的な物語が誕生しました。多くの市民が、反酷刑展・真象資料を見ることによって迫害を知り、迫害停止請願の用紙に署名をしました。真象を知った善良な市民の中には、涙を流しながら署名した人も少なくありません。更に学習者に対し、もっと自分達でできることがないか?とか、自発的に資料と署名用紙を友達や同僚に配布したいという人々が出てきました。

高裁の前で反酷刑展 集団煉功と反酷刑展 章翠英氏は記者会見でスピーチを


 “私にもう少し資料をいただけますか?私はこのような内容を南アフリカの人々に伝えたい”

 酷刑展の現場は正念が強く、優雅で穏やかな音楽が流れ、通勤途中の人々やお昼時ランチをとる為に通る人々が立ち寄って、どんなことがあるのか見入っていました。

 南アフリカからオーストラリアに旅行に来たある夫婦が、オーストラリアを離れる日の午後に、シドニーの中心街で法輪功学習者らの酷刑展に立ち寄った。学習者と長時間話して、真象の内容を理解した後、彼らは悲しくなってしまいました。特に、江氏集団の曽慶紅が昨年南アフリカを訪問した時、平和に請願する法輪功学習者に対して、殺し屋を雇って銃で撃ったことを聞いた時に非常に驚き、その後、反酷刑展に行って沢山の写真を写し、更に迫害停止を呼びかける請願書に署名をしてくれました。

 別れる際、夫人は学習者に「私にもう少し資料をいただけませんか?私はこのような内容を南アフリカの人々に伝えたい。」と言いました。彼らは、自分達の家族が南アフリカの中でかなり影響力を持ち、色々な上層社会の知り合いがいるので、できるだけ多くの資料を持ち帰って、その人達に法輪功の真象を知らせたいと、沢山の資料を持って空港へ向かいました。

 “私に何かできる事がありませんか?ボランティアをしに来てもよろしいでしょうか?”

 あるアジア系の女性が、午前中に反酷刑展の前を通った後、ランチの時間にもう一人の同僚を連れてきて2人でゆっくり反酷刑展を見ました。彼女達はすぐに反迫害の請願書に署名をしました。立ち去り際、彼女は学習者に向かって「私に何かできる事がありませんか?それとボランティアをしに来てもよろしいでしょうか?」と言いました。学習者はすぐに彼女を歓迎し、「実は今日この活動現場にいる学習者達も皆、ボランティアで参加し応援に来ています。」と言いました。更に「もしよろしければ、学習者達が節約して印刷した真象資料をもっともっと多くの人々に渡していただけませんか?」とお願いしました。彼女は「すでにそのことは行っています。」と言いました。

 彼女は目に涙を浮かべながら、「このような迫害は重大な事なのです。何かお手伝いが出来ないかといつも思っているのですが、自分の力がとても弱いので実際にどうお手伝いできるのかが分からないのです。」と、学習者に言いました。学習者は、「自分が何も出来ないと思わないで下さい。」と彼女に言いました。実は彼女が本当に心から応援したいと思う気持ちと、更に多くの人々に真象を理解してもらう事は、大変大きな支援なのです。更に学習者は「もしできれば総理大臣や外務大臣に手紙を出して、政府に対して彼女達や他の人々の声を伝える事も可能です。皆さんが一緒になってこの迫害を停止させましょう。」と彼女に言いました。最後に、そろそろランチの時間が終わる頃、彼女はにこにこしながら学習者の名刺をもって、又連絡する事を約束しながら去っていきました。

 “私は以前ニューヨークであなた達の活動を見ました。あなた達の偉大な精神を誇りに思います”

 アメリカのある貿易会社の会長がシドニーに出張した際、学習者達が行っている酷刑展の前を通りかかりました。ゆっくり見学した後、彼は興味があるかのように次々とカメラのシャッターを押しました。一人の学習者が真象資料を渡そうとした時、彼は、「私は以前ニューヨークであなた達の活動を見ました。」と言いました。他の学習者達も皆自費で、ニューヨークで真象を伝える活動に自主的に参加して、戻ってきたばかりでした。彼は、「私は、あなた達の偉大な精神を誇りに思います。是非続けて頑張ってください!」と彼らに言いました。

 その後も30分以上会話を交わしながら更に多くの真象を理解した後に、彼は、「ごめんなさい。申し訳ないがもう行かなければなりません。今日午後2時にアメリカ大使館で会議があり、それに参加しなければなりません。」と言いながら、一枚の名刺を学習者に渡して、「今度ニューヨークに行く際は連絡下さい。何かお手伝いできる事があれば、いつでも致します。」と言いました。学習者は彼の名刺から一目で、貿易関係の会社の会長である事が分かり、彼に「貴方はこれからも中国を相手に貿易の仕事を行う考えですか?」と聞きました。彼はにっこり笑いながら「いいえ、心配しないで下さい。決して中国を相手に商売する気はありません。」と言いました。

 最後に別れる際に、彼は、「もっと多くの資料を頂けませんか?ここでの活動内容を、今からアメリカ大使館で会議に参加する人々にも見せたいのです。」と言って、握手をして別れました。

 江氏訴訟の一週間前に、一部のシドニーの学習者達も自発的に江氏訴訟資料を持って、市の中心街のオフィスビルが立ち並ぶ商業地域へ行き、大規模な真象説明のキャンペーンを行っています。2月28日、高裁前の大規模な活動は午後5時30分まで続けられました。オーストラリアの法輪功学習者らは、この迫害を一日でも早く止められるように、江氏訴訟以外の機会にも、邪悪を暴露し、もっと大規模で広範囲に真象を伝える活動を続けていきます。

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2005/3/2/96441.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/3/5/58156.html