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江沢民提訴に際し、日本の学習者が真相を伝える活動を展開(写真)

 

 文/日本法輪功学習者

 【明慧ネット2005年4月18日】2005年4月12日は日本の法輪功学習者にとって、歴史的な意義のある日となった。一年半の努力を経て、日本法輪功学習者はついに法輪功を迫害する元凶である江沢民及びその追従者である羅干、李嵐清、夏徳仁および在日本中国大使館を大阪地方裁判所に提訴することができた。

 降り続く憂鬱な雨の中、気温も数日前より急降下していた4月12日の朝早くから、200名の法輪功学習者が大阪地方裁判所付近に集まり、一連の大法を広める活動を展開した。

 一列に並んだ学習者は法廷の正門側の歩道で「法輪功に対する残酷な迫害は中国で行われている」、「江沢民は大量虐殺罪のため海外で起訴された」などの横断幕を掲げた。手に残酷刑で迫害を行う様子を記した看板を掲げながら正念を発する学習者、法廷の周囲の交差点で通行人に真相資料を配る学習者と、迫害を停止するように呼びかける録音を流す声が漂っていた。

 大阪市役所は裁判所の近くに位置するため、一部の学習者は朝8時から市役所側の大通りで大法を広め始めた。それ以外の学習者は裁判所付近の公園で煉功し、そして別空間による江沢民提訴に対して妨害する要素を取り除くことで、提訴が順調に進むように正念を発していた。

 午前11時ころ、法輪功学習者の委託弁護士である徳永信一氏は法輪功学習者及び江沢民を起訴する弁護士団の代表者朱婉琪氏と一緒に、裁判所に訴状を手渡した。日本籍の法輪功学習者を含めた5名の法輪功学習者及び日本法輪大法学会は、江沢民、羅干、李嵐清、夏徳仁および在日本中国大使館が大量虐殺罪と誹謗罪を犯したとして、民事訴訟を通して被告に対して6千万円の賠償を求めた。

         徳永信一弁護士(中)は学習者と一緒に大阪地方裁判所に進行中

 当日の午後1時15分より、裁判所の記者クラブで記者会見が行われた。徳永信一弁護士、朱婉琪弁護士、日本法輪大法学会代表者の鶴園雅章氏及び五名の原告が発言を通して、メディアに案件の提起事由、過程及び原告たちが迫害を受けた経歴を伝えた。記者会見は各大手マスコミの注目を集めた。およそ10社の新聞記者が現場で取材した。記者たちによる積極的な質疑応答のため、本来の1時間の記者会見はさらに30分延長することとなった。朝日、産経、読売、毎日新聞をはじめ、共同、時事通信社などの大手新聞社が提訴事案を報道した。

                 記者会見で、金子容子原告が発言する

 当日降り続いていた雨は止むことなく、この雨の中、記者会見終了後の午後3時15分より、法輪功学習者は大阪市役所付近の公園から出発し、大阪の主要な大通りに沿って、大阪市を一周するという2時間30分にわたるパレードを行った。パレードの最前列には放送用車がゆっくり進行し、大阪市民に法輪功を紹介し、そして中国で起きた迫害の真相、日本で行われた提訴及び迫害を呼びかける明瞭な声が人々の心を震撼させた。パレードでは「法輪大法はすばらしい」「法輪功に対する迫害を停止するように呼びかける」「江沢民は法輪功を迫害するため、日本及び世界中15カ国で起訴される」などの大型横断幕を掲げ、人々の注目を集めていた。また、雨が降るにもかかわらず、たくさんの通行人が足を止めて、真相資料を受け取って詳しい事情をたずねていた。

 パレードが進行する中、「普度」「済世」の音楽が辺りを流れ、人々はこの慈しみに富んだ雰囲気に覆われていた。

       パレード 通行人が宣伝ビラを受け取る パレードに掲げる大型展示パネル

 パレードが終わった夕方6時ごろ、学習者たちは休憩することなく、急いで大阪府立労働センターの集会場で行われる江沢民提訴に関する集会に参加した。徳永信一弁護士は集会で、彼がなぜ江沢民の提訴に参加したのか、そして提訴の全過程を紹介した。中国で無辜な法輪功学習者に対する残酷な迫害が行われ、そして中共はメディア、ネットの封鎖などを通して法輪功に対する全くでっち上げられた不実な報道をするのを聞いたとき、徳永信一弁護士は非常に憤りを感じた。江沢民が法輪功を迫害するために提起された訴訟事案が全世界各国で続発するのに、隣国の日本ではいまだこの事実が知らされていないのを知ったとき、徳永信一弁護士は非常に遺憾に思い、そして世界の人権を擁護するため、彼がこの歴史的な人権訴訟に参加でき、自ら裁判所にこの訴状を手渡すことができて、非常に光栄と幸運を感じたと徳永信一弁護士は言う。

 さらに「日本で江沢民を提訴できたのは、正義が必ず勝つためである。江沢民政権が法輪功学習者に対する大量虐殺罪、残酷刑及び虐待は、世界中のどこでも犯罪行為だとみなされている。この種の犯罪行為は世界中のいたるところでも正義による審判を受けなければならない」と徳永信一弁護士は続ける。

 最後に、徳永信一弁護士は江沢民がどのようにして在日本中国大使館を通して、日本の合法的な法人である日本法輪大法学会を誹謗したのか、そして在日の法輪功学習者に対して直接的な人権侵害をもたらしたことを説明した。「今回の訴訟を通して、日本の国民、メディア、裁判所などの社会各層の人々にこの事実を伝えなければならない。この日本人の命運と結びつけた訴訟は必ず勝つと私は信じている。私はこれから法輪功学習者と一緒に努力し続けていくつもりである。」と徳永信一弁護士は結んだ。

                   集会で発言する徳永信一弁護士

 徳永信一弁護士に続いて、法輪大法学会の代表である鶴園雅章氏、加古市議員の大矢先生、朱婉琪弁護士、原告の金子容子氏及び江沢民を起訴する大連盟の代表も集会で発言した。

 鶴園氏は日本法輪大法学習者を代表して、徳永信一弁護士に謝意を述べてから、日本の裁判所は決して中共の圧力に屈してはならず、最後まで正義及び人権の法律原則を擁護し、公正な判決を下すように呼びかけた。朱婉琪弁護士は全世界で江沢民を起訴する弁護士団体を代表し、徳永信一弁護士の道徳と勇気、正義感と日本の法輪功学習者の訴訟を支持することに対して敬意と感謝の言葉を伝えた。そして全世界で江沢民を起訴する概況、及び国際社会でこの残酷な迫害に対して重視させることが目的であると紹介した。中共は直ちに迫害を停止し、そして迫害の元凶である江沢民とその追従者たちを法によって処罰するという、彼女の最後まで変わらない決心を伝えた。



(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/4/18/99889.html

(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/4/21/59920.html