日本明慧


陳情で警官に殴られた陳秀蘭さんは2002年に死亡

 文/大陸の大法学習者

 【明慧ネット2005年3月28日】山東省恵民県の80歳になる陳秀蘭さんは、北京へ陳情に行った際警官に殴られた。その後、2年あまりもの苦痛の中、2002年に死亡した。

 山東省の大法学習者である陳秀蘭さん(85歳、女性)は、1996年家族と一緒に大法を得た。そして、周辺近隣の人や友人なども大法を理解し、次々と修煉を始めた。その後、彼女の家が煉功場となった。毎日夕食後に、陳さんは座禅をしながら、学習者ら煉功場に来るのを待っていた。皆一緒に『転法輪』を読み、煉功をして、時には交流し、体験を話し、とても良い雰囲気であった。陳さんは字が読めないが、いつもそばで黙って真剣に聞いていた。80歳を過ぎているにもかかわらず、修煉しているために身体は健康で、肌もきれいで、家事を手伝うことができた。

 99年7月20日、法輪功への不法な弾圧がはじまり、この修煉環境は破壊された。無数の善良の人々の「真・善・忍」を修煉する権利が剥奪された。横暴で理不尽な弾圧と誹謗中傷に対して、大法学習者は平和的に陳情することを選んだ。目的は政府と人民に真相を伝え、真実を知らない人々に、法輪大法は善に向う素晴らしい功法である、ということ伝えたかったのである。

 99年冬、陳さんは娘さんと一緒に、北京天安門広場で平和的に請願するため、広場で座禅をしていた際、一人の警官に股部を力いっぱい二回蹴られた。娘さんは大声で「年寄りを殴らないで、年寄りを殴らないで…」と言った。その後、彼女らは駐北京オフィスに連行され、そして地方の政府へと連行された。陳さんは、高齢により迫害を免れたが、娘さんは虐待され長期に渡り不法拘禁された。

 あまりの恐怖に、陳さんは家へ帰ってから、何も言わなかった。今回北京での陳情は、彼女が想像したような「平和」ではなかったが、しかし実際に発生した暴力と殴打は、彼女にとって本当に悪夢であった。帰宅後、オンドルから下りる時、転倒してしまい、再び立ち上がれなくなった。病院での検査結果は骨盤を骨折しており、高齢のため、治癒する見込みがないというものであった。

 そのため、陳さんはオンドルに横になって、生活はすべて娘婿と姪から世話を受けていた。寝返りを打つのも手伝ってもらっていた。長時間オンドルで横になっていたため、床ずれが出来てしまった。その情景は見るに忍びないものであり、さらに娘さんが長期不法に拘禁され、多大な苦しみに耐えていた。陳さんは家族に娘さんのことを尋ねるが、すると溜め息をして、何も言わなかった。

 陳秀蘭さんは、病床で2年あまりもの苦痛を耐えた後、2002年6月に死亡した。享年85歳であった。

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2005/3/28/98298.html