日本明慧


夫の脱党

 
 【明慧ネット2005年5月8日】夫は大法には反対しないが、しかしずっと頑固で独りよがりだった。学生時代から入党申請し、就職後更に積極的に申請したが、様々な原因で入党できなかった。40代になってようやく入党でき、ほどなく昇進した。この時彼は邪党の邪悪さを知っていたのに、彼の名利心は邪党から放れなくさせた。彼がしきりに数十年間追い求めてきた邪悪組織から脱退させるのはとても難しくなった。

 法を正すプロセスは今日まできて、邪悪な党を脱退することができるかどうかは、すでにその生命が未来に入ることができるかどうかの肝心な基準になった。私はこの問題の深刻さを十分に知っているが、どうしようもなかった。脱党の事に触れると、彼は足を踏みならし烈火のごとく怒った。「あなたは自分で修煉すればいいじゃないか。どうして私に構うのか、私は地獄に落ちたい!」彼の青白い顔を見ながら、本当に焦ってしまった。

 私はかつてこのことについて同修と交流し、いろいろな方法を試したが、しかし効果はあまりなかった。彼はいつも「共産党について九つの論評」(以下は「九評」と略称)をちょっと読むだけで、すぐやめてしまった。でも彼は「九評」の観点を認めていた。だが脱党に言及することができなかった。

 私はこのことを放棄したかった。自分が修煉すればいい。私の言うべきことは話してあげたし、道は彼が自分で選んだもので、将来彼が後悔しても私と関係がない、と思った。ある日私は法を学んでいた。学んで学んで、真、善、忍は深く頭に刻まれた。が、突然私の私心と不善に気づいた。この生命と私が夫婦になったことは、何と大きな縁であろう。どうして放棄することができるだろうか?修煉の道中に私はよろめいて、もし師父が私を放棄したら私の今日がまだあるのか?私はひたすら焦っていて、自分を修めていなかったから、言い出す話は威力がなくて、彼の党文化に深く毒された心を動じさせることができなかったのである。私は焦る心を放下して、穏やかになって、本心から彼に「私達は夫婦になって20数年も経った。あなたは私のために多くの気を使ってきた。特に法輪功が弾圧された後に、あなたは私の事を心配してきた。私が労動教養所にいた時、あなたの受けた苦しみは私より少なくなかった。男の人なのに育児しながら、まだ私を気にかけた。これらを私はすべて覚えている。古人は、僧侶に1口のご飯をあげても、功徳無量なことであるのに、あなたはこのように私の修煉を支持してくれて、本当に大きな善である。私は毎日感謝のことばを言はないが、あなたは善悪を判明できるから、共産党の邪悪さを知っているべきで、私は本当にあなたが邪悪と仲間になることを無視することができなくて、危険な存在を教えないわけには行かない。私はあなたの事を心配している。あなたは分っていますか?」と話した。彼はうなずいた。

 メーデー休みになって、私は彼に時間があるかどうかを聞いたが、彼が休みの日は出勤より忙しい。いっぱい予定がある、と言った。私は正念を発して、彼に「九評」を読ませない背後の邪悪を取り除いてあげた。それで彼に「あなたは毎日スケジュールがいっぱいで、休みでも私と一日付き合うこともできないのか。じゃあ、午前中少し遅目でいいから、すこし私に付き合ってください」と言った。彼は「いいよ」と答えてくれた。朝になって、私は「九評」のビデオを流してから「あなたはベッドで寝ていてもいいから、私は「九評」を見る。これは私に付き合うことにもなるから」と言った。彼の態度があいまいではあったが、私はこのようにして毎日一つの評論を見た。最初彼は眠ったふりをした。しかし私は彼が聞いていることを知っていた。第5評を見る日に彼は座った。第7評の時、彼はとてもまじめに見るようになった。見終わった後に、私は彼に「共産党はこんなに邪悪であって、建国されてから殺した人は第2次世界大戦よりも多かった。あなたはそれを抱いて放さない。私はあなたといっしょにいて安心できない。ついにあなたは共産党にあまりに深くて毒されて、殺人は革命に必要だと思ってしまうことを心配している」と言った。彼は笑って「私が入党するのは生存のためで、本当にそれを信じていない」と言った。私は「それなら脱退したら、筆名、幼名でもかまわない。あなたの部門の人は知らない」と言った。彼は長く考えた後、小さな声で思い切って「それなら退党しよう」と言った。私が名前をつけてくださいと言うと、彼は「適当にきめて」と言った。私は「いいえ、これはとても厳粛な事だから、あなたがすばらしい未来を選んでいるので、必ず自分で名前をきめなければならない」と言った。夫が慎重に1つの名前を言い、それは彼の筆名であることを教えてくれた。

 この経緯を書き出して、同修と交流する。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/5/8/101373.html