日本明慧


張新義氏がカンボジア中国大使館及び湖南省公安庁の悪行を提訴

 文/張新義

 【明慧ネット2005年5月19日】私は中国籍の張新義といいます。湖南省長沙市天心区に住んでいる教師です。1998年6月カンボジアに行き、同年7月には夫の李国軍もカンボジアに来ました。私達二人はプノンペンにある中華学校で中国語の教師となりました。真面目に仕事をし、責任感も強く、カンボジアの法律も遵守していました。

 2002年7月上旬のある日、カンボジア首都の移民局の警察官が私達の家に来ました。用件は法輪功の宣伝資料についてでしたが、7月中旬に勤めていた“プノンペン客属会館曁崇正学校”は、私達を辞めさせました。同時にその他の全ての中華学校にも、私達の採用を禁止する命令が届けられました。当時の中国大使館は、私達のパスポートの延長申請は受理しましたが、審査期間が過ぎても申請は降りず、事の重大さに気付いた私達は、直ちにプノンペンにある国連の移民局を訪ね、難民総署が即書類を作成し、保護してくれました。

 2002年8月2日、七、八人の警察官が突然私達の家に来ました。(プノンペン139路IFE)  私達は国連の保護書類を彼らに提示しましたが無視されて、首都の移民局に連行されて収容所に監禁されました。彼らは、「あなた方を監禁したのは中国大使館の命令を受けたからです。」とはっきりと告げました。逮捕の原因は法輪功の資料を郵便で受け取り、更に各地でその資料を配った、という通報人の告発があったからでした。

 8月5日、警察官は中国大使館から話があると言い、私達をパジャマのままで連れ出し車に押し込みました。車は空港に到着し、強制的に飛行機に乗せられ中国に送還されました。中国に到着するとすぐに長沙市看守所に監禁されました。一ケ月後「保証人を立てる候審」を通知されて釈放されましたが、その時の私は裸足のままで看守所を出ました。

 2002年9月9日から私達は、人権を遵循し公民権・財産権を返してもらうよう政府の各部門に絶えず上訴しました。また、新しい国家主席胡錦涛氏にも手紙を出して、私の権利を返してもらうよう要求しました。

 現在私は、カンボジアにある中国大使館に対して提訴する準備を進めています。なぜなら、大使館はこの事件を組織的に行い、公然と国際公法及び国際私法などの国際法に違反して私達の人身自由と人権自由を奪いました。これは中国憲法に対しても違反しています。

 同様にカンボジア首都の移民局に対しても提訴します。移民局は私達の人身と人格の自由を不法に侵犯し、カンボジア国内の信仰の自由にも踏み込み、国連からの保護書類があるという状況を把握しているにもかかわらず、自宅から強制的に連行し更に不法監禁しました。これは国連を無視し国際法違反に触れる行為です。

 私は2005年4月28日正午頃、湖南省公安庁長沙市天心区公安分局と新開鋪派出所の連合により拉致され、家宅捜索を受け、現在長沙市看守所に不法に監禁されています。さらにパスポートを押収されるなど、重大な人権侵犯を受けています。

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2005/5/19/102187.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/6/5/61550.html