日本明慧


河北省大法弟子韓俊苗さんが迫害され死亡

 【明慧ネット2005年6月18日】河北省雄県大法弟子韓俊苗さんは法輪大法の修煉を堅持したため、1999年7月から2005年5月死亡するまでに、一般の人では想像もつかない残酷な迫害を受けた。彼女は610オフィス(法輪功を取り締まる組織)に保定精神病院、保定強制労働収容所、高陽強制労働収容所、石家荘強制労働収容所、雄県洗脳班、保定洗脳班へ送られ、あらゆる酷刑に強いられても法輪大法を固く信じ、修煉を堅持した。彼女は解放され、自宅に戻されても610オフィスの監視と嫌がらせを絶え間なく受け続けた。2005年5月6日の朝方に死亡。韓俊苗さんが迫害された事実は以下の通り紹介する。

* 大法を修煉し、善い人になる

 韓俊苗さん、女性、53歳。大学に同等する専門学校の教育を受けた。保定市雄県教育局学生募集オフィスの主任を務める。以前は心臓病、肝臓病、足の腫れなどの病を患っていた。しかし、彼女は煉功してから全ての病気が治った。法輪大法は彼女にとって、健康を取り戻したのみならず、道徳観念も高まったという。韓俊苗さんの仕事に対して一生懸命である姿は上司及び同僚に共に高く評価されている。1998年、教育局内のトイレが故障によって、汚水が逆流し、うじ虫が発生したにも拘らず、6ヶ月間放置されたままだった。韓俊苗さんは一人でトイレを綺麗に掃除し、皆が歩きやすくするようにレンガまで敷いてくれたという。韓俊苗さんが勤務する学生募集オフィスでは、裏口入門や袖の裏を行う人々は大勢いる。しかし、彼女は全て規則に従い仕事をこなし、一度も余分なお金を受け取ったことはしなかった。

* 精神病院で神経を破壊する薬物の注射を強制的に行われた

 1999年7月より法輪功に対するウソ偽りを放ち、罪に陥れるなど弾圧が始まった。1999年11月、韓俊苗さんは勤務中に、公安局政保科の警察は彼女が政法委員会書記・寧紅茂氏に呼ばれたとして、韓俊苗さんを連行し不法に拘留した。10日後、政保科の警察は彼女を精神病院へ連れ出した。彼女は四人の大男に身動きができないほど強く押さえられながら、神経を破壊する薬物を強制的に注射された。韓俊苗さんは薬物の影響で横になることもできず、座ることもできずに一晩苦しんだ。彼女は精神病院で半月に亘る虐待の中で、その後も二度神経を破壊する薬物を強制的に注射された。彼女は精神異常者と同じ部屋に入れられ、心身とも過重な負担を強いられた。

* 3年間強制労働させられ、あらゆる酷刑を嘗め尽くした

 2000年10月初め、当時公安局政保科の董愛華氏、趙大平氏、王建軍氏が率いる警察官らが再び韓俊苗さんを職場から留置場へ連行した。当時、彼女の夫は留守だった。10歳だった娘は帰宅したときに韓俊苗さんは既にいなかった。11月、不法監禁された韓俊苗さんは絶食をもって抗議した。しかし、10日過ぎてから、彼女は3年間の強制労働の刑を言い渡された。韓俊苗さんは警察官に何度も「トップがあなたに話がある」と言う手口で騙されたのだった。

 韓俊苗さんは不法監禁された12日間、保定強制労働収容所の中の階段の手すりに幾昼夜もの間に、手錠で固定されたり、水の中に四昼夜も立たされたり、強制的に寝かさないようにされた。また、数十人の警察官が彼女を床に強く押し倒し、スタンガンを使って彼女の足の裏から腰まで、電流を流し電気ショックをさせた。それに止まらず、警察官らがスタンガンを彼女の口の中、頭、背中をも電気ショックを受けさせたのだ。しかし、韓俊苗さんは彼らの虐待で自分の意志に背くことはしなかった。のち、彼女は人間地獄と悪名高い高陽強制労働収容所へ移送された。

 高陽強制労働収容所で、彼女は再び中枢神経を破壊する薬物を強制的に注射された。そのため、彼女は正常者と同じように思考することができなくなった。しかし、警察官らは彼女に対する迫害は止めなかった。彼女は立つこともできず、座ることもできない鉄製のかごに、さらに10日間も閉じ込められたのだ。

 2000年12月、韓俊苗さんは煉功しないという「保証書」にサインを拒否したため、窓のない冷蔵庫のように非常に寒い部屋に連行され閉じ込められ、両手はコンクリートの床に手錠で固定された。座ることも、立つことも、寝ることもできず、しゃがんだままで一時間も経たない内に、両足がしびれて感覚がなくなり、腰も曲げられなくなるこの酷刑を、韓俊苗さんはなんと4,5日間もの間に、固定されたままに監禁されたのだ。一日経っただけで、彼女の両手と両腕がひどく腫れ上がっていたのだった。

2001年灼熱の7月、韓俊苗さんは焼け付くような庭にまたも虐待を受けた。彼女は座れず、立てず、寝れずに24時間手錠で固定されたまま放置されたのだ。その後、強制労働収容所の警察官は、失禁する老婦も含めて、異様な雰囲気に囲まれて、悪臭が漂っている部屋に、韓俊苗さんを3人の精神異常者と一緒に監禁した。

 韓俊苗さんは高陽強制労働収容所で全ての酷刑を嘗め尽くした。彼女は虎の椅子(幅20センチのベンチに両足を真っ直ぐに伸ばし、両膝はきつく固定され、両手は背中へ、または両膝と一緒にきつく固定され、真っ直ぐに座らされる)、唐辛子液や大便を無理やりに口や鼻に注入させられ、死人床(全身は体と同じくらいの板に身動きできないように固定される)、夜に野外へ連れ出され殴打され、毒蛇にかませるなどなどの酷刑を嘗め尽くしたのだった。しかし、それでも彼女の固い信念は動揺しなかった。彼女はさらに石家荘強制労働収容所へ移送され迫害され続けたのだった。

 三つの強制労働収容所であらゆる酷刑を受け、虐待をされても強い意志を動揺しなかった韓俊苗さんが持つ、正大で剛直な精神に邪悪が怯えたのだった。彼女を迫害した悪人らも敬服せざるを得なかったのだ。2002年10月、彼女は一連の虐待により身体が非常に衰弱になった。電気ショックで残された顔の傷、手足の傷口が直らずに、少し動くだけで出血してしまう様だった。

* 610オフィスの悪人李成群氏に何度も洗脳班、強制労働収容所へ連行された

 韓俊苗さんは刑期終了当日に、雄県610オフィスの警察官らに雄県洗脳班(雄県大陰?場)へ強制的に連行された。610オフィスの主任・李成群氏は彼女に対して肉体的虐待をするように用心棒に指図をした。さらに、彼女を寝かさない、強制的に口や鼻から流動物を注入することもさせた。しかし、40数日経ても、彼らの「転化」の目的を達成できなかった。李成群氏はまたも彼女を保定洗脳班へ強制的に連行し、一ヶ月以上に亘り残酷に迫害を行ったのだ。

 解放された韓俊苗さんは健康を取り戻すことができなかった。彼女は常に610オフィスの警察官に尾行されたり、監視されたりされていた。特に敏感の日になると、何人も彼女の家に入り込み、彼女を夜通しで監視するほどだった。

 2004年10月、610オフィス主任李成群氏は再び韓俊苗さんを拉致、保定強制労働収容所へ連行した。が、彼女は健康状態が思わしくない理由で、強制労働収容所が拒否した。にも拘らず、李成群氏は彼女を残して去ったのだった。その後、強制労働収容所が李氏に彼女を連れて帰るように催促したため、李氏は彼女を雄県洗脳班へ再び送り、迫害を続けた。

 当時、韓俊苗さんは彼らに虐待され、体は非常に虚弱になっていて、食べ物を口に入れても直ぐに吐いてしまうほどだった。韓俊苗さんの90歳過ぎの老母が彼女を訪ね、娘のあまりにもひどい様子に非常に心を痛んだ。母親は、手持ちにある全ての生活費300元を警察官張国利氏に渡し、韓俊苗さんを解放してもらうように頼んだ。韓俊苗さんが解放されてからも李成群氏らに24時間監視と嫌がらせをされ続けた。李氏は彼女が起き上がれたら、すぐに強制労働収容所へ送り込むと揚言した。韓俊苗さんと家族は重度な精神的苦痛を受けたのだ。

 韓俊苗さんが解放された後、仕事も失った。夫の収入だけでは子供の学費と家族の生活費を賄うことができなかった。彼女は自分が食べられなくても、子供達にはちゃんと食べさせるといい、勤務先に対して何度も仕事の復帰を求めた。しかし、610オフィスからの圧力で勤務先は彼女の要求を無視した。2005年春、韓俊苗さんは毎日時間通りに仕事場へ出勤したが、上司からは仕事を割り当ててくれずにいた。彼女はその代わりにトイレの掃除などをした。2ヶ月が過ぎて、彼女の上司は610オフィスに彼女の給料について話し合う約束をしてくれた。しかし、翌日、李成群氏が率いる7〜8人の大男が彼女の自宅に強引に入り込み、保定強制労働収容所が彼女の身体検査をするとの口実で、強引に彼女を車に押し込んだ。韓俊苗さんが強制労働収容所へ連行されたが、労働収容所は彼女を受け入れなかった。仕方なく、李氏が彼女を再び自宅へ戻した。毎日、彼女の自宅まで人を派遣し、24時間監視させた。常に耐え忍んでいた彼女の夫は堪忍袋の緒が切れて、監視する者らに「まだ出て行かないのか!まったくくだらない!」と怒鳴ったのだった。怒られた監視する者らはすごすごと立ち去った。

 韓俊苗さんが解放されてから、「このような監視と嫌がらせは数え切れないほどあった。自宅の前に立って監視されるのはまだいい方だ。家の中にまで入り込み、昼夜を張り付いたままの時も多くある。娘は彼等が家の中にいるから、放課後は帰宅したくなくなったりして、授業も安心して受けられなくなったのだ」と話していた。

 絶え間ない嫌がらせと迫害によって、韓俊苗さん一家は正常な生活ができず、彼女は修煉することもできなかった。精神的重圧が重なり、健康状態を保てずに2005年5月6日、朝方この世を去った。享年53歳。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/6/18/104340.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/6/24/62214.html