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高蓉蓉さんが虐殺され ワシントンの法輪功学習者が中国大使館の前で抗議(写真)

 【明慧ネット2005年6月21日】(明慧記者鄭海山報道)迫害の苦しみを嘗め尽くした高蓉蓉さんが3日間前に瀋陽で虐殺されたことを知り、ワシントンの法輪功学習者は、2005年6月20日の昼、中国駐米大使館の前で記者会見を行い、中国共産党の暴行を厳しく非難し、高蓉蓉さんの顔を傷つけた唐玉宝と姜兆華、高蓉蓉さんを殺害した犯人を逮捕し、法輪功への迫害を直ちに停止することを求めた。

          法輪功学習者が声明文を発表 ワシントンの法輪功学習者が中国大使館の前で抗議

 法輪功学習者高蓉蓉さんは、もとは遼寧省瀋陽市魯迅美術学院財務課に勤めていた。2003年7月に不法に竜山労働教養所に連行された。2004年5月7日の午後3時、高蓉蓉さんは第二大隊の隊長姜兆華と副隊長唐玉宝に当番室まで呼ばれ、高圧電撃棒で7時間近く電気ショックを与えられた。当時、高蓉蓉さんの顔面に深刻な傷をつけられ、水疱だらけになった。焦げた皮膚、髪の毛はうみ、血でくっついてしまい、顔が腫れあがったため目が一本の線となり、口は腫れ上がって厳重に変形してしまった。同室の刑事犯までも彼女とは見分けられないほどである。

 その後、高蓉蓉さんの境遇と彼女の傷つけられた顔の写真が、世界中に広く伝わり、法輪功学習者は、世界各国の政府と人権機構に高蓉蓉さんが迫害される真相を伝えた。しかし、こんなに世界中で暴露しても、高蓉蓉さんは依然と虐殺されてしまった。中国共産党が歴史に淘汰される前に、何一つもはばかりもなく暴行を振る舞い、その凶暴残虐が極点にも達したことが分かる。

 生物化学科学者の于さんは、「世界中注目されている法輪功学習者にも関らず中国共産党が公然と彼女を殺害した。これは中国共産党が世界のすべての善良的、正義を持ち、人権を尊重する人々に対する公然的な挑発であり、中国共産党が世界に向かって「私がごろつきで、何も誰も怖がらない」と宣言したことと同じである」と述べた。

 「中国共産党がどんなに暴行を振舞っても、瀕死のあがきに過ぎない。まだ中国共産党を見極めていない人に中国共産党の変らぬ本質を見極めさせるだけである。世界中のすべての中国共産党と付き合う政府、組織、会社と個人が、皆その本質を見極めることを願っている」と于さんはまた言った。

 最近、オーストリアに逃亡した3人の中国共産党の幹部らは、中国共産党が法輪功に対する残酷な迫害を目撃し、または経験したことがある。これ以上良心を背き中国共産党の共犯者になることができないと表明した。この迫害の酷さと卑劣な手口をも暴露した。

 不完全な統計によると、1999年7月20日以来の5年間、民間ルートを通じて、30数個の省、自治区、直轄市に及ぶ2575名の法輪功学習者が迫害され死亡したことが明らかにされた。実際に死亡した人数はこれよりはるかに上回っている。全国で不法に刑罰を下された法輪功学習者は少なくとも6000人おり、不法に労働教養を言い渡されたのは10万人を超え、数千人が精神病院に送られ、精神を破壊する薬を投与される。多くの法輪功学習者が各地の“洗脳クラス”に連行され精神的に苦しめられ、もっと多くの人は、いわゆる「法律執行者」(警官)に殴打され、体罰を加えられ、またお金をゆすり取られる。

 法輪功迫害追跡国際組織の代表者・ナンシーさんは、「この法輪功学習者に対する迫害は今までの迫害と最も大きな違いは、迫害が密かに行われており、しかも、中国共産党が数十年の政治闘争の中で積み重ねた経験と悪賢い本質により、迫害が極力に覆い隠されていることです。一方、世界の多くのマスコミと政府は中国共産党の経済利益の誘惑と脅迫を受け、これに対し黙っている」と述べた。

 確かに歴史上、聖雄ガンジーの非暴力・不服従運動にせよ、マーティン・ルーサー・キングの公民権運動にせよ、世界中のメディアが報道したことによって、民衆からの広範の同情と支持を得た。しかし、今日法輪功学習者は中国共産党がメディアを厳しく封鎖された中で、真相をほぼ世界の各隅まで伝えた。これは法輪功学習者が反迫害の艱苦と偉さを示した。

 ワシントンD.Cのあるフィットネスセンターの社長・ウィルさんは、「高蓉蓉さんは、私の面識のない友達であり、この勇敢な女性が迫害死された事に悲憤を覚えている。中国大使館の官吏が、迫害に参与せず、その3人のオーストリアに逃亡した官吏のように中国共産党から脱党しよう」と言い、また中国語で「中国共産党がそろそろ滅びる」とも述べた。

 アメリカ大学の教授・劉さんは、「最近のオーストリアに逃亡する3人の中国共産党の幹部らが暴露した法輪功迫害の詳細から見ると、このうその幕がだんだん内から引き破られ、きっと多くの良知のある中国共産党の幹部は立ち上がって、この裂け目を拡大していくことを信じている」と述べた。

 劉さんはまた述べた。「法輪功迫害に参与している人々は、夜が更けて人が寝静まる頃に「自分のすることなすことに、良心がとがめないかどうか」と、自分の良心に尋ねてみてください。近い将来、この迫害が終えた後、どういうふうに歴史的審判に直面するのか?中国共産党がそろそろ歴史の舞台から退く今、中国共産党大使館の官吏たちよ中国共産党を助け悪事を働くことを止め、中国共産党の副葬品にならないようにしましょう。良知と道義を以って明るい将来を選びましょう。陳用林さんと?鳳軍さんはすでに見本を立ててくれた。良心に背かない選択をしたら、世界の正義の持つ善良な人々は歓呼するよ」。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/6/21/104493.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/6/22/62132.html