日本明慧


すばらしい夫婦の縁(写真)

 文/姜昱有

 【明慧ネット2005年9月22日】どんな縁が、清らかな女の子に安心して彼と一生連れ添うことを決めさせたのでしょうか? またどんな縁で両親に可愛がられている才知にたけた男の子に、独立して結婚する責任を持たせたのでしょうか? 心権さんと東旭さんの縁結びは幸せのほか、多くの心を打つ感動が伝わってきます。

       法輪功の第五式の功法をしている東旭さんとウェディングドレス姿の心権さん

 *追い求める

 その日、心権さんは東旭さんと手をつないで幸せに満ちた笑顔にかわいいえくぼが見えました。「実はもともとえくぼがなかったのですが、えくぼのある東旭さんと一生連れ添うことを決めてから、不思議にも顔に浅いえくぼができました。『嫁ぎては夫に従う』のおかげかもしれません」と心権さんは笑って言いました。今の満足している心権さんを見て、心権さんが人生に戸惑い、多くの心の悩みを持ち、将来を迷っていた時期もあったことは誰もが想像できないでしょう。
 
 「私は小さい時とても元気で活発、勉強がよくできたほか、体育や音楽などにも堪能でした。とにかく活気に満ちていたのです。しかし中学校3年生のある日、突然私は自分を反省し、生死病老の意義を考えるようになりました」と心権さんは言いました。その時、心権さんは、今までの自分、今までの生活方式が嫌いでしたが、どのように悠々自適に暮らすことができることを知りませんでした。すると、心権さんは焦慮に身を焦がし、とてもつらい思いをし、常に「生命」に関する問題を考えていました。心権さんは哲学部で勉強してきたが、生命の答えを見つけることができませんでした。「牢屋に監禁された人が別の人に牢屋から脱出する方法を教えるように、哲学家も人間です」と心権さんは、当時の戸惑いを述べました。

 *探求

 東旭さんは、見た目だけで目を引く魅力に満ち溢れ、小さい時から両親に可愛がられて、憂慮も知らずに育てられました。「学生の時、学校に行くたび、両親は後ろから車で尾行して、私が本当に学校に入ったことを確認していました」と東旭さんは言いました。兄と妹もいますが、東旭さんの体が弱いため、「家の中で、兄弟もみな私のことを優先に考えてくれます」と東旭さんは恥ずかしそうに言いました。台湾大学法学部を卒業した東旭さんは、周りの人から天の寵児と見なされています。

 しかし、周りからの称賛と両親からの目に余るほどの世話は、東旭さんが生命に直面する時の内心の矛盾、もがきや困惑を解くことができません。「小学校3,4年生の時、私は突然、死や生命のことを考えるようになりました。生命は波しぶきのように、いつか破れてしまう恐怖を持つようになりました。この恐怖は十数年も持ち続けました」。「以前私はパソコンのゲームに夢中になったことがあり、億万長者のゲームが大好きだったのです。しかし、ゲームに勝って億万長者になりそうになると、心の中に楽しみがなく、そろそろ終わってしまう失望と空しさに包まれるだけでした。答えが見つからないため、私はゲームを繰り返し遊んでいました。人生はこういうものなのでしょうか」と東旭さんは、心の中でずっと戸惑っていたことを述べました。「人生は億万長者のゲームのようで、ただいつ終わるかを知らず、ゲームが終わったら何を意味しているかを知らないのです」。

 *大法に縁を結び、心身とも昇華

 二人が人生の意味を考え生命の答えを求める時、殊勝な縁によって、2人に心の方向を見つけさせ、お互いに縁を結ばせました。

 心権さんは大学時代に座禅キャンプに参加したことがあり、その後肉類を食べずに、宗教で心の帰属先を見つけることを期待しました。しかし何年も経って、腸や胃の調子が悪くなり、その上、交通事故に数回も遭い、怪我をしたせいで、小さい時から体が強くスポーツでいつも優勝していた心権さんは、毎日漢方医に見てもらう時期がありました。「当時、いつも漢方医に通っているおじいさんやおばあさんが、私が彼らと一緒に列を並ぶことを見て、私は親のために漢方医の受付をしているのかと聞いてきました。実は私は自分のために列を並んでいたのです。その時、体中具合が悪く、夜になると背中の痛みで眠れない日が続きました。その数年間、私はたくさんのお金を使い、漢方医、西洋医学及び他の多くの医療方法を試してきました。しかしみなは一時的にしか維持できず、日が経つと、もとの筋肉痛、骨の痛みが再発し、体の調子が悪くなりました」と心権さんは述べました。

 ある日偶然に友達に会い、「ある医者が患者に法輪功を修煉することを勧める」と心権さんに教えました。それで心権さんは初めて法輪功を耳にし、体がとても苦しいので、翌日、法輪功の本を借りて読み始めました。2、3ヶ月も修煉してみた結果、心権さんは、体が知らないうちに直ったことに気づきました。「『転法輪』に書いてある病気もなく苦痛もないすばらしい感覚を体験できました」と心権さんは言いました。さらに修煉していくと、心権さんは、法輪功がただ人を健康にさせるだけではなく、心と道徳においても、巨大な誘導と正す役割を果たしていることが分かりました。

 東旭さんは、小さい時から体が弱く病気がちでしたが、法輪功の修煉を始めた後、心身とも大きく改善されました。「大学の時、私はいつも夜更かしをしていました。特に期末の試験になって、私の顔が青いのを見て、クラスメートはもしかしたら麻薬を吸っているのではないかと心配しました。法学院の弄春池畔で涙ぐんでクラスメートに死後のことを頼んだこともあります。その後、キャンパスで法輪功団体の展示を見て、大法の修煉を始めました。初めて『転法輪』をめくってみると、私は再生の希望を見つけました。今の私は、具合が良くなくても、顔色はいつも赤くてとても健康で元気いっぱいだと見られ、修煉前とは大きく違います」と東旭さんは笑いながら言いました。

 *一生の大事、礼儀を守り徳を重んじる素晴らしさ

 東旭さんと心権さんは、法輪功の演芸に参加して知り合ったのです。東旭さんは、心権さんが作った曲が大好きで、心権さんの曲から現された上品、純粋さに感動しました。心権さんは東旭さんの温かい心のこもった歌が大好きです。心権さんは、「小さい時からいろいろな楽器を習ってきましたが、音楽を創作することは考えたことがなかったのです。法輪功の修煉を始めてから、心身とも穏やかになり、音楽を創作する力が自然に湧いてきました」と言いました。

 1年の交際だけで、結婚し家庭を作ることを決めたことに関して、「男女が交際するなら、付き合いを慎重にし、気軽に別れたりしてはいけないと思います。長く付き合うなら、家庭を作り、お互いに世話を見ることを約束することは基本的な責任です」と、東旭さんと心権さんは、声を揃えて言いました。違う家庭、違う環境にいた2人は、付き合いの中でトラブルがあることは避けられないのですが、『李洪志先生がおっしゃった『内に向けて(不足を)探す』ことに従い、お互いの不足を寛容し、どんな大きなトラブルが起きても解決できてしまいます。だんだん分かってきましたが、神仙伴侶は『柴、米、あなた、私』を通して修煉してきたのです。ここは人間の住む世界だから」と二人は笑いながら言いました。

 このようにして、2人は一生連れ添うことを約束し、「真・善・忍」に向けて心性を修煉するようにお互いに励まし合います。結婚式の招待状の、2人が座禅をして煉功しているウェディングドレス姿を見て、私は心の底から穏かさと素晴らしさを感じました。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/9/22/110913.html