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イギリスの法輪功学習者、シンガポール駐英大使館前で上訴案を声援(写真)

 文/イギリス法輪功学習者

 【明慧ネット2005年9月21日】今年4月27日、黄才華さんと程呂金さん2人の法輪功女性学習者が、煉功及び法輪功真相のVCDを配った事で、シンガポール政府に操られている司法部門に有罪判決とされ、高額の罰金を科せられ、監禁投獄された。2人は不服として上訴し、シンガポール高等法廷は今月20日に開廷し、受理した。(背景は文末を参照)

 シンガポールの中国共産党に追随する行為が、世界中の法輪功学習者と正義人士の抗議を起こした。4月末から、雨の日も炎天下の日も、イギリスの一部の法輪功学習者が毎日シンガポール駐英大使館前で平和的な請願活動を行い、シンガポール政府に中国共産党を喜ばせるために悪事を行わないよう呼びかけた。

             シンガポール駐英大使館前での平和的な請願活動

 今月、シンガポール高等法廷が2人の上訴を受理すると聞き、イギリスの元ベテラン外交官サーロウ(Thurlow)氏がシンガポール大使館前に駆けつけて、「私はこの案件について非常に不満であり、怒っている—たかだか2人の女性が他の人と同じ法輪功を練習している場所で、中国の法輪功迫害の真相を知りたい人に資料を配った……彼女達は公民権を実行している。法輪功は宗教ではない、これは中国人にとって文化大革命で破壊された中国伝統的で、厳粛、かつ完全自発的な道徳修養だ」と述べた。

 さらに、サーロウ氏は、「シンガポールは民主、法治国家と自称している。国際社会において、法律を重んじ信頼できる国の一つとして認められてきた。しかし、中国共産党政府の圧力の下、シンガポールと法廷がその公民の自由権利を無視する屈辱に直面している。今度の開廷はシンガポールにとって名誉挽回のチャンスだ」と強調した。

 法輪功学習者の王氏は、「今年7月、私はイギリスに行ったときにシンガポールの彼女達親子に会った。彼女達は私達の横断幕を見て驚いていた。私達がなぜ座っているかと尋ねたので、わけを教えた。彼女達は自国の政府に失望していた。私達と一緒に横断幕をバックに写真を撮り、『友達や同級生に見せる』と言った」と話した。ここでシンガポール政府に一言、言いたい。「もしあなた達が人民を代表しているならば、シンガポール人の声を聞いてください!」

 *シンガポール「マーライオン事件」背景紹介

 シンガポールの2人の法輪功学習者、黄才華さんと程呂金さんは、2003年2月23日に海浜公園で煉功し、人々に法輪功を紹介して、中国で起きている残酷な迫害真相を説明していたため、2004年5月、シンガポール警察に「申請を求めない不法集会」、さらに「許可のないVCDを所持及び郵送した」など8件の罪で起訴された。1年近くに及ぶ審理で、2005年4月27日、シンガポール法廷は黄さんと程さんに対して不公平な判決を下し、2人にそれぞれ2万4千シンガポールドル(およそ160万円)、2万シンガポールドル(およそ134万円)の罰金を言い渡した。2人はこれを不服とし、上訴を表明した。その日の夜6時以降、樟宜女子監獄に入れられた。程呂金さんは獄中で6ヶ月の子供の授乳を申し出たが拒否された。法廷の判決に抗議し、入獄した時点で彼女は断食をした。3日後、黄さんも断食を始めた。5月3日午後、家族が代わりに罰金を支払い、彼女達は釈放された。拘留中、彼女達はそれぞれ7日間と4日間の断食を行った。5月4日午後、彼女達とシンガポール仏学会が記者会見を行い、断食の原因、監獄の中での経歴、釈放された経緯と今後の計画を述べた。さらに地方のマスコミは公正に法輪功に接するよう呼びかけた。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/9/21/110853.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/9/25/65277.html