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シドニー:小弟子「自動車の旅」 真相を伝え中国大陸の子供を救援(写真)

 文/シドニーの法輪功学習者

 【明慧ネット2005年10月6日】中国大陸で法輪功を修煉したことで迫害を受けている子供たちを救援するために、5歳から19歳までのシドニー在住の青少年は、学校の休みを利用して4日間の自動車の旅を始めた。4日、出発前に駐シドニー中国領事館の前で記者会見を行った。今回の旅は、8つの都市を回り、現地のマスコミや政府機関に対して中国共産党による法輪功迫害の実情を伝えることにより、オーストラリア社会に関心を寄せてもらい、共に中国共産党が法輪功学習者を虐殺することを停止させるよう呼びかけるためである。

                  「自動車の旅」に参加する小弟子たち

 記者会見で、「自動車の旅」代表の子供達が、自分が法輪功を修煉して体得したこと、そして中国大陸で起きている法輪功学習者に対する虐殺により、子供が巻き添えとなり悲惨な境地に置かれていることをメディアや民衆に紹介した。

                 記者会見で発言している小弟子の代表者

 15歳の何芸ちゃん、13歳の何煦ちゃん、11歳の何悦ちゃん三兄弟は以下のように表明した。「中国大陸で法輪功の修煉により迫害を受けている子供たちは、自分達と年が近く、年下の子もいますが、彼らの境遇を知り、彼らの思いを感じることができます。彼らが普通に学校で勉強し、自由に煉功できるように助けてあげる義務があると思います。同時に、彼らも自分たちと同じように、自由で幸せな生活を過ごせるよう祈っています」。

 16歳の厳万頴さんは、7歳の時から法輪功の修煉を始め、常に“真・善・忍”の原則に従い、学校では良い学生であり、家でも良い子供で、とても幸せな生活を送ってきた。しかし、中共が法輪功を弾圧してから、厳さん一家は、中国領事館のブラックリストに載せられ、中国大陸に帰ることができなくなった。中国大陸には多くの親族がいる。叔母の一人は法輪功を修煉したため、3年の労働教養に処せられ、祖母も中国で迫害を受けたことがある。その後、祖母はやっとオーストラリアに来て、オーストラリア政府に難民申請をし、オーストラリアに定住することになった。今回の真相を伝える活動を通して、もっと多くの善良なオーストラリア民衆にこの迫害のひどさを知らせ、それらの子供たちを助けてもらうように期待している。

 「自動車の旅」の最年少者、5歳の法度ちゃん。1歳のとき、父の陳承勇氏が迫害により死亡

 今回の活動の発起人の一人、17歳の徐楊さんは、「中国で迫害により死亡した法輪功学習者は、確認できただけでもすでに2700人を越えました。それらの学習者の子供は、極度の苦痛を味わい、幸せな家庭を失ってしまいました。退学させられ、話す権利も剥奪された子供が大勢います。さらに両親も迫害により死亡し、孤児になった子供もいるのです」と述べた。

 徐楊さんは続けて述べた。「オーストラリアにいる私たちは、これらの子供たちの声を引き出し、助けてあげることができます。子供たちがどんなに大きな苦痛を受けたのか、皆さんに伝えたいと思います。中共は、一貫してごまかしの手段を使って罪を隠しているので、オーストリアの人々は、法輪功に対する迫害の酷さを十分に認識していなかったのです。私たちは迫害をはっきりと説明し、もっと多くの人々に認識させると同時に、人々が救援の手を差し伸べ、これらの子供たちを助け、迫害を停止させるよう呼びかけます」。

 今回の「自動車の旅」の運転手で、子供たちの世話も担当するリサさんによると、「自動車の旅」は2台の車で移動し、10人が参加しているが、費用は青少年と保護者の自費。ほとんどの子供は、普段から貯めた小遣いを出して今回の旅費に充てたという。リサさんはまた「この4日間はきっと苦労するだろうが、参加する子供たちは、心構えをしっかりと持ち、自らの努力で中国にいる法輪功の修煉により迫害を受けている子供たちを助けることに、力を捧げたいと思っているのです」と述べた。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/10/6/111875.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/10/8/65681.html