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成都の大法弟子・黄敏さん、監禁されて残酷な迫害を受けた

 【明慧ネットの2005年11月7日】成都大法弟子の黄敏さんは、不法に逮捕されて新津洗脳クラスに入れられ残酷な迫害を受けた。不法に逮捕されて1ヶ月が経ち、彼女は危篤状態に陥り、やっと家族の保釈を受けて家に戻ることができた。しかし、依然として不法監視や尾行されるなど、人身の自由を奪われている。

 2005年5月19日午前、黄敏さんは、借家の部屋の中で青羊区公安局府南派出所と府南街道弁事所綜治事務室(610オフィス)の悪人らに不法に逮捕された。制服姿の悪人らは、彼女に着替えもさせず靴下も履かせず、野蛮にも頭を覆って手錠をかけて無理やり連れて行った。部屋の中のコンピューター、プリンタ、音楽プレイヤーなどの電気器具および一部の書籍と資料を含む私有財産は、邪悪らにいわゆる「登記」という理由を付けられて全部取られてしまった。

 当日黄敏さんは、府南派出所に連れて行かれて、両手は手錠で椅子にかけられた。そこで彼女は、翌日の午前中まで強制的に座らせられ、また頭を覆った状態で新津派出所に移動された。派出所と洗脳クラスでの不法監禁期間中、悪徳警官らは黄敏さんに不法尋問を行った。彼らは当番を昼夜交代しながら彼女に不法尋問を強いた。特に、二日間にわたり彼らはまったく睡眠を取らせず朝方まで尋問を続けた。彼らは黄敏さんの両手を後ろで椅子に縛り付けた。しかも、彼女が尋問に応じないと両手を後ろへと引っ張りあげて強烈な痛みを与えた。ある警官は顔を殴ったり、顔に水をかけたりした。

 黄敏さんは、監禁された当日から絶食、絶水を始め、不法な迫害に抗議した。洗脳クラスの中で警官らは強制的に彼女に食事を注入したが、毎回5,6人体制で行っていた。手を押し付けるもの、頭を押すもの、鼻をつかむもの、口を開けて食物を入れ込むもの・・・。ある時、彼女はなんと歯一本まで抜かれてしまった。邪悪らはそれにもかかわらず、黄敏さんをベッドに縛り付けて胃に管を挿し込んで食物を注入した。胃に挿し込んだ管で食道が傷つけられ、吐き出した痰はすべて鮮血だった。しかも、警官らは「自分で食事をすることになるなら、注入なんかしないぞ!」などと脅迫した。

 黄敏さんを騙して情況を得るために、邪悪らは省委員会調査グループの名義を使って、中央に法輪功の真実を報告するという看板を掲げて、彼女を最初の調査対象としていわゆる「取り調べ」を行った。「取り調べ」の中で黄敏さんは彼らを衆生とし、心から彼らのためを考えて真相説明をし、迫害を暴露した。「取り調べ」グループは結局、何も手に入れることができず棚上げにするしかなかった。

 洗脳クラスの中では、見張り二人が一人の大法弟子を真ん中に挟み、法の勉強や煉功などをさせない。もし煉功をすると見張りらは気の向くままに殴りつけたり、ののしったりする。すべての部屋と廊下には監視機が設置され、またすべての部屋に有線テレビが置かれ、大法を誹謗するビデオを毎日大法学習者に見せる。また、いわゆる教育担当スタッフらは強制的に大法に対する誹謗中傷を言わせ、でたらめの邪説で大法に罪をかぶせるなど精神的な迫害と残虐な苦痛を与え、いわゆる「転化」を強いる。見張りらのすべての費用は、全部不法に拘禁されている大法弟子たちの給料から差し引かれている。

 洗脳クラスの中で黄敏さんは、不法に1ヶ月以上拘禁された。7月8日府南派出所は彼女を市の留置場に送り込んだ。留置場で彼女は依然として絶食を続けたため、強制的に点滴を打たれるなどで、全身の浮腫みを訴えた。黄敏さんの根気強い絶食により、留置場は8月28日彼女を青羊区人民病院に搬送した。「病院」の公安と武装警備官(武装警察が人を殴る、ののしる)らは、終日24時間体制で黄敏さんの足をベッドに縛り付けて、また夜になると両手にまで手錠をかけて動けないようにした。そして、毎日強制的に点滴を打ち、その数日後にはまた強制的に胃に管を挿し込んで食物を注入した。病院での8日間、彼女は危篤状態に陥り、彼らはやっと家族に知らせて保釈させた。

 家に戻ってきたものの、府南派出所と街道弁事所は引き続き人を派遣して(街道弁事所総合管理事務室の人)、黄敏さんの住まいを監視したり、尾行したりしている。今も依然として人権の自由がない。憲法が黄敏さんに与えた信仰の自由と人権の自由は、いま不法にも剥奪されている。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/11/7/113960.html