日本明慧


睡魔の邪魔を排除したことから悟ったこと

 【明慧ネット2005年11月3日】最近の数ヶ月間、私はいつも眠気におそわれる感じがあった。大法弟子としてやるべき三つのことはずっとやってきたが、しかし、精神状態は以前に及ばないことを自覚した。特に法を学ぶことや「明慧週刊」などの資料を見ていると、何ページも目を通さないうちに目が開けられなくなり、更には、昼寝をした後で学法をしていても同じ調子で、まるで目の底に何ものかが置かれているかのようであった。これは睡魔の邪魔だと認識し、正念を発して排除し、取り除いたが依然として効果が上がらず、取り除くことができず、すっきりしなかった。以前のように本を読み、法を学ぶ時、一心不乱の状態になることができなくなり、内心とても納得がいかなかった。

 最近、ある学習者が明慧ネットから抜粋した文集を持って来てくれた。2001年から〜2005年の学習者の数篇の文章で、内容は全て「正法修煉の中で、いかにして睡魔を取り除き、突破し、正念をもって睡魔を排除したか」などであった。これは先生が私を啓発してくださっていると悟った。私は一気にこれらの文章を読み終わり、直ちに内に向かって自分に何の問題が存在しているのか、どのような人心の執着があるのかを探した。心を静めて探していると、本来自分が執着していたのは睡眠時間不足だったということに気づいた。私は毎日四回の定刻全世界同時発正念を堅持し、(その他の定刻でも発正念をする)、朝4時半に起きて煉功した。昼寝はしたが、潜在意識の中ではいつも眠りが少ないから眠くなると思っていた。さらには目の疲れを軽減するために、私は先生の講法録音テープを聞く時も目を閉じて聞きながら、目を静かに休ませていた。いつも睡眠不足と感じて、夜9時に寝たり、時間さえあればベッドに横たわったりした。なんと重い執着だろうか! しかしいくら早く寝ても、目を閉じて静かに休んでも、一向に睡魔の妨害から抜け出せず、かえって益々眠くなり、元気が出なかった。問題を法の上で認識できず、人為的に魔を養ったため尽きることなく睡魔に邪魔されたのである。 

 師父は経文「道法」(『法輪仏法(精進要旨)二』)の中で、「長きにわたって大法の中にいる衆生、特に弟子たちは心性を向上させる上で、法に対してずっと異なる次元での誤解がある。苦難がやって来るたび、本性の面から認識できず、完全に人間の面から理解しているため、魔はこれを利用し、尽きることなく邪魔と破壊をしているので、学習者は長期にわたり苦難の中に陥っているのだ。本当のところ、これは人間の一面に法に対する認識が足りないために起こったことで、人為的に皆さんの神としての一面を抑え、すなわち皆さんが修煉してできあがった部分を抑制し、彼らが法を正すことを阻んでいるのである。修煉してまだできあがっていない一面がどうして主思想を抑え、すでに法を得た一面を抑制することができようか? 人為的に魔を養ったため、魔が法の隙に乗じたのである」と述べられた。 

 師父は評注文章「走正路」の中で「正法は宇宙の過去の正しくなくなった法を正すことで、その中には宇宙のすべての高次元生命と低次元生命が含まれ、当然ながら彼らが残した異なる次元の法、人に伝えた修煉方法に至るまでも含まれる」と語られた。 

 この事の教訓を通して、私は身をもって悟ったことは、大宇宙で法を正し、小宇宙でも法を正している。人体は一つの小宇宙であり、人体を構成する五官四肢、五臓六腑、毛髪、筋肉、皮膚、骨、血液、細胞などなど……みな人体の各部分で、主意識と密接な連繋を持っている。私達の身体のある部位に問題が現れた時、たとえば私の例では、睡眠不足、だるくて眠くなる、目の疲労、これこそ常人の認識で、旧勢力の理に符合することなので、それがあなたを管理しに来る。あなたの思想、意念の中で「眠い」と思っていれば、ほかの空間の体の中で「眠気」という物質が生じて、あなたの学法の妨げをし、あなたは睡眠が足りないと感じれば感じるほど、それがもっとあなたの「眠気」の要素を強化して、あなたをだるくて眠くなるようにさせ常人にも及ばないようにさせる。自分で自分を修煉者の高い基準で厳しく要求しなければ、正法理をもって打ち破らなければ、それは尽きることなくあなたを邪魔するのである。 

 その後、師父の慈悲の啓発を受け、目覚めて、すぐさま師父の講法テープを、目を開けたままで聞くようにし、心の中で「私は今学法をしている、睡魔よ、また邪魔しに来たら、私はお前を滅してやる、私は大法弟子なのだ」という一念を起こすと直ちに眼底のそのものは溶けてしまい、目は心地よくなり、眠気も無くなった。私は一講を聞き終わり、更に1時間の動功をして、深夜12時に発正念してから寝床に入った。翌朝5時半に起きて、6時の発正念後、静功を行ったが、少しも眠気を感じることなく、精神状態は非常によかった。 

 私は身をもって一理を悟った。つまり私達自身の小宇宙のある部位に問題が現われれば、私達の主意識は正法理を用いて法を正し、障害を打ち破らなければならない。修煉の全過程の中で絶えず常人の執着心を取り除いていけば、自身の小宇宙も全体的に高められ、全体的に昇華されて初めて漏れなく執着を放下し、大法に同化できる。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/11/3/113674.html