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ワシントン:ブッシュ大統領の訪中に際して、迫害停止の要求を呼びかける(写真)                       

 
【明慧ネット2005年11月12日】ブッシュ大統領がアジアを訪問する前に、ワシントン地区の法輪功学習者は、10日にホワイトハウス近くのフェラガット スクエア(Farragut Square)で集会を開き、ブッシュ大統領の中国訪問期間中に、中国共産党のリーダーに法輪功への迫害停止を要求し、とくに8名の刑の最も重い法輪功学習者の釈放を求め、さらに迫害をうけている法輪功児童を中国から救援するよう呼びかけた。

集会現場
ブッシュ大統領へ呼びかけ

 ホワイトハウスに近いフェラガット スクエア(Farragut Square)のガーデン広場は、近くに大きなマスコミや連邦政府機関、ワシントン・シンクタンクのビルがある。集会は昼休みに開かれ、周りは通行者でいっぱいになり、多くの人が足を止めて法輪功学習者の酷刑展をみて、話を聞いた。
酷刑展
足を止めてみている通行者
足を止めてみている通行者

 中国で最も重い刑に処せられている8人の法輪功学習者のうちの一人・王治文さんの娘・王暁丹さん(テキサス大学を卒業し父と同じく交通工程師になった)は、わざわざ会社の休みをとってワシントンDCにきて米政府に父の救助を求めた。彼女は集会で「父が逮捕されてから、私が初めて父に会ったのは1999年クリスマス後のテレビでした、当時父は16年の刑に処せられて、顔が殴られ膨れ上がって、髪は真っ白で、一気に10年も年をとった感じで、父がどれほどの迫害をうけたのか私には想像もできませんでした。数年来父に関するニュースが少なくなりましたが、父は本当に良いひとで、一人で私を成年になるまで育ててくれました。私は父が非常に懐かしいし、また非常に心配です」。
王暁丹さんの発言

 中国共産党による法輪功弾圧が6年を過ぎた。不完全な統計であるが、迫害により死亡した法輪功学習者は2780人を超えており、実際の死亡人数ははるかにこれを超えている。この迫害の中で、多くの法輪功学習者夫婦が迫害により死亡し、或は片方が死亡し、もう一人が監獄の中で監禁されていて、彼らの子供が孤児になっている。

 しかし、この迫害の中で、法輪功学習者及びその家族が迫害の対象になるのみならず、法輪功学習者のために正義を主張した人々も弾圧をうけている。中国10大弁護士のトップの高智晟さんが法輪功弾圧を停止するようにと手紙を公開したため事務所を閉鎖された。     (明慧記者・鄭海山ワシントンより報道)
Martin McMahon弁護士が発言中

 法輪功学習者は、中国共産党の迫害を海外に発表したRICO案件の弁護士マーチン ミッマソン(Martin McMahon)さんと彼のスタッフとともに集会で発言し、彼の中国での同輩の高智晟さんを応援した。ミッマソンさんは「当時、レーガン大統領がゴルバチョフ氏に進言しベルリンの壁を壊したように、ブッシュ大統領も胡錦涛に進言し、ネット封鎖を解除し、中国人民に自由と、憲法を返してほしい」と訴えた。

 最近公布された「アメリカ国際宗教自由委員会」の2005年度報告で中国政府(中国共産党)が、宗教と良心の自由への尊重が依然悪いと報告されている。報告の中で中国を含む8カ国を「特別注意すべき国」と定めた。これで中国が1999年以来7回目の「特別注意すべき国」に定められた。アメリカ交通部に在職しているフェイベーグ(Feuerberg)博士が、集会でこの報告とアメリカ国務院が公布した報告の中で、中国共産党による法輪功弾圧に関する記録を表明した。

 アメリカの大学の劉博士はこのように指摘した。「中国共産党の各人権侵害の行為の中で、法輪功への迫害が最も範囲が広く、最もひどく痛ましく、最も邪悪で、最も隠されている。しかし法輪功学習者の平和的な反対行動が、中国で迫害をうけている多くの中国人に自分の基本人権を守るよう激励した。法輪功学習者がすべて迫害をうけている中国人の中堅になっている。したがって、法輪功の人権への支持はすべての中国人の人権への支持である。我々はブッシュ大統領にこのことを理解してもらい、胡錦涛と会見するとき、法輪功迫害停止を要求することを望んでいる。これはアメリカの立国の精神に一致し、本当に中国とアメリカの人々に幸福をもたらすだろう」。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/11/12/114429.html

(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/11/13/66822.html