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豪州:中国高官・張徳江が提訴された(写真)

 【明慧ネット11月9日】7日シドニーで開催された「2005年中国広東−豪州経済技術貿易協力交流会」に参加した中共中央政治局委員兼中国広東省党書記・張徳江は、法輪功学習者のシャエンさんに提訴された。罪状は「拷問」の濫用で、豪州高裁がこの案件を受理し、8日には裁判所の召喚状が被告に届けられた。

 

法輪功学習者は張が宿泊するホテルの前での記者会見 法輪功学習者は張が宿泊するホテルの向かいで「勇気長城」活動を行った 起訴状の写しを示す原告のシャエンさん

 11月8日午前11時ごろ、シャエンさんは、法輪大法学会の代表・カイ・ルピキック氏、ジョン・ディラ氏と共に連邦警察局に行き告訴状を提出し、警察代表に訴状内容を説明した。広東省の党書記・張徳江や、広東省党副書記・王華元、広東省「610オフィス」の副主任・呂暁の3人は、法輪功集団迫害を積極的に陣頭指揮し、拷問罪と人道に対する罪を犯したとして、連邦警察に対し、これらの中国共産党官僚の罪状を調査して、身柄を拘束し、法的責任追及のため手続きの開始を求めた。連邦警察局の警官タイト氏は代表で提訴資料を受け取り、関連部署に交付し、調査した後に早急に原告側に処理の結果を下した決定を通知すると約束した。

 「法輪功迫害を追及する国際組織」(以下「追査国際」と略し)の関係者によると、当組織はすでに「全世界監視追跡システム」を始動させ、新しく発生した法輪功迫害の重大案件を立案調査し、犯罪責任者が中国から出国する際に、適正な法律行動を取るという。今回の張らに対する法律行為も当組織の協力を得た。

 原告のシャエンさんは記者会見で、自分が受けた迫害事実を暴露した。それによると、シャエンさんは広東市内で、市民に法輪功の冤罪を説明するビラを配っただけで、当局に2年3ヶ月も逮捕監禁された。その間彼女は何度も宙吊りにされ、残酷な拷問を受けた、あるときは5昼夜も吊りされぱっなしで放置されたそうだ。そのほか頻繁に鼻から太い管を差し込まれ、食物を無理やりに注入されたり、法輪功の罪状を捏造した資料や映像を見る洗脳教育を強いられたりして、法輪功修練を放棄するよう強迫され続けたという。最後にシャエンさんは豪州国籍の婚約者と海外の有識者による懸命の救援活動で、豪州に救出された。

 10月9日法輪大法学会が公告を発表して以来、張徳江は世界各地で起訴された3人目の中国共産党高官である。法輪功学習者は集団迫害に加担する中国共産党官僚に警告を発し、一旦豪州に入国した場合、随時に起訴される可能性がある。以前に、罪を犯したが、罪を認識し身を正したい人は、安全が確保される情況の中で、保証書と懺悔書を明慧ネットまたは各地の法輪大法学会に提出すれば、記録として保存され、その後の行動を確認した上で、本当に改心する意志がある官僚には、責任追及を保留するという。

 「追査国際」の調査によると、広東省は法輪功集団迫害がもっとも深刻な地域の一つであり、2005年10月までに、迫害で殺された法輪功学習者は確認されただけで64人に上り、全国で8番目となる、迫害の手段も非常に残酷で、情況は非常に深刻だ。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/11/9/114126.html

(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/11/12/66789.html