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ベルギー:「610訴訟」の進展情況を記者会見で報告(写真)

 文/ベルギー大法弟子

 【明慧ネット2005年10月29日】2005年10月21日午前、法輪功学習者とベルギーの著名な人権弁護士ジョージ・ヘンリー・ブジェ (George Henri Beauthier)氏がベルギー高等裁判所で記者会見し、中国共産党が電話で法輪功学習者を撹乱した事件で、「610オフィス」に対する訴訟案件の進展状況をマスコミに説明した。中国共産党を脱党すると宣言した元610オフィスのハオ(赦の左+卩)鳳軍さんが記者会見に参加、610オフィスの存在が真実であることと法輪功への迫害事実を証言した。

 

                 記者会見 ハオ鳳軍さんが610オフィスの犯行について証言

 この訴訟案件は今年7月19日、中国共産党による法輪功弾圧6周年に際し、ベルギーの首都ブリュッセルで高等裁判所に提出された。ブジェ弁護士が2人の法輪功学習者の原告を代表し、「撹乱の罪」で中国共産党の610オフィスおよび中国共産党政治法律委員会書記・羅幹、公安部部長・周永康、公安部副部長・劉京と国家安全部部長・徐永躍らを含むその主要責任者を提訴した。もう一つの訴訟案件がフランスで提出された。ベルギー裁判所は正式にこの訴訟を受理した。

 弁護士は次のように話した。「これらの電話は中国からかかってきた。しかも、中国の政府側からだと証明する証拠が我々にはある。この案件を担当する裁判官は最大限の努力でこれらの脅迫電話の源を調査すると表明した。中国側が協力しないため、最初は難しいかもしれないが、裁判官は引き続き中国側にもっと多くの詳細資料を提供するように要求する予定で、我々もさらに、これら嫌がらせ行為を行った者の法律的な責任を追及する」。

 ベルギーでは法輪功学習者は保護されていると弁護士は示した。彼らの絶え間ない平和的な請願、中国で起きている迫害を制止させるための呼びかけおよび迫害を加えた者を提訴することなど、法輪功学習者が行っているすべての行為は合法である。彼らの目的はただ中国や海外で行われている中国共産党による法輪功への迫害を、早く終了させることである。中国で法輪功に迫害を加えた責任者は法律に違反している。

 ハオ鳳軍さんは会見場の記者に、610オフィスの基本的な運営状況を紹介し、610オフィスは憲法や法律を超越した、法輪功弾圧および政治に異なる意見をもつ知識人に迫害を加えた、ゲシュタポ的な組織だと指摘した。「私はここで弁護士に証言したい。第一は、中国大陸には確かに610という機構が存在しています。第二に、私はなぜここに来たのか、私はこの迫害をできるだけ早く終わらせたいからです」とハオさんは表明した。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/10/29/113369.html

(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/11/12/66779.html