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重病の老父は、病床で息子の帰りを待つ

 【明慧ネット11月23日】内モンゴル通遼市大法弟子の田福金さんの97歳の父親は重病で寝たきりだ。現在、刑務所に不法拘禁されている息子と孫たちの帰りを病床で指折り数えて待ち続けている。しかし、待っても、待っても、息子と孫は帰ってこない。百に近いかわいそうな老人は精神的に大きな打撃を受け、残りのわずかな晩年の毎日を、苦しみに耐えて過ごさなければならない。

 法輪功学習者の田福金さん(男性、55歳)は、元通遼市の皮革工場の副工場長。法輪大法の修煉者であるため、不法拘禁され5年になる。2000年、不法に3年の労働教養判決を受け、通遼労動教養所、興安盟図牧吉労動教養所、五原労動教養所などで次々と迫害を受けている。五原労動教養所では、凶悪な警官による酷い殴打を受け、容貌まで変ってしまった。全身は殴打と電気ショックで傷だらけになり、白いシャツは血で真っ赤に染まった。

 2002年末に一度釈放され、家に帰ってくることができた。しかし、2003年7月、不法拘禁されている娘の田苗さんに面会に行ったとき、再び強制連行され、不法に内モンゴル五原労動教養所に送られ、洗脳による迫害を受けることになった。

 田福金さんは何度も不法逮捕され、労働教養所に入れられたため、家族は理不尽な迫害に抗議し、内モンゴル裁判所に提訴したが、いまだに解決できていない。

 田福金さん一家は法輪大法の修煉を堅持しているため、幾度も迫害に遭った。妻の劉秀栄さんは何度も不法に逮捕、拘禁された。長女の田芳さんも何度も不法に拘禁され、現在は通遼河西留置場で迫害を受けている。次女の田心さんはかつて二度不法に拘禁され、現在は7歳の息子を連れ、実家に戻っている。三女の田苗さんも何度も不法に逮捕され、6年の判決を受け現在フフホト市の女子監獄に不法拘禁されている。期間中、縄で縛られ、吊るされたり、電気ショックを与えられたり、強制的に食物注入を受けたり、手錠をはめたまま吊るされるなど、ぞっとするような酷い迫害を多く受けてきた。長男の田双江さんは二度不法に拘禁され、3年の刑罰を受けた。そして、かつての凶悪な警官による誘導尋問を受け、「死人のベッド」に固定され、身体を四方に引っ張られるなどの残酷な迫害を受けてきた。(田福金さん一家の詳しい迫害情況は明慧ネットで2004年3月8日報道済。)

 田福金さんの97歳の年老いた父親と母親は、今なお息子と孫達が家に帰ることを、指折り数えて待ち望んでいる。

 内モンゴル五原労動教養所 電話:(86)0478 5558241

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/11/23/115090.html