日本明慧


参考資料:罪を着せるための炎

 文/林木

 【明慧ネット2005年11月19日】十数年前、私は偶然の機会に、ある仕事関係の宴会に出席した。出席者は十数人ほどで、私は一人の知り合いもなかった。この中にいたある青年が、酒興に乗って彼が六四事件(天安門事件)の直前に自ら関与した、軍車を燃やす事件について漏らした。

 1989年、彼は武装警察に服役していたが、命令により、彼と二十数人の武装警察は、兵舎で夏の普段着に着替え、列車に乗り、北京に到着した後、彼らは組織的に大学生のパレードに紛れ込んだ。彼らは、そのとき二十歳くらいで、大学生とあまり変わらなかった。当時全国からたくさんの大学生が北京へ応援に行ったので、彼らが武装警察の兵士で変装した偽大学生だということは、誰も知らなかった。彼らは混乱の中で、命令に従って、一台の解放マークの古い軍車を燃やした。これはまったく計画通りに実施したのである。

 私の記憶から、当時この宴会席にいた青年は、話をしながら興奮していた。彼が「あなたたちは、テレビで大学生が軍車を燃やし、解放軍兵士を焼き殺したのを見たが、実際はみんな騙されていた。軍車は私の所属した部隊が燃やしたのだ。私が自らやったのだ。これは上の命令によってやったので、しないといけなかった。共産党はあまりにも残酷で、そそのかして陥れ、人を殺させる…。」と憤慨して語った。

 真相が明らかになった。中共邪党は、六四事件の際に軍車を燃やした張本人だった。同じように江沢民は、中共悪党と結託して法輪功を迫害する際、全国の国民に法輪功への怒りを引き起こすために、同様に詐欺、陥れなどの常套手段を使って「天安門焼身自殺」などの事件を演じ、それから虚言を作り、メディアを通じて全国、ないし全世界の人々を騙した。之は『九評共産党(共産党に関する九つの論評)』が指摘したように、「これは、共産党が虚言や欺瞞を比類なきほどに上手く運用した結果であると言わざるを得ない」。

 しかしながら、天網恢々、疎にして漏らさず、善は、善の報いがあり、悪は、悪の報いがあることは、天の理である。共産党は、自ら墓を掘ったのであり、人に責任を転嫁しようとしても無理である。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/11/19/114652.html