日本明慧


なぜ法輪功の為に呼びかけるのか?

 文/李致清

 【明慧ネット2005年11月16日】法輪功学習者が世界各地で真相を伝えていることがいつも海外にいる中国人の目に入りますが、一部の中国人は、共産党文化の思惟に簡単に陥り、中国国内のマスメディアの不確実な報道の影響を受けて、中国大陸出身以外の法輪功のメンバーが、何か政治的な目的を持って、だれかが資金を出し、反中国運動をしていると推測しているようです。法輪功の為に呼びかけている学習者たちの物語を聞けば、彼らがなぜ法輪功の為に呼びかけているのかが分かるだろうと思います。

 高さんは中国大陸の出身で、今年65歳になります。高さんは毎週中国領事館の前で平和的な請願をして、雨の日も風の日もやめることがありません。彼女はだれかからお金をもらっているだろうと思う人がいるかも知れませんが、実際にいろいろ話した後、次のようなことが分かりました。

 高さんは、以前、ある会社の労働組合の宣伝幹部でした。13年前に、彼女は乳腺癌にかかりました。気がついた時、既に病状は手遅れになり、癌はリンパに移ったのです。彼女は大手術を受け、十数個のリンパを取り除いてもらいました。それだけでなく、胸部のたくさんの筋肉が切除され、苦しい科学療法を受けなければならず、これ以上生きたくないという状況でした。その後、高さんは法輪功を修煉しているうちに、知らず知らずのうちに、病気は完全に消えてしまいました。
彼女は中国国内におけるマスコミの誹謗中傷の報道記事を読んだ後、現地にいる若い法輪功学習者が仕事と勉強と他の活動に忙しい様子を見て、自分は他人より時間に余裕があるので、毎週、決まった時間に、中国人がいつも来る中国領事館の窓口へ行って真相を伝えることにしました。

 ジェフさんは台湾から来たハイテク・エンジニアです。彼はなぜ積極的に法輪功の呼びかけ活動に参加しているのかと聞くと、自分の妻の物語を話してくれました。ジェフさんの妻は幼い頃から、身体が良くありませんでした。彼女はめったに見られない一種の不治の病にかかっていました。アメリカで一番よい先生に見てもらっても治らない病気だったので、ジェフさんは最後にアメリカ国立衛生研究所のある専門家を訪ねましたが、数ヶ月にわたる診断を経た後、免疫システムの失調で、甲状腺が攻撃を受けていることが分かりました。病状があまりにも珍しいので、国立衛生研究所は彼女の為に無料で治療することを決めました。一年の治療を経て病状が消えたので、ジェフさんは非常に感動して、アメリカに残り仕事を始めて、自分の所得税を通じてアメリカ社会の妻に対する助けに感謝するつもりでした。

 しかし、不幸な事に、暫くして、妻の病気が再発しました。シカゴのある医学センターの医者は、ジェフさんの妻の病気は一生治らないと診断しましたが、妻は法輪功を修煉してから、人が驚く程健康になり、それ以来、再発したことがありませんでした。ジェフさん夫婦の法輪功に対する感謝の気持ちが想像できるでしょう!このことが原因で、ジェフさんは現地の法輪功学習者の真相を伝える活動に協力するようになりました。

 ゼノンさんは白人の青年で、2001年11月、他の30数名の西洋人法輪功学習者と一緒に天安門広場へ行って平和的に請願を行いました。中国へ行く前に、自分が中国へ行く目的を彼は手紙の中に次のように書いた。「法輪功を修煉することで、私は飲酒、喫煙、麻薬及び他の沢山の私の心身を汚す悪い習慣を断つことができた・・・法輪大法はあなたたちの故郷・中国の奥深くて美しい文化から伝えられて来たものだ。法輪大法がなければ、今日の私はいない。深い敬意をもって、あなたたちの国に来た。あなたたちの為に来たので、真相を伝えたい。私のこの西洋人の顔と純粋な心を通して、あなたたちの心にある善念を呼び覚ますよう望んでいる」。

 このような感動を呼び起こす物語は沢山あります。法輪功が伝えられている約80ヶ国の地域では、その恩恵を受けた人が数え切れない程多いのです。長年の病の苦痛から抜け出した人、離散した家庭をとりもどした人、命を救われた人、生きる意義が分かった人。この乱世の中で、人々に諄々と「真善忍」という法則のもとに生活することを教え、世界各地から来た数億の人々に、無償で安らいだ心と健康な身体をもたらすように助けている、その崇高さ、その恩徳に対して、だれも感動するでしょう。

 昔の人は「一滴の恩に泉の恩返しをしなければならない」と言っていましたが、生活の中で、命を助けてくれた恩人に対して、われわれは一生感謝するだろうと思います。自分の恩人が不公平な中傷をされた時、よい人が本当にひどい苦難に遭遇された時、私たちは立ち上がり正義の言葉を届けます。これは人間としての最低のルールで、人間の常識です。法輪功学習者は「真善忍」を修煉し、いろんな恩恵を受けていますが、法輪功が理不尽な冤罪を蒙って、中国大陸であんなに多くの罪のない善良な法輪功学習者が残酷な被害を受けていることに対して、彼らは一言も正義の言葉を言えないのでしょうか。

 天安門でも、領事館でも、街でも、どこでも真相を伝える場所です。人が不平等な扱いをされた時、その人に発言の権利をあげなければいけません。人は、誰でも、家でのんびりしていたいでしょう。誰が長年にわたって外でこんな寒さ暑さに耐えようと思うでしょうか。しかし、中共による法輪功に対する迫害は既に6年も続いており、無数の法輪功学習者とその家族が、巨大な苦難を受けていますが、法輪功学習者は平和的に請願し迫害に反対しています。

 私たちはまさに彼らを理解し、彼らに救援の手を差し伸べるべきではないでしょうか。多くの異なる国、地域、民族の人々が「真善忍」に対する崇敬、法輪功に対する感謝で、大変な努力で法輪功の為に呼びかけるのが目にはいるのに、法輪功の発祥地である中国の人々はなぜ感動しないのですか?どの国にせよ、どの機構にせよ、どの人にせよ、彼らが善良と正義の為に大声で叫ぶ度に、私たちは喜ぶべきです。なぜかというと、人生の輝きが全ての限界を乗り越えることは人類の共通の希望だからです。

 お金の為に法輪功学習者が請願を行っていると疑う人がいるかも知れませんが、よく考えてみてください。あなたにいくらあげれば、中共の暴力脅威や虚言と誹謗中傷を浴びながら、法輪功の為に呼びかけるのでしょうか。あなたにいくらあげれば、寒さ暑さの中で数年にわたって毎日真相を伝えに行くのでしょうか。多くの法輪功学習者は高学歴で、収入のいい業界で仕事に従事しています。もし、彼らがお金の為にしているなら、このようなやり方を選ぶ必要がありますか。寒さ暑さを耐えて、プレッシャーと誤解を感じながら、罪のない法輪功の為に公平な話をしたいのでしょうか。心の中から法輪大法がよいことが分かり、感謝の気持ちを一杯持って、意志が強い人々こそ、初めてできるのです。

 中共は、懸命に迫害をしながら、法輪功学習者の平和的な請願活動を中傷、破壊しています。これはまさに人々の心の中で一番根本的な善念を壊し、打撃し、人間としての最も根本的なルールを破壊しているのではありませんか。これこそ、人々が反対し、やめさせるべき反中国・人道に反する行為ではありませんか。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/11/16/114631.html