日本明慧


彼らは悪事をやめた

 文/初春

 【明慧ネット2005年11月20日】法輪功修煉者に対する迫害の中で、各地の公安局、政治法律関連部門、「610事務室」関連者などは、全力を尽くして法輪功への迫害に直接参与してきた。しかし一部にはこういう人もいる。迫害を実施する中、法輪功学習者・高尚さんの行為と善良な心を見て、彼らは次第に良し悪しを認識でき、改めて新生の道を歩み出した。昔から「善には善の報いがあり悪には悪の報いがある」という言葉が伝わっている。この言葉は、これらの法執行機関の人たちを諭している。次のような真実の物語がある。

 ある留置場の所長は、大法弟子が理不尽に逮捕されること、および大法弟子の高尚な行為を見ていた。また国安局の悪警官の暴行と照らし合わせると、「法輪大法がよい」、大法弟子が皆良い人で、権力者が法律を執行していることが法律に違反しているのだと、心の底から認識した。その後、彼は大法弟子に悪党を脱党する声明を出してもらい、輝かしい将来を選択した。

 河北省で、このような「610事務室」の警官がいた。彼はかつてよく他の警官と一緒に不法に大法弟子を逮捕し、そして大法弟子をののしったり殴ったりしてきた。彼は大法弟子と接する中で、一人の大法弟子がいつも彼に大法の真相を伝え、善悪にはその報いがあるという理を説明し、彼が善で大法に対処するよう啓発してきた。他の大法弟子とも接する中で、この警官は、法輪功学習者は、江沢民ごろつきグループが流したデマのようではなく、真に善良な修煉者であると気付いた。

 この警官は真相が分かった後、江沢民が行なった多くの国家の不祥事を叱責し、法輪功を修煉する良い人たちを迫害することを非難した。「もし中共の江沢民が命令を下さなかったら、私たちは法輪功学習者を捕まえない」という本音を言った。2004年の秋、彼が真相のVCDを見た後、天安門焼身自殺が法輪功を罪に陥れるために作られたのだと分かった。「VCDの分析がはっきりとしており、非常に道理に合っている。それに、共産党は、数十年来、権力のため、どれだけの嘘で民衆を騙してきたのか、まったく枚挙に遑(いとま)がなかった」と彼は言った。

 その後、彼は仕事中ずっと密かに大法弟子を守っている。2005年初め、公安局は、以前家宅捜査の時没収した大法の書籍、真相のVCD、ビラなどを焼却するよう命令を下した。彼は口実を作り参加しなかった。それからしばらくして、彼は残った何冊かの大法の書籍を全部家に持ち帰り、機会を探して大法弟子に手渡した。

 黒龍江省双城市新興郷新勝村の元村長・白玉庫は大法を迫害し、北京に陳情に行った学習者を不法に労働教養所、留置所、派出所に送り込み、刑罰を下したり拘留したり罰金を課するようにさせた。また迫害により体がきわめて虚弱になった視覚障害者の大法弟子を、手錠が肉の中にくいこむようにきつくはめて一夜も放置した。それによりこの大法弟子は血管が逆流し、頭がくらくらし、心拍が速くなり、呼吸が困難になり、よだれを流し続け、息絶え絶えになった。それでも手錠を少しも緩めることがなかった。

 その後、白玉庫は脳溢血にかかり、村長の仕事もできなくなり辞職した。彼はしだいに法輪功の真相が分かり、大法、大法弟子を迫害することをしなくなり悔い改めようとした。今は病気がしだいに回復し、体もしだいに健康になっている。

 東北のある県委員会の書記は、いつも、善の心をもって現地の大法弟子を守っている。市の「610事務室」の人はその県へ法輪功関連の仕事を検査しに行こうとした。この書記がそのことを知った後、最初はそれをとめようとしたが、その後「610事務室」の人はどうしても来ると言うので、書記は断れないのを見て、直ちに下の役人に「もし610の人が検査に来たら、お茶を濁すように」と段取りした。五年来、書記と数人の真相の分かった各レベルの役人は、ずっといろんな方法で大法弟子を守ってきた。この県は数年来いろんな自然災害がきわめて少なく、天候がずっと順調だった。

 生命の将来に関わる重大な事に関し、くれぐれも「頑迷に非を認めない」ことのないように、善を選択してください。

 10月9日に明慧ネットで発表された『法輪大法学会公告』には「天意に逆らう中国共産党の統治は崩壊寸前であり、迫害は続かない。邪悪に対する最終審判はますます近づいてきている。しかし、大法を伝えることは世間の人を救うためであり、社会の各階層の人士を含む。たとえ、かつて過ちを犯した人であっても、まだ悪を捨て、善を成す機会がある。以前罪を犯したことのある人が改めようと思えば、安全な情況下で保証書と懺悔書を明慧ネットあるいは各地の法輪大法学会へ送れば、保存することができる。過ちを改めたことを決心すれば、しばらくは追及せず、その後の行いを見ることにする」と述べてあった。

 見識のある人は次第に見極めてきている。『九評』の登場により、中国の民衆は中国共産党の本質および法輪功に対する迫害の邪悪さを、よりいっそう認識できた。共産党とその関連組織から離脱した人数は、すでに550万人を上回り、しかも毎日急速に上昇している。天が中国共産党を消滅することは歴史の必然である。神は必ずや大法に対して悪事を働くものを清算するに違いない。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/11/20/114891.html