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呼蘭刑務所:幅1、5メートルのベッドに12人を寝かせる

 【明慧ネット2005年12月12日】2005年3月9日、私は黒竜江省呼蘭刑務所集訓隊(注:集訓隊は集中訓練隊のことで、訓練の名目で実は拷問を行う。以下「集訓隊」と略す)に連行された。ここの警官は受刑者を利用して精神的、肉体的に法輪功学習者に対して迫害を加えているばかりか、さらにはベッドさえも迫害の道具としている。

 つまり幅1、5メートルのベッドに6、7人を強制的に寝させており、それが12人になるときもある。それはベッドが少ないからなのか、いや、警官はベッドが空いているのにも関わらず、わざと人を寝させていない。ここの人たちは呼蘭刑務所集訓隊を「人間地獄」とも言う。話によると呼蘭刑務所は黒竜江省の刑務所の中ではまだいいほうなのだ。3月9日、警官の事務室でかれらは私に囚人服を着るように強制した。「私は着ない、私は犯罪者ではない」と私は言った。午後のまる半日間を互いに争ったが、結局数人の受刑者は背中に「厳管」(厳格管理の意味)と書かれたオレンジ色のベストを無理やり私に着せた。

 呼蘭刑務所集訓隊で法輪功学習者に対する迫害は非常に残酷なものだ。先に「五聯保」を実施する。つまり4人の受刑者を選び、1人の法輪功学習者を監視させる、これで5人のチームになる。さらに受刑者を監視する受刑者に、その4人の受刑者を監督させる。法輪功学習者はお互いに接触できないようにするのだ。

 集訓隊は毎朝五時に起き、みんなで列に並んでトイレに行く。後の5分で必ず食事を終わらせ、そして、無理やりに座らせるか大蒜を剥がす作業を強いられる。昼食もとても短い時間で済ませられ、午後も午前と同じ、大蒜を剥がす作業を強いられたり、動かずに座らせたり、または刑務所の規則を暗記させる。暗記できなかったら怒鳴られるか、殴られる。夜10時になってやっと寝かせる。しかし、もし、課せられた作業の量に達していなかったら、寝かせずに夜遅くまで作業を強いられ、たった2、3時間しか寝かせない。

 寝るときの迫害はさらに人を激怒させるものだ。幅が1、5メートルのベッドに5、6人を寝させ、最大で9人、12人で寝かせられた時もある。体を横向きにしても寝にくいぐらいの状況としても横にならなければならない。足がとなりの人の体を押さえたり、となりの人の臭い足のにおいをかいだりするしかなかった。夏は横になるとすぐ汗でべたべたになってしまう。

 ずっと座らせられるままの長時間の作業は、休憩時間がまったくないうえに洗濯の時間も洗濯の条件もないために(洗面器や洗剤が全然ない)、皆の体にしらみができて服はほとんどしらみだらけだ。二段ベッドなので上のベッドから下にしらみが落ちるときもある。

 不法に監禁された法輪功学習者全員は修煉しない保証書を書かされる。阿城市からきた3人の学習者は集訓隊に来たとたんにひどく殴打され、保証書を書くよう強いられた。しかし、書かなかったので、この3人の学習者はそれぞれ4人の受刑者に監視された。朝5時から夜9時までずっと立たされ、夜の12時まで立たされたこともある。姿勢が少し歪んでもその監視する受刑者はすぐ暴力で「正す」。

 その後、強制的にずっと立たされたため、全身が浮腫し、食事さえできなくなった学習者がいる。一番長いもので一ヶ月も立たされ両足が浮腫し、さらには化膿し、立つことができなくなった学習者もいる。その間、保証書を書かないため、監視する受刑者にひどく殴打され、ベッドの下に入れられまた引きずられた学習者もいる。私たちはなぜ受刑者が勝手に人を殴ったりするのかと警官に聞くと、警官は余計なお世話だ、と答えた。


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/12/12/116355.html