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米国の大学で法輪功を紹介する大学教授(写真)

 文/李華

 【明慧ネット2005年12月19日】

法輪功を煉功しているマッケニイ教授

  20年の多忙な生活

 マッケニイ教授(Prof. Mary McKinney)は、現在ブロワード郡大学(Broward Community College)で宗教学を担当しています。彼女はキリスト教の家庭で育てられ、かつて、米国労働就業部の北フロリダ州の代表として、14の郡の職業訓練を管理していました。金銭と権力の満足感を得るために、20年間務めている間、休む暇がなく、超多忙で走り回っていました。

マッケニイ教授は学生と一緒に法輪功を学ぶ

 病中の反省

 1990年、彼女は、突然神経系の病気に罹り、足から徐々に上半身まで神経麻痺、寝たきり状態に陥って、ベッドで8カ月間の闘病生活を余儀なくされました。過去の自分の強さが影も形も無くなり、生命の弱さ、無力さを痛感した彼女は、神様の存在を信じるようになり、神様に祈りをささげました。 

 病気から回復した後、彼女は神学を勉強することを決心し、1994年、アトランタ神学センター(The Interdenominational Theological Center)に入学しました。3年間の大学院課程を修了して、同センターの教師に就任し、2003年にマイアミのブロワード郡大学の教授に転任しました。 

 法輪功との出会い 

 マイアミのブロワード郡大学の宗教教育の中に、伝統の宗教以外に社会で広く伝えられている信仰流派を紹介する授業があります。この授業の中で法輪功のことに触れましたが、あまり詳しく分かりませんでした。

 マッケニイ教授は法輪功の考え方をより多く知るために、法輪功の無料講習会に参加しました。講習会で法輪功の代表著書である『転法輪』を手に入れました。マッケニイ教授は法輪功の「真・善・忍」の原則に惹かれて、「これこそすべての正教の基本原則と価値観である」と感心しました。 

 学生に法輪功を伝える

 マッケニイ教授は学生の視野を広げるために、自分の信仰以外に、社会のほかの信仰流派にも知識を持つように学生に要求しています。そのため、マッケニイ教授は学外授業として法輪功学習者を招いて学生に法輪功のことを紹介してもらいました。この授業が好評を得たため、来春の授業スケジュールに法輪功の内容を正式に組み込むことにしました。「私の授業は、人々が皆回帰の道を探しており、人と人の間に寛容、善の心、相互理解が不可欠であることを学生たちに教えています。学生に寛容の精神を身につけさせることは、大学の教育宗旨の一つでもあるので、『真・善・忍』の原則はちょうど私たちに必要な準則である」とマッケニイ教授は語りました。

学生に法輪功を紹介する

 法輪功の反迫害運動について 

 中国で行なわれている法輪功に対する迫害について、マッケニイ教授は、次のように語りました。「私は自分の宗教信仰があり、『転法輪』を読んで、信仰の意味に対してより深く理解できました。法輪功のような純正の信仰がその発祥地で中共政権により残酷に迫害されていることは、とても信じがたいことです。信仰の自由は公民の最も基本的な権利の一つであり、空気を自由に呼吸することと同じように重要なことです。昔から、政治権力が信仰を迫害に利用することがありましたが、純正の信仰は人々に無限の勇気を与えることができます。6年来の法輪功に対する迫害と法輪功学習者の反迫害運動の過程は、まさにその素晴らしい実例です。これも私が法輪功を大学の教室に持ち込んだ主な理由です」。(訳文は原文からの部分省略と再編集がある)


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/12/19/116891.html