日本明慧


河北省610:暴行事件を隠蔽し、メディアへ「尋ね人」の掲載禁止令(写真)

 
 【明慧ネット2005年12月31日】年末に、河北省の610オフィス組織から地元の新聞社に対して「韓玉芝さん、劉季芝さんの尋ね人」の広告掲載禁止の通知があった。唐山の法輪功学習者は、唐山のメディアに対して、学習者たちが受けた迫害の真相および大法の素晴らしさを伝える手紙を出した。

唐山のメディアに「尋ね人」の掲載を禁止したことは何を意味しているのか?
——手紙の内容は次の通りである。

 新聞業界の皆さんへ

 最近、中共の唐山市610オフィスが新聞メディア各社に対して出した、2人の女性の「尋ね人」の広告掲載禁止の通達は、すでにご覧になったことと思われるが、何故610オフィスは理由の説明もなく、禁止の通達を出したか、正常ではないと思わないのか?

 実は、犯罪者が犯行の事実が暴露されることに怯えているからである。今回の禁止の通達の裏には、河北省?州市の警官が2人の女性に対して暴行するという事件があり、すでに世界の人々を驚かせている。事件の一部始終は次の通りである。

 その後、母親は、李彬(女性)、肖林(男性)という2人の警官に引っ張り出され、仕方なくハルビン刑務所から離れた。

 



*劉季芝さんからの訴え
       
 私は劉季芝(51歳)で、?州市東城坊鎮西瞳村の出身。私は低血圧で、心拍数の乱れ、足の痛みおよび椎間板ヘルニアを患っていたため、ベッドから降りることができなかった。1999年2月から法輪功を修煉し始めて1カ月後、椎間板ヘルニアの痛みが消え、家事ができるようになった。子供たちに「お母さんは短気でなくなって、優しくなった」と言われ、家族の仲もよくなった。しかし、その後間もなく、中共は法輪大法および法輪功学習者に対して迫害を始めた。ここ数年間、我が家も地元政府および派出所から絶え間なく嫌がらせを受け、平和な日はなかった。

めった打ちされた後のあざと傷 暴行後 さらに3000元の罰金
           

 2005年11月24日夜、610オフィスと派出所の悪人らは私の自宅に突然押し入り、私が自宅で法輪功を修煉しているとして、派出所へ不法に強制連行した。11月25日午前、警官・何雪健は私を彼の宿舎へ連れ出し、その時、部屋には3人がいた。警官・王増軍はベッドに横たわっており、610オフィスの王会啓は立っていた。何雪健はまず警棒で私をめった打ちしてから、私の胸に触ったり、乳首をつねったりしながら、シャツをあげて「...肌のきめが細かいな」といやらしい言葉を発した。そして、電撃棒で乳首を目がけて火花が散るほど電撃した。それから、私をベッドへ押し倒し、下着を脱がして暴行をしようとした。ここまで、610オフィスの王会啓はずっと現場で見ていたが、何雪健が私の下着を脱がそうとした時にその場を離れた。私は何雪健に対して「こんな事は絶対しないでください!…犯罪にはならないのですか? 道にはずれたことをしてはなりません! あなたはまだ若いし、私のようなお婆さんは見逃してください」と言った。しかし、私は何雪健に暴行されビンタを食わされた。部屋にいた王増軍はずっとベッドで一部始終を見ていた。私は泣きながら部屋を出た。悪らつな警官・何雪健は、続けて40歳過ぎの韓玉芝さんをも暴行した。

 11月26日、私の義理の父は3000元を集めて、派出所に渡してから、私はやっと解放された。私の2人の子供はまだ学校に通っており、雨が降らないため農家の収穫も良くないし、借りた3000元は私たちにとって非常に重い負担となった。


**********************************************************************


 現在、韓玉芝さんと劉季芝さんは行方不明となり、生死不明の状態である。彼女たちの夫は非常に憤慨しており、妻たちを心配している。しかし、610オフィスはそれに対して、尋ね人の掲載を禁止する通達を出して、犯罪を隠蔽しようとしている。
 この事実を知れば、人々はきっと驚くことだろう。真昼間に、部屋の中にも外にも人がいる状況下で、自分の母親と同年代の2人の女性に対して、連続して暴行をした獣にも劣る行為は、一般の人々には想像もできない。

 悪人・何雪健が良心をすっかり失っているのは生来のものなのか? いや、何雪健がここまで悪くなったのは、ある過程を経てから形成されたものである。その過程とは、江沢民と中共が法輪功に対して人権を踏みにじり、政府の上部から下部まで徹底して犯罪を扇動し隠蔽し、6年間にわたって迫害し続けた過程である。

靴ブラシの柄を使って女性の下半身を突く

*江沢民は中共の権力を利用し犯罪行為を起こす

 1999年「4.25 万人の平和的陳情」事件をさかのぼって見れば、当時の総理・朱鎔基はすでに平和的に解決し、政府は人々の煉功活動に干渉しない約束まで公開した。しかし、江沢民はその約束を破り、政治局7人の内、6人の常任委員が反対しているにもかかわらず、憲法を無視し、全国にわたる弾圧および迫害を断行した。そして、人々がその弾圧に嫌気がさした時、中国国内および海外を驚かす「天安門焼身事件」を捏造し、人々に法輪功に対して憎しみの感情を生じさせた。国際教育発展組織(IED)は「天安門焼身事件」は中共政権が罪を法輪功に転嫁するために捏造したものであるとし、すでに国連で声明を公表した。江沢民が犯したすべての犯罪は、中共社会全体が法律を無視する現状を作ってしまったのである。

*政策的に犯罪を指示:「どんなに虐待しても度を過ぎる事はない」、「死亡者の身元は確認せず、即火葬」

瀋陽市魯迅美術学院・高蓉蓉さんは顔面にひどい電気ショックを受け、のち惨殺された


 中共の独裁者・江沢民は「共産党が法輪功に勝てないということは信じられない」、「名誉を汚し、経済を破綻させ、肉体を消滅させる」のスローガンから「虐待して死亡した場合は、自殺とみなす」、「身元の確認はせず、即火葬」、「どんなに虐待しても度を過ぎることはない」までエスカレートした。江沢民と中共の放任、庇護下で、拷問などの悲惨な事件は毎日のように発生している。

 2005年5月13日、重慶市の警官は大衆の面前で重慶大学の女子研究生で、法輪功学習者・魏星艶さんをレイプした。同事件を暴露した大学側の教師は「国家機密漏洩罪」で、重刑に処された。

 2000年10月、遼寧省馬三家強制労働収容所では、18人の女性法輪功学習者を裸にして、男性監房に入れレイプさせた。

 2001年5月14日、北京の警官は、女性法輪功学習者をめった打ちした後にレイプした。

 2001年、河北省?台の警官らは、数人の女性法輪功学習者を輪姦した。 遼寧省大連強制労働収容所では、悪らつな警官が女性法輪功学習者を裸にし、両手両足を大の字にして手錠と足かせで固定し、性器へ唐辛子を詰め込んだり、モップの柄やブラシの柄などの固い棒を強く差し込んだりした。被害者たちは激痛と大量出血を伴い、後遺症となった。
 学習者たちは精神病院へ強制的に連行され、不明の薬物を注射されたため、意識が朦朧状態になった。

 現在まで、少なくとも2,791人の法輪功学習者が迫害されて死亡し、少なくとも6,000人が不法に刑を言い渡され、10万人を越える法輪功学習者が不法に強制労働をさせられている。これは前例のない大規模なジェノサイドの大災害である。

*犯罪を奨励、庇護し、犯罪者を厚遇

 法輪功学習者を生きたまま殴打して死亡させた犯罪者は、中共に「先進的な模範」とされ、共産党へ入党させ幹部に抜擢し、多額の奨励金を出して迫害への参与者とした。遼寧省馬三家強制労働収容所がいい例である。司法部は同収容所に対して、特別に100万元(約1300万円)の奨励金を支給したという。同収容所の女性悪人・蘇境は「一級英雄」として、奨励金5万元(約65万円)を受け取った。江沢民のごろつき集団は中共を操縦し、多くの政府職員や警官たちは目先の利益に目がくらみ、人間性も良知も失い、中共悪党の共犯者となってしまった。

 すべては中共悪党がなしたものである。数年前に広州天河拘置所で大学生・孫志剛さんを死亡させた事件もそうである。

*唐山市での虐待事件

 中共の唐山市委員リーダー・陳満は、一度、何雪健が人を死亡させても「転向率」を実現しなければならないと言った。そのため、99年7月、迫害開始以来、すでに55人の学習者が中共唐山の政府関係者に迫害され死亡した。

 610オフィスは劉素軍さんを洗脳班へ行かせようとし、妊娠していた7カ月の胎児を強制的に堕胎させた。

 学習者を精神病院や安康病院などへ強制的に連行し、不明の薬物を注射させて心身ともに苦しめた。

 遵化堡子店鎮旧砦村の孟金成さん(50歳)は法輪功を学ぶ前は、両手から杖を手放せない身体障害者だったが、法輪功を修煉してから杖も要らずに歩けるようになった。孟さんは2003年7月7日、遵化610オフィスに不法に強制労働させられ、受刑者らにめった打ちされて死亡した。

 孫建忠さんは骨に達するまで釘を打たれ、鼻や口から便と尿を無理やりに詰め込まれた。

 女性学習者・孫靜さん(19歳)は玉田公安局が放した犬に咬まれ、その後めった打ちされて死亡した。

 荷花坑強制労働収容所の610オフィスの主任・高永敬は、法輪功学習者が死亡するまで迫害を続けると何度も気が狂ったかのように叫んだ。

 開平強制収容所の悪らつな警官・王建忠は、法輪功学習者・董樹桂さんに向かって「江沢民は生き埋めにせよと言っている。あんたが最初の人だ」と二度も叫んだ。彼らの残虐さと凶悪さはこれでも分かる。

*法輪功に対しての受け止め方は、海外と中国国内とで大きな違いがある



 法輪大法はすでに78カ国および地域に広がり、『転法輪』など大法に関する著作も30数種類の言語に翻訳された。98年、国家体育委員会は統計で7,000万人が大法を修煉していると発表した。現在、世界中で修煉している人は1億人にまで達しており、台湾だけでも40万人を超えている。国籍や種族にかかわらず、すべての修煉者は大法から恩恵を受け、健康な体と道徳の昇華を得ることができた。そのため、これらの国々は法輪大法を高く評価し、すでに1,337回にわたる表彰および奨励を受けている。しかし、中共政権下では、真・善・忍を信仰する善い人たちが侮辱され、拷問され、甚だしきに至っては虐殺されている。我々は、これらの違いについて深く考えるべきではないか?



*遅かれ早かれ、善悪には最終的にそれなりの報いがある

 12月2日、国連の「拷問問題」特別調査委員は中国での現地調査を終了し、北京で記者会見を開き、中共に対して全国至るところでの拷問の濫用を譴責した。世界各大手メディアは同報告を次々と報道した。江沢民ら中共側で法輪功の迫害に関与した多くの職員は、既に世界各国で提訴されている。江沢民は米国、ベルギー、スペイン、ドイツ、韓国、ギリシャ、オーストラリア、台湾、ニュ—ジーランド、オランダ、チリ、ベルーなど十数カ国および地域で提訴され、法輪功の迫害に関して、すでに48件は法的手続きを行っている。共犯の羅幹、曽慶紅、李嵐清、趙志飛、劉淇、夏徳仁、薄熙来、宋法たん、徐有芳、陳至立、蘇榮などの政府職員も多くの国家および地域で告訴された。そのうち、趙志飛、劉淇、夏徳仁はすでに有罪判決が下された。2004年11月、中共の甘粛省委書記・蘇榮はザンビアへの訪問期間中に提訴され、のち密かに国境を越えて逃げた。

*人々は正と邪、善と悪の中で自らの未来を選択する

 中華民族の1人として、知識と理性を有するジャーナリストとして、善に従い、天理の約束の下で、邪悪と善良の中から未来を選んで欲しい。なぜなら、いかなる邪悪の組織も神の下で裁かれるからである。

 この新旧の紀元を交代する時期に、人間は正と邪、善と悪の中で自らの未来を選択している。我々は、メディアに従事するすべての人々に対して、公正に行うよう望んでいる。あなたや勤務先の同僚に、素晴らしい未来があるよう祈っている。

 韓玉芝さんと劉季芝さんのお二人が一日も早く一家団欒ができるように祈り、迫害されたすべての法輪功学習者や善良な人々に、暴政のない、自由な信仰、健康のためにトレーニングや煉功ができる国での生活が保持されるように、本当に自由で清らかな空気の中でいられるように祈る。法輪功学習者たちが払った無限大の公正と無私の下、その日はそう遠くはない。



(中国語:http://big5.minghui.org/mh/articles/2005/12/31/117670.html