日本明慧


その瞬間、私達の心は通じた

 文/ドイツ大法弟子 軽舟

 【明慧ネット2006年1月24日】ある日、ドイツの著名な観光都市・ローテンブルクで、私は息子の後ろから、はあはあとあえぎながら「ちょっと待って!」と、中国語で息子を呼んでいた。息子はスケートボードに乗っていて、坂に沿って滑り降りて行き、坂の下に着いて私を待っていた。

 息子の横には一組の日本人観光客が立っていた。その中には、見た目は60、70歳くらいの一人の女性がいて、にこにこしながら私達をみていた。またとてもぎこちない中国語で私の息子に「お母さんを、待ってあげてね」と言った。私も、知恵を絞って、二つくらいの日本語を考えて彼女に挨拶した。その女性はとてもつたない中国語で私と話し合った。

 彼女は小さいとき、中国の東北で過ごした日本人の残留孤児だった。戦後東北に残っていたが、後になって日本に戻って行ったため、中国語は殆ど忘れていた。私は、出会うということは縁なので、どうやって彼女に、中国で法輪功が中共に迫害されている真相を伝えようか考えた。私の手元には日本語と英語の真相資料がなかった。そこで、私はなるべく簡単な言葉を使い、また彼女が理解できるように、同時に紙に字を書いた。私は彼女に、共産党は悪いことをしている、法輪功を迫害している、法輪功は真善忍を修煉し、良い人になる、と教えた。彼女はひたすらうなずいていた。私が法輪大法は素晴らしいと言うと、彼女も私に従って、法輪大法は素晴らしいと言った。

 突然、彼女は私の肩を抱えて、とても興奮して、「法輪大法は素晴らしい!法輪大法は素晴らしい!法輪大法は素晴らしい!」と、そのわずかな時間に私の言った言葉を繰り返した。その瞬間、私は、私達の心は通じたと感じた。如何なる言葉の隔たりもなく、まるでずいぶん前からこの瞬間を待っていたようだった。彼女はまるでなにもかも分かっているようだった。心の底から大法を呼んでいた。別かれた後、私は彼女がとても興奮して、友人たちに先ほどのことを伝えているのを見た。

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2006/1/24/119325.html