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天津市双口労動教養所の悪警の残忍悲道な行為

 文/天津大法学習者

 【明慧ネット2006年1月30日】天津市双口労働教養所は、天津各地のすべての法輪功の男性学習者を不法に拘禁している悪の巣である。99年7月20日以来、不法に拘禁されている法輪功学習者の中には、幹部、労働者、農民など各階層の庶民がいる。一部の悪警らは、法輪功学習者に対する迫害を出世の機会と金儲けのチャンスと見なし、教養所の中で気が狂ったかのように法輪功学習者を迫害した。

 その迫害が最も深刻だったのは2003年以前に遡るが、5大隊で指導員をやっていた楊指導員とその後の常指導員及びトウ隊長と杜隊長(30歳近く)、その他の各大隊の悪警らは減刑を条件に刑事犯を利用して迫害を強化した。ここの刑事犯は悪くなればなるほど悪警らに重用されるという。これらの犯罪者らは、悪警らの扇動下で「5大隊は当時重慶の渣滓洞」であると公然と言いふらし、法輪功学習者を打ち殺しては穴を掘って埋めるという残酷さだった。彼らはいわゆる「転向」の目的を達成するために様々な手段を使い尽くした。例えば、長期にわたり睡眠を取らせない、ある隊はこのような状態がなんと半月あるいは1カ月にわたって続いていた。多くとも毎日2時間から3時間の睡眠しか許されない。時には休むことなく昼間にかけて強制労働をさせられ、しかも罰として一晩中立たせられることもあるという。

 悪人らはいつも夜を選んで拷問を行い、その方法は多種多様である。例えば、強制的に法輪功学習者に座禅を組ませて地面から1尺もない高さのベッドの下に詰め込んで、頭部だけを外に出して、両腕は空中に垂らして地面に触れないようにする。ちょっとでもずれると靴底で学習者の頭部を強く叩きつける。監視期間中は水さえ供給しない。ある学習者は食事の後片付けの時水一本をもらってきたことが原因でめった打ちされ、トイレの使用さえ禁じられたことがあるという。ある学習者はこのような苦痛に我慢できず、トイレに逃げ込むが、結局棍棒によるめったうちを避けられるどころか、かえって、氷水までかけられるという。

 暑中でさえ長期にわたり入浴が許されず、しばらくして学習者たちの身に疥癬ができた。

 悪警らはまた悪い知恵を働かせて学習者全員に服を脱がすようにして強制的に日差しに当たるようにした。それがなんと終日にわたり、水も飲ませず、トイレにも行かせないという。何日経ってある学習者は足の下の部分が全部潰爛をおこし、体中広面積の疥癬、しかも両手までに蔓延した。化膿した部分から黄色い液体が流れ出る。このような状況であるにもかかわらず、毎日強制労働を強いられ、その作業が手を使う豆食品加工業である。大手レストランやホテル及び飲食店で使う割り箸のほとんどがこのような作業環境下で生産されるという。

 強制労働の時、悪警の隊長は犯罪者を利用して法輪功学習者を監視管理するというが、いつも手には棒を持っていて、ちょっとでも動きが遅くなるとその棒で殴りつけるという。

 ある学習者は長期に亘って睡眠が不足し、強制労働中居眠りをしていつも殴りつけられる。ある学習者はお尻の部分が膿腫していて座るに座れない状態のため、ひざまずいた状態で強制労働を強いられる。強制労働が終わると今度はまた「馬に乗る」という刑罰を受けるという。それは背中を入り口に向けて座らせてちょっとした動きも許されず、もし、ちょっとでも動いたら後から殴ったり蹴ったりのめったうちをされる。大半の学習者のお尻に潰爛と吹き出物ができていて、「馬に乗る」時の痛みといったら想像がつかないものである。血膿がズボンにくっついていて、立ち座りを繰り返す度に引き裂くような痛みが学習者を苦しめる。

 長期に亘る傷の痛みにより、多く法輪功学習者の体は変形した。上半身は猫背になり、下半身はびっこを引くようになった。このような状況にもかかわらず、悪警らは学習者みなを集めて集団長距離競走を強いる。その後若手の杜指導員は悪質な方法を考え出して、みんなに傷を治療して上げると言って、犯罪者に指示して法輪功学習者をしっかり押さえつけてブラシのようなもので傷についているかさぶたをこすり落として、冬場なのにその上から氷水をかけるようにした。二日ほど過ぎて新しいかさぶたができるとまた強制的にこすり落とすなど学習者たちの傷口からは鮮血のたれ流し、その痛みに耐えられず声を出して叫ぶ学習者もいたという。聞こえの良い「治療」という言葉を使って、実際は薬などまったくつけてくれない。60歳、70歳を超える老人でさえ見逃さず、特に寒い冬に法輪功学習者に冷水浴を強いる。全身傷だらけの上、冷水までかけられて高熱を出しても強制労働に参加しなければならないという。

 悪警らはすべての法輪功学習者に犯罪者をつけて寸歩も離れず監視を行っていた。学習者の間で言葉を交わすことが許されず、もし話し合っている場面が見つけられたら洗面所に引き入れられてすでに用意してある棒で(長期にわたって水につけてある)めった打ちされる。学習者たちは体の膿腫が原因で部屋の中のものに手を触れることが一切禁じられているという。もしちょっとでもものに手を触れると殴りつけられるなど寝るときもベッドは使えず、下に板を敷いて寝るという。一時期は板の使用さえ許されず、仕方なくインスタントラーメンの紙ボックスをやっと見つけて下敷きにして寝る。朝起きてそれを隠しておいて次にまた使うという。監視室には人を苦しませる多くの「規定」があってものを取られても決して口に出せず、何時も理由もなく蹴られたり殴られるなどの滅多打ちをされる。

 毎日朝5時前に起こされて夜の11〜12時まで強制労働を強いられる。輸出製品を生産する時は(例えば生け花)夜、残業を強いられるが上からの検査を恐れて、いつもトイレと洗面所に追い込まれて、汚い地面のいかなる労動条件も整っていない情況下で生け花工芸の仕事を進めるという。夜はみな集団で列を作って、片足をひざまずいて隊長に挨拶をさせられる。ある時、拒否したため、解散後事務室に呼び付けられて、杜という隊長からゴム棒でめったうちをされた。その後はまた2人の刑事犯を呼び付けて、続けて暴力を加えた。

 毎月の面会日はいつも制限される。拷問を受けるとき負われた傷がよくなってからやっと家族との面会が許される。毎回の面会は多くの隊長らの監視下で親族と話し合わなければならない。労動教養所の中での暴行のことが外に漏れてはいけないと毎回の面会がおわると、杜という隊長は自ら学習者のものに手を出して全部検査を行うという。もし、学習者の誰かがメモ隠しでもすると間違いなく、電撃拷問が加えられる。

 「転化」率のノルマを完成するため、悪警らは15万ボルトの電撃棒を購入して法輪功学習者に対して迫害を強化した。真相を覆い隠すために用心棒らはわざとラジオの音量を最大にしておいて、交替で電撃棒による迫害を続ける。恐怖の日々の中、ある学習者は残虐な体刑に辛抱し切れず、壁にぶつかったり、手首を切ったり、それは凄惨で見るに忍びない。2003年の旧暦の正月後、「転化」を強いるために邪悪らは、専門チームまでを設けてその残虐さは増した。ある常という指導員は特殊な手法を使って残業をさせる時や電気拷問をする時人に聞こえないようにするためにテープ・レコーダーの音量を最大にしておくという。

 ある日、法輪功学習者の朱剛さんは殴られて顔が腫れ上がり、目も開けられなくなって、本人の確認さえできないほど変わり果てた酷い様子だった。それは、みんなが強制労働に出掛けた後刑事犯を使って靴底で叩くように指示したことだという。トウという隊長は「悪いものが悪いものを殴るさ」と言い、その後はその刑事犯を他のところに移動させた。

 労働教養所は更に卑劣で、更に下品な手段を持って学習者たちを迫害した。かつて明慧ネット上で暴露したことのある南開大学の唐堅先生がこれらの残虐な迫害を受けて死に至ったのである。周向陽さんもかつてこのような残虐な体刑を受けたことがあり、現在彼の父親の周振才さん(60歳)が双口労働教養所に不法に拘束されている。

 以上の内容は双口労働教養所から出て来てから記憶をたどりながら書いた迫害事実である。私が述べたのはたくさんの迫害事実の中のほんのわずかな一部分に過ぎず、双口労働教養所が学習者に犯した犯罪はこれらだけに留まらない。現在、依然として多くの学習者がその中で非人道的な虐待を受けている。これらの人権侵害の事実が国際社会の関心を引き寄せることを期待してやまない。

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/1/30/119760.html