日本明慧


人心を放下してから、初めて人々を救い済度できる

 文/大陸大法弟子

 【明慧ネット2006年2月5日】私は失業した後、夫の勤務先で販売カウンターの仕事を請負った。大法に出会うまでに、私は利益に対する執着が特に強く、非常に利己的な人間だった。修練してから絶えず大法を学び、個人商店の経営環境において、私は利益に対する執着心をかなり取り除いており、公平な取引ができるようになった。今の時代、架空の売買や偽領収書の作成は普遍的現象となっており、私は正法を修めている以上、すべての不正なものを正さなければならないと感じ、自分自身から始めることが必要であると考えた。私は領収書を発行する際、必ず実数に従って行っている。私の行動を理解できない顧客に対して、「私には信仰があり、真実を話すのだ」と説明し、さらにその機会を利用して、法輪功が迫害されている真相を伝え、多くの縁ある人は真相が分かり、法輪大法が素晴らしいと言っている人もいる。

 大法が迫害されたこの数年間、私は仕事先でも法を学び、自分を厳しく律し、各種の方法を用いて勤務先のトップや、同僚に対して、中共が法輪功を迫害する真相を伝え、皆さんが大法に対する認識を正しくした。一部の人は自発的に真相資料、DVDを求めるようになった。仕事が始まってからは、カウンターの同僚が発正念の時間さえ教えてくれた。また、店に私服警官がいれば、同僚が私に注意するように教えてくれる。私はそれまで、ゆとりのある環境にいたのだ。

 しかし、私は夫に対してあまり真相を伝えていなかった。夫は仏教を信仰しており、自宅にわけの分からないものを沢山祀っている。私は修煉してから、それらの位牌などを捨ててもらったが、幾つかの仏像、各種のお経、DVD、テープなどが残された。私は精進せずにリラックスしたあまり、夫が私に対して仏教を信仰するように勧めてきたときに、自分の正念が不足していることに気づき、自分に隙ができて、魔が隙に付け込んできたことが分かった。私は夫に対して、「自分は法輪大法しか修煉しないのだ。李先生の説法に従って修めるのだ。修煉は専一にしなければならないのだ」と話した。私は決して夫に邪魔されてはならないと考え、こころを静めて法を学び、発正念して夫の背後にある大法を邪魔するすべて邪悪素因を取り除き、すべての黒い手、卑しい鬼を解体した。

 ある日、私は夫に対して、持っているそれらのものを捨てるように勧めた。夫が家を出たときに私はそれらのものを全部処理し、学習者の家を訪ね、皆さんと一緒にその件に対して発正念をし、師父に加持するようにお願いした。帰り道で、私は黙読した。「正しい正念正しい行い 精進して止まない 法を乱す鬼を根絶し 衆生に善をもって接する」(『正神』)。自宅に着いたときに、夫はまるで何事も起きていないかのように私を迎えた。夫はさらに、家事を手伝い、隠した大法の書籍、テープも全部戻してくれた。夫は、正法の仕事も邪魔しなくなった。

 法を正す情勢が絶えず変化する中で、私たち大法弟子は真相を伝えることにおいて、人々に悪党から脱党するようにさらに勧めなければならないと考えた。これについて、私はまず自宅から行った。私の義理の父親は、中共が政権を取る前から悪党に入党していた古い党員で、これまで普通であれば、給料はすでに何度か上がっているはずなのに、実質上は上がっていなかった。しかし、長期にわたっても回答がなかったため、義理の父親は激しい怒りを抑えられなくて、小脳萎縮病に陥ってしまった。父親は意識がはっきりしているときに、私は脱党の話を勧めたが、うまく行かなかった。その時、私は常人の考えが生じ、父親も年老いているし、頭もはっきりしていないし、脱党しなければそれで仕方がないと、あきらめようとした。

 しかし、ある日、父親が自宅でいくら捜しても、見つからない党のバッチを求めるために労働局へ出かけようとした。私は、これは決して偶然ではないと考え、父親に対して「共産党は人民のことをまったく考えていないし、汚職腐敗をしているし、人権を踏みにじり、良い人を迫害し、すでに民心を失っているのだ。お父さんは1949年前に入党した軍人で、政策によると給料をもらえるのにもらえていないし、病気になっても党は面倒を見てくれない」と話した。父親は話しを聞き、頷いた。そして、これまでに党費ばかり引かれていた共産党を脱党した。

 上述の通り、私は本当に大法の威力を感じた。そして、法において法を認識することだけが、問題を正しく処理できる方法だと新に認識した。

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/2/5/120164.htm